Google、新たな「People’s Insights」機能をテスト中– 先週の最新SEO情報まとめ(2024/10/19~)

Google、新たな「People’s Insights」機能をテスト中– 先週の最新SEO情報まとめ(2024/10/19~)
SEO動向レポート|2024年9月度
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PINTO!編集部:山本です。今週もSEO最新情報をお届けします。

サイトリンク検索ボックス機能の廃止を発表

Googleは、サイトリンク検索ボックス機能を11月21日に廃止すると発表しました。サイトリンク検索ボックスとは、検索結果ページから直接サイトやアプリを検索できる機能です。

Googleの発表によれば、廃止の主な理由は使用率の低下であるとのことです。廃止によるランキングへの影響はありません。

どんな対応が必要?
結論から言えば、特に対応は必要ありません。サイトリンク検索ボックスの構造化データを設定している場合でも、Googleは無視するので削除しなくて大丈夫です。

削除する場合、Websiteの構造化データ(サイトリンク検索ボックスの要素を含んでいる可能性がある)は有効である点に注意をしてください。対応する要素のみ、削除しましょう。

「People’s Insights」をテスト中

Googleは、People’s Insightsという新しいセクションの表示をテストしているようです。

ユーザーは時に(特に医療系などのジャンルでは)、「実際の体験談が知りたい」「同じような状況の人の声を聞きたい」といった非専門的なことを知りたいときがあります。People’s Insightsでは、そのようなクエリに対して、Reddit(アメリカ発祥のSNS)での投稿やQ&A形式のコミュニティサイトでの回答内容を表示しています。

また、”This is for informational purposes only. For medical advice or diagnosis, consult a professional.”(訳:これは情報提供のみを目的としています。医学的なアドバイスや診断については、専門家にご相談ください)という免責事項も併せて記載されています。

URLパラメータのベストプラクティスを明確化

Googleは、URL構造のドキュメントにURLパラメータのベストプラクティスを追加しました。URLパラメーターとは、ECサイトやポータルサイトで絞り込み検索をしたとき等に付与されるURLです。

例:https://suumo.jp/jj/chintai/kensaku/FR301FB004/?ar=030&bs=040&ra=013&rn=0005SUUMO

 

追加された項目の概要は次の通りです。

  • URLパラメータを指定するときは、次の共通エンコーディングを使用する
  • 等号 (=) を使用してキーと値のペアを区切り、アンパサンド (&) を使用して追加のパラメータを追加する
  • コロン(:)、カギ括弧([ ])、カンマ(,)は非推奨

OK例)
https://example.com/category?category=dresses&sort=low-to-high&sid=789

NG例1)
https://example.com/category?[category:dresses][sort:price-low-to-high][sid:789]

NG例2)
https://example.com/category?category,dresses,,sort,lowtohigh,,sid,789

非推奨のURLパラメータを使っているとクローラに問題を引き起こす可能性があるため、早めに修正することをおすすめします。

【小ネタ】最近よく聞く、ブランドオーソリティ(Brand Authority)って?

ブランドオーソリティ

最近SNSでも話題になる「ブランドオーソリティ(Brand Authority)」。聞いたことあるけどあまりピンとこない、という方も多いのではないでしょうか。

ブランドオーソリティとは、「特定のブランドが業界内で持つ信頼性や専門性」のことです。例えば現実世界では、「あのブランドなら安心」「あそこの製品は高品質」といったように、ブランドの評判・信頼性を認識していますよね。

ブランドオーソリティは、これをインターネット内にも適用するための概念と捉えるとわかりやすいと思います。なお、Googleの公式的な見解ではない点に注意が必要です。

ブランドオーソリティはなぜ重要?

ブランドに対する信頼感が強まれば、ユーザーはコンテンツをシェアしたり、コメントしたりすることが増えます。結果として、潜在顧客からの信頼獲得、オーガニックトラフィックの増加(指名検索も増える)などのメリットがあります。

業界内での地位を確立することにも繋がり、また収益にも大きく影響を及ぼすでしょう。

どうすればBAが向上するのか?

例えば以下の方法があります。これをやれば劇的に向上する!というものはなく、地道な努力が必要です。

・ユーザーにとって価値がある優れたコンテンツを作成する
・ソーシャルメディアを活用し、よいコンテンツを定期的に発信してユーザーと繋がる
・自社の業界に関連するWeb サイトやブログに掲載される

※上記でいうコンテンツには、ブログ投稿や製品ページ、動画コンテンツなどあらゆるものが含まれます

BAを確認するには?

MOZではBrand Authorityの指標を1~100の値で測れるようになっています。無料で1日3回までチェックできるので、自社サイトのブランドオーソリティが気になる方はこちらからチェックしてみてください。

まとめ

今週はサイトリンク検索ボックス機能の廃止や、URLパラメータのベストプラクティスなどのニュースを紹介しました。

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