データフィード広告の仕組みと運用ポイント

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 ユーザーに最適な広告を配信できるデータフィード広告はWeb広告の中でも有効な手段として多くの企業が導入しています。本記事ではデータフィード広告の特徴や仕組みについて解説します。

データフィード広告とは?仕組みと使用される用語

データフィード広告とは複数の広告配信媒体(Google、Yahoo!、Facebookなど)にデータフィードという仕組みを適用させデータを自動で変換し配信してくれる広告サービスのことを言います。

データフィード広告の仕組みの前に言葉の整理をさせてもらいます。データフィードとは、「自社の商品のデータを、広告配信先のフォーマットに変換して送信する仕組み」です。

データフィード広告の構造

用語説明
商品フィードサイトの全ての商品についての情報(商品ID、商品名、商品画像、価格、色など)を含む商品リストファイル。倉庫のようなもの。
 データフィード

商品フィードを、広告配信先のフォーマットに変換して送信する仕組み。

 データフィード広告複数の広告配信媒体に、データフィードという仕組みを適用させ、データを自動で変換し配信してくれる広告サービス。

例えば、ECサイトを例に普段私達はECサイトで買い物をするとき、サイトに訪問し商品を閲覧します。データフィードは、ユーザーのサイト訪問履歴や閲覧商品の履歴データを広告配信先のデータフォーマットに変換・連携することができます。

経験がある方も多いとおもいますが楽天やAmazonで商品ページを閲覧後、別サイトでもその商品の広告が出てくるのは、データフィードがあるためです。

この仕組みにより、過去に一度見た商品や関連商品を抽出して広告配信ができるので成果の向上が図れるのです。

つまり、データフィード広告とは、「複数の広告配信媒体に、データフィードという仕組みを適用させ、データを自動で変換し配信してくれる広告サービス」です。

閲覧商品や関連商品を抽出して広告配信ができるので、広告運用の利便性が向上します。


データフィード広告の市場規模

ビカム株式会社と株式会社デジタルインファクトの調査によると2020年には1,507億円の市場規模になると予測されています。

データフィード広告の市場規模

データフィード広告市場規模(広告商品別)2014年~2020年 単位:億円
(引用:データフィード広告調査資料2016年版|Become)

大手広告配信企業が提供する広告商品を中心に、引き続き順調な需要拡大が見込まれている様子です。ダイナミックリターゲティング広告が配信メインであるディスプレイ広告の需要は今後も引き続き順調に拡大(2018年862億円、2020年1,208億円)、商品検索、求人検索を含む検索広告の需要も拡大しています(2018年228億円、2020年299億円)。

広告主の業種

データフィード広告市場規模(広告主業種別)2014年~2020年 単位:億円
(引用:データフィード広告調査資料2016年版|Become)

今後もやはりEコマースが広告出稿の主流業種となると考えられるも、新たに動画や電子書籍などのデジタルコンテンツを提供する企業の拡大も期待されています。

データフィード広告の種類と媒体

データフィード広告は、主にGoogleショッピング広告、Google動的リマーケティング、CriteoやFacebookダイナミック広告があげられます。

各広告の特徴を見ていきましょう。

Googleショッピング広告(旧商品リスト広告)

Google検索やGoogleショッピングで商品を検索したユーザーに対して画像や商品名・価格・店舗名などを表示するデータフィード広告です。ユーザーの検索ワードに合わせた商品画像がテキストと一緒に表示されるのが特徴です。広告枠も大きく、表示のインパクトがあることからユーザーからクリックされやすい傾向にあります。

※出典:Google広告


Googleショッピング広告:https://support.google.com/google-ads/answer/6275294?hl=ja

Criteo

ユーザーが閲覧した商品やサービスに応じて一人一人にマッチしたバナー広告をリターゲティングで表示するディスプレイ広告。

ディスプレイ型データフィード広告のなかでも、動的リターゲティング分野で人気サービスのひとつがCriteoです。

人気の背景には優秀な配信アルゴリズムと配信ロジックを形成する莫大なデータ量があること、第三者媒体としてYahoo!面(YDA)に配信が可能などが挙げられます。

・Criteo:https://www.criteo.com/jp/

Google動的リマーケティング

Criteoよりも後発のサービスですが利用者が多いGoogle動的リマーケティング。

主な特徴は低予算からの出稿ができることやユーザーが使用する閲覧媒体に合わせた広告を表示が可能などが挙げられます。

関連記事:GoogleAdWordsの動的リマーケティングとは?関心の高いユーザーを集客 | PINTO! by PLAN-B

Facebookダイナミック広告

Facebookのフィード、Instagram上にデータフィード広告を配信できる広告メニューです。人ベースの高精度なターゲティング、独自のレコメンドアルゴリズムなどで高い効果が挙がっています。

ダイナミック広告

関連記事:Facebook広告のダイナミック広告について|設定方法から注意点まで | PINTO! by PLAN-B

データフィード広告のメリットとデメリット

ここまでの説明でもデータフィード広告に成果が期待できると感じられているでしょう。

データフィード広告の特徴を改めて振り返り、実施に向けた準備を進めていきましょう。

メリット

ユーザーの興味関心分野に近い広告を表示することができる

商品検索や求人情報などのユーザーニーズを汲み取り、マッチングして配信してくれます。

コンバージョン率が高い傾向にある 

興味関心が高いユーザーへ配信ができるため獲得数や獲得率を上げるには有効的な配信手段となっています。

データ変換のコストを減らせる

商品データを複数の広告配信媒体に合わせたフォーマットに自動変換し配信可能。媒体ごとの細かな広告設定が少なく運用コスト減らすことができます。

デメリット 

配信準備が必要

自社が保有するデータを元に配信媒体のフォーマットに合わせフィードを構築する必要がある

定期的にメンテナンスが必要

データフィードは常に新しい商品情報を表示するために、定期的にメンテナンスを行う必要がある。

簡単ではありますがこれらの特徴により、通常の検索広告、ディスプレイ広告以上の成果が期待できるでしょう。通常の広告は広告配信側からの一方的な広告配信になりがちですが、データフィード広告はユーザー側にも価値のある情報が提供されるので、両方のニーズがマッチした広告配信と言えるでしょう。このようなマッチングにも拡大の要因があると言えます。

データフィード広告の活用ポイント

データフィード広告に限らず、広告がどのように表示されるかは重要な事項なのですが、検索連動型広告のテキスト広告では文字数制限の中で表現するという当たり前なルールの中で表現するのに対して、データフィード広告では商品画像とそのタイトルが主な訴求となることから、あまり考えこむ事も無くデータフィードを生成しがちです。

どのように表示がされるのか

どのデバイスで表示しているか、どの位置に掲載されたかによって、表示形式が変わってきます。

パソコンでの表示

パソコンの場合は、「ページの右側上部」または「ページの上部」に表示され、「5列表示」「4列表示」「3列表示」「1列表示」のいずれかで表示され、

「ページ右側上部」に表示された場合は、掲載商品数に応じて2段に拡張される場合があります。

ページの右側上部に表示されるパターンとしては、「4列表示」「3列表示」「2列表示」「1列表示」が主となります。

ショッピング広告の場合【ショッピング】のタブを選択することで「ページ上部」と同様に表示がされます。

スマートフォン(タブレット)での表示

スマートフォンとタブレットの場合はカルーセル表示となります。ユーザーが利用する端末で異なりますがiPhoneXの場合だと以下の画像のように表示され商品の画像をスワイプして選ぶという形式になります。

よく見る「…」の表示 文字の超過(切り捨て)を防ぐためには

「商品名」で表示されるテキストの文字数は長いと「…」と省略されることもしばしば見受けられ、このよな文字の超過(切り捨て)を防ぐには、最大文字数を超えないように修正しましょう。文字数の推奨は媒体によって違いますが今回はGoogleショッピング広告の推奨を参考を紹介をさせていただきます。

商品名

商品名には最大で半角 150 文字(全角 75 文字)まで使用できますが、ショッピング広告と無料商品リスティングでは半角 70 文字までしか表示できないため、できるだけ半角 70 文字以内にすることをおすすめします。

商品の説明

商品説明には最大で半角 5,000 文字(全角 2,500 文字)まで使用できますが、ショッピング広告と無料リスティングでは商品説明の文字数が限られるため、半角 500~1,000 文字程度に抑えて、サイズ、素材、対象となる年齢層、特徴など、特に重要な情報を最初の半角 160~500 文字に記載することをおすすめします。説明は標準の文法ルールを守り、文末には句点を付けてください。

宣伝されている商品が何なのか、他の商品とどう違うのかを買い物客が判断できるように、短くても商品情報を適切に伝えられる商品名と商品説明にすることが重要です。

データフィードは毎日更新する

データフィードは商品在庫のあるなしにかかわらず毎日更新を心がけましょう。

商品リスト広告の場合、商品の新規販売開始、販売終了、在庫切れ、再入荷は当然のことですが、常に在庫がある商品しか扱っていない場合でも、商品単位で最終更新から30日を超えると「期限切れ」というステータスとなり、商品リスト広告に商品が掲載されなくなります。いずれにせよ定期的にメンテナンスを行わなければなりません。

まとめ

データフィードを活用し広告成果を上げるには、データフィード広告の仕様と広告が表示される仕組みを理解した上で保有する商品情報を毎日地道に更新し続ける必要があります。とても大変な作業となりますが、データフィードを自動的に形成するシステムも存在しますので気になっていただけましたらお問合せをおねがいします。