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2025.02.03
更新日:2022.12.23
公開日:2019.07.18
モバイルファーストインデックスにより、SEOの観点からも重要度が上がっている速度改善。今回はWordpress環境下で行えるサイト表示速度の高速化に有効なアプローチを紹介します。自社のサービスサイトやオウンドメディアの速度改善を検討している方はぜひご覧ください。
WordPressを高速化することで得られる恩恵は多く、その恩恵はアクセス数の多いサイト程、より多くの成果に結びつきます。
下記に具体的にWordpressの高速化に伴いどのような恩恵を得られるのか紹介致します。
「検索ユーザーはできるだけ早く質問に対する回答を見つけたいと考えています。研究(英語)では、ユーザーはページの読み込み速度を非常に気にかけていることがわかっています。 読み込み速度はこれまでもランキング シグナルとして使用されていましたが、それはデスクトップ検索を対象としていました。 そこで 2018 年 7 月よりページの読み込み速度をモバイル検索のランキング要素として使用することを本日みなさんにお伝えしたいと思います。」
引用(WEBマスターブログ(https://webmasterja.googleblog.com/2018/01/using-page-speed-in-mobile-search.html)
2018年1月に実施された「スピードアップデート」。2018年3月28日に実施されたMFI(モバイルファーストインデックス」に伴い、SEOへの影響度は年々高まってきています。
PCと比べモバイルは、
によりPCよりサイトの表示速度が遅くなりがちです。 今後モバイルの表示速度改善は、どのWEB担当者も抱える課題となっていくでしょう。
ページ表示速度が遅くなるとユーザーの直帰率、離脱率が上がってしまいます。
運営しているサイトにより、変わってきますが、Googleの発表では、モバイルページの読み込み速度が1秒あら5秒に伸びるだけで、直帰率は90%増加するそうです。
次に具体的な表示速度の改善を説明する前に、Wordpressで構築されたサイトが表示される仕組みを理解しておきましょう。
<Wordpressで構築されたサイトが表示されるまでの仕組み>
という仕組みでサイトは表示されます。 ではどこを高速化するのかを次に説明します。
サーバー側のレスポンス速度を向上させることで高速化を実現することができます。
効果的な方法としては、サーバースペックを上げる、表示速度が遅いサーバーから表示速度が速いサーバーへ移管することで高速化を実現できます。
ただし移管の際には、注意することも多く、時間も掛かるため、まずは取り組みやすい施策を行なった後に、奥の手として実施することが好ましいです。
ブラウザ側での表示速度を高速化することで高速化を実現することができます。
Wordressではプラグインにより、他CMSより多様なアプローチを簡単に行いやすいため、まずブラウザ側での表示速度高速化を行い、それでもまだ高速化が必要な場合はサーバーの見直し等を行っておくべきでしょう。
それでは本題の1時間でできる5つのWordpressの高速化について解説しましょう。
今回はWordpressの高速化を実現するため、
の3点を考慮しオススメの方法を5つ紹介します。
まずやるべきことは、Wordpressのプラグインを見直すことでしょう。大規模なプラグイン(wordpressに大幅な改良を加えるもの)ほど、無効にすることで速度が大きく改善されます。
まずは不要なプラグインを無効化しましょう。 プラグインが不要かどうか判断できない方は、サイトを制作した会社等、専門の会社に判断頂くと良いでしょう。
よくわからないままプラグインを無効にしてしまうと、サイトに致命的なエラーが発生するので、十分に気をつけてください。
WordPressはphpという言語で動いており、契約しているサーバーでphpのバージョンを最新にすることができます。
サーバー設定で、PHPのバージョンが最新のものになっているか確認しましょう。最近契約したサーバーの場合はあまり影響がありませんが、古くからレンタルサーバーを借りている場合は、大幅な改善が期待できます。
またセキュリティ性も考慮すると、PHPのバージョンは最新に更新することが好ましいです。 ただし、PHPのバージョンを上げるということは、サイトを動かしているシステムをアップデートするということなので、バックアップを必ずとった上で以下の点に注意し、phpのバージョンを上げましょう。
ページ内の画像の読み込みを敢えて遅延させることで、表示速度の高速化が図れます。Wordpressの場合はプラグインを使うと簡単に設定できるため、すぐにできる表示速度の高速化に最適です。
遅延表示プラグインの中では「BJ Lazy Load」がオススメです。
プラグインをインストールするだけで、遅延表示を実現できます。
便利な遅延表示ですがそのままでは「Googlebotが画像を認識してくれない」というデメリットがあるため注意が必要です。
幸いにも「BJ Lazy Load」内のphpファイルをカスタムすることで「Googlebot」が画像を認識できるようになりますので「BJ Lazy Load」を導入してWordpress高速化を行う場合は合わせて設定をオススメします。
画像の容量を適切なサイズにリサイズすることで、Wordpressの高速化を実現できます。
通常1画像ずつリサイズを行う必要がありますが、 WordPressの場合は「EWWW Image Optimizer」を導入すると画像を視認に影響のない範囲で一括リサイズしてくれます。 プラグインを導入した後は、画像を追加する際、自動でリサイズしてくれるため大変便利です。
キャッシュ化プラグインを導入すると、Wordpressの高速化を実現できます。
キャッシュとは、簡単に説明するとサイトを一度読み込んだブラウザに一時ファイルを生成し、次に読み込む時にすべてのファイルを読み込まなくてすむようにする機能です。
キャッシュ化プラグインには様々な種類がありますが、その中でも「W3 Total Cache」が様々種類のキャッシュと機能を内包しておりオススメです。
▼W3 Total Casheが対応しているキャッシュの種類
ただしキャッシュ化プラグインの導入は速度改善への効果が大きい反面、サイト内でエラーが起きやすい高速化の施策です。 必ずサイトのバックアップを取った上で導入するように注意してください。
キャッシュ化プラグイン導入時に良く起こるエラー
最後にWordpressの表示速度が実際どの程度の速度なのか、また改善施策後にまだ改善できる余地がないかを調べられる3つのツールを紹介します。
Googleが提供している公式の速度計測ツールです。ページの速度がスコアとして表示されます。具体的改善点も合わせてレポーティングしてくれるため、具体的な改善ポイントのヒントを得たい時にもオススメです。
GTmatrixでもページ表示速度の計測が可能です。こちらは表示秒数や、PageSpeed Insightsで提示されない改善指標がレポーティングされるため、合わせて使用することをオススメします。
GoogleAnalyticsでは実際のユーザーがどれくらいの秒数でサイトに訪れているかがわかります。ブラウザやデバイス毎に出せるため、極端に遅いユーザー環境の発見等に役立ちます。
今回は数あるWordpressの高速化の中でも、有効な5つの方法のみピックアップさせて頂きました。
高速化は実施できることに際限がないため、目標の秒数やPageSpeed Insightsのスコアを決めておくほうが良いでしょう。
Googleの近年の動向を見ていると、今後サイトの表示速度は更に重要性を増す可能性が高いです。この機会に自社のサイト表示速度の確認、改善を行なってみてください。