【簡単解説】ネイティブ広告とは?

【簡単解説】ネイティブ広告とは?

ネイティブ広告とは

ネイティブ広告とは、Webメディアやアプリのコンテンツに自然に調和する形で掲載される広告です。「PR」や「スポンサー」などと表記されるのが一般的です。

ネイティブ広告

出典:Infoseek

ネイティブ広告の種類

ネイティブ広告は以下の6種類に分類されます。これらの広告について解説します。

ネイティブ広告の種類

インフィード広告

出典:X広告媒体資料2024年4-6月期/Meta広告マネージャの目的のアップデート/LINE Dynamic Adsを利用する

インフィード広告とは、記事やSNSの投稿の間に表示される広告を指します。

フィード内のコンテンツと同じ形式で表示されるため、ユーザーに違和感なく受け入れられやすい特徴があります。

リスティング広告

ペイドサーチ広告

出典:Google 検索結果画面

リスティング広告(検索連動型広告)とは、ユーザーが検索したキーワードに合わせて検索エンジン上で表示される広告を指します。主にGoogleやYahoo! JAPAN、Microsoft Bingなどの検索エンジンで出稿されることが多いです。

リスティング広告についてより詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

レコメンドウィジェット広告

レコメンドウィジェット広告

出典:Yahoo! JAPANニュース

レコメンドウィジェット広告は、Webメディアの「おすすめ記事」欄などに表示される広告です。

ユーザーの興味関心に合わせた広告が配信されるため、自然な形でクリックを促すことができます。

プロモートリスティング広告

プロモートリスティング広告

出典:Amazonの検索結果画面

プロモートリスティング広告とは、Amazonや楽天などのECサイトで検索結果とともに表示される広告です。

検索エンジンとは異なり、クリックすると同じECサイト内の商品ページに遷移するのが特徴です。

ネイティブ要素のあるインアド広告

ネイティブ要素のあるインアド広告

出典:読売新聞オンライン

Webサイトやアプリ内で、他のコンテンツと同じフォーマットで表示される広告を、ネイティブ要素のあるインアド広告といいます。

関連性の高い広告が表示されるため、ユーザーの関心を引きやすいのが特徴です。

カスタム広告

カスタム広告

出典:LINEプロモーションスタンプ

LINEプロモーションスタンプ(企業が広告として作っているLINE公式スタンプ)などといった、上記5種類に分類しづらい独自のフォーマットの広告をカスタム広告といいます。

ネイティブ広告の強み

ネイティブ広告の強みである2点について、以下で説明します。

ネイティブ広告の強み

ユーザーの体験を阻害しにくい

Webメディア内で他の記事と並んで広告を表示させることができるため、ユーザーの体験を阻害しにくいといえます。

広告であることを強調しているものに対して不快感を持つユーザーは少なくないため、そういった場合にネイティブ広告が有効です。

クリック率が高くなる傾向にある

コンテンツと一体化した形で表示されるため、ユーザーの興味を引きやすく、クリック率が高くなる傾向があります。他のWeb広告に比べ、より自然にユーザーの行動を促すことができます

ネイティブ広告の弱み

ここからは、ネイティブ広告の弱みである以下の2点について解説します。

ネイティブ広告の弱み

売上につながるまでに時間がかかる

リスティング広告以外のネイティブ広告は顕在層ではなく潜在層のユーザーにアプローチするケースが多いため、コンバージョンに至るまで時間がかかる傾向があります。

その一方で、現段階では購入を検討していないユーザーから認知を獲得しておくことで、購入を検討する際に思い出してもらえる可能性が高まります

売上につながるまでに時間がかかる反面、長期的にみると効果のある施策なので、状況に合わせて使い分けましょう。

クリエイティブの作成に工数がかかる

ネイティブ広告は他のコンテンツと馴染むデザインが求められるため、通常のバナー広告よりも制作工数がかかる場合があります。また、効果を最大化するためにはA/Bテストを実施し、複数のクリエイティブを作成する必要があります。

社内で作成する工数を確保できない場合は、外注するのも一つの手です。

ネイティブ広告の注意点

最後に、ネイティブ広告の注意点を紹介します。

ユーザーに不快感を与えないようにする

ネイティブ広告は他のコンテンツと同じ形式で表示されるため、ユーザーが誤ってクリックしてしまう可能性があります。そのため、以下のような対策が必要です。

  • 「広告」「PR」表記を明確にする

  • 誤解を招くタイトルや画像を使用しない

  • クリック後の遷移先(LP)に有益な情報を掲載する

これらの工夫を行うことで、ユーザーにとって有益な広告体験を提供できます。

まとめ

  • ネイティブ広告はWebメディアやアプリのコンテンツに自然に調和する形で掲載される広告で、「PR」や「スポンサー」などの表記とともに表示される。
  • インフィード広告、リスティング広告、レコメンドウィジェット広告など、 6種類の形式がある。
  • ユーザー体験を阻害しにくく、クリック率が高いというメリットがある一方、売上につながるまで時間がかかる、クリエイティブ制作の工数が多いというデメリットもある。