カルーセル広告を使ったInstagramマーケティングのポイント

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SNS内の広告やディスプレイ広告で、1つの広告に複数枚の画像が掲載されているのを見たことありませんか?

このように1つの投稿で複数の画像を見せる機能をカルーセルと呼びます。具体的には、カルーセル広告は、画像や動画が数枚入った広告の形式です。

今回は、Instagramのカルーセル広告における特徴について見ていきましょう。

カルーセル広告の特徴

カルーセル広告とは、1つの広告枠に対して複数の画像や動画を横並びに表示できる広告フォーマットです。ユーザーはモバイル端末であればスワイプ、PCなら左右の矢印をクリックすることでそれぞれの画像や動画を確認できます。

Instagramのカルーセル広告作成において重要なポイントは、1枚目の広告がユーザーの注目を引くことです。

この広告形式では、ユーザーが自分のペースで情報を得ることが可能です。そのため、カルーセル広告を通じて複数のクリエイティブを見たユーザーは、単一の写真を見る場合よりも理解度が高まると考えられます。

カルーセル広告のメリット

カルーセル広告は、最大10枚の画像や動画を掲載することができます。このため、さまざまな視覚的情報を提供し、商品・サービスの魅力を多角的に伝えることが可能です。

例えば、10枚の画像で10個の商品やサービスを紹介してもよいですし、1つの商品について詳しく説明するために、画像を連続して使用してストーリーを作ることもできます。

また画像や動画ごとに別々のリンクを付けることができるのも、メリットの1つです。

多くの情報を1回の投稿で伝えられるため、コストパフォーマンスのよい広告ともいえるでしょう。

カルーセル広告のデメリット

一方でカルーセル広告のデメリットは、複数枚のクリエイティブを作成し出稿した場合でも、最初の画像でユーザーの関心を引きつけられなければ、続く画像が見られない可能性があることです。

では他の広告手法ではなく、カルーセル広告を活用する目的について次のところで見ていきましょう。

カルーセル広告の目的とは何か?

カルーセル広告を活用する目的は、商品やサービスを紹介して認知度向上や購入・申込受注を得ることです。

多くの画像や動画を使用することで、機能や特徴、使用方法を分かりやすく伝えることが可能です。これにより、単一画像の広告よりも、購入や申込の増加が期待できます。

Instagram では、カルーセル広告も同様に効果的です。衣料品会社 Lacoste のケーススタディでは、Instagram ストーリーでカルーセル広告フォーマットを使用すると、他の広告タイプと比較してクリックスルー率 (CTR) が 61% 向上し、クリックあたりのコスト (CPC) が 32% 低下したことがわかりました。

引用:business.instagram.com

続いてブランドの認知度向上にも利用されます。複数の画像や動画を使ってブランドのストーリーを伝え、魅力的なキャプションでターゲット層に対してブランド認知度を高めていきます。

他にも、購買意欲の喚起や新商品や新サービスの発表などにも活用できるでしょう。

Instagramにおけるカルーセル広告の特徴とは?

Instagramのカルーセル広告とは、2枚から10枚までの画像や動画を1つの広告に掲載できる広告形式です。

画像と動画には、以下の情報を載せられます。

  • 説明
  • 外部リンク
  • CTA(購入画面への遷移ボタン)

この広告形式は、Instagramのフィードもしくはストーリーズに出稿できることが特徴です。

フィード

フィードとは、Instagramのホーム画面に表示される場所のことです。

ユーザーがおすすめの写真や動画を閲覧でき、そこでユーザーの好きな物や人物を発見できる情報収集の場となっています。また、ビジネスアカウントにとってのInstagramのフィードとは、商品やサービスを写真や動画(リールなど)で宣伝できる場です。

ストーリーズ

ストーリーズは、タイムラインとは別に写真や短い動画を投稿できる機能です。

ストーリーズで投稿された写真や動画はトップ画面上部のストーリートレイに表示され、24時間で自動的に削除されます。

短めの動画や画像をフルスクリーンでスライドショーのように見ることができるのもストーリーズの特徴です。

Instagramでカルーセル広告を活用するメリット

カルーセル広告は、さまざまな媒体で出稿できます。Instagram以外にもFacebook、LINEさらにはGoogle広告やYahoo!のディスプレイ広告、Twitter広告と多岐にわたります。

他の媒体と比較して、Instagramは写真や映像を中心に構成されたプラットフォームです。したがって、商品の現物やサービスの内容をイメージしやすいことが特徴です。そのため、閲覧者の商品やサービスへの理解が進み、より深く魅力が伝わります。

Instagramはビジュアル重視のSNSとして人気を博しています。そのため、画像や動画で訴求しやすい商品やサービスであるほど、Instagram広告がPRに効果的です。

また人間は、約8割の情報が視覚から伝わると言われています。

1秒間の情報量は少しむずかしい単位になりますが、ビット/秒で表わします。たとえば音を聞くことから得られる情報量が8000ビット/秒であるのに対し、目でものをみることは430万ビット/秒と、実に聴覚の600倍近い情報が得られます。すなわち、ヒトが外界から得る全情報の80パーセントを目が担っているのです。

引用:目の構造とはたらき

カルーセル広告では複数のクリエイティブを活用できるため、商品やサービスの魅力がより一層伝わりやすいでしょう。

また今では中高年と呼ばれる世代にもInstagramを活用している方は多くいますが、依然として若い層を中心に人気の高いSNSです。そのため若年層にターゲットを絞って広告を出稿する際にも、Instagram広告は効果的です。

以下のリサーチデータでも、年代別においてはTwitter(現在のX)とInstagramの利用率は10~20代がトップであるという結果が出ています。

SNS使用率

引用:PRTI​​MES

さらに、Instagramではビジネスアカウントを無料で作成できます。これによりアカウントのアクセス数、フォロワー数、投稿の閲覧数などの統計情報を確認でき、投稿内容やキャンペーンの効果を測定できるので、改善点を把握しやすいです。

加えてInstagramはFacebookを運営するMetaが運営しているため、Facebook広告との連携が可能です。Facebookと併用することで、より広範囲にターゲットを絞り込むことができます。

Instagramにおけるカルーセル広告の出稿規定とポイント

Instagramでカルーセル広告を出稿する際は、画像のサイズや動画の長さなど、さまざまな規定があります。以下は、Metaビジネスヘルプセンターで定められているカルーセル広告のデザイン仕様です。

  • カルーセルカードの数(最小): 2枚
  • カルーセルカードの数(最大):10枚(フィード)、3枚(ストーリーズ)
  • アスペクト比: 1:1 (フィード)、9:16 (ストーリーズ)
  • アスペクト比の比率許容誤差: 1%
  • 解像度:1080 x 1080ピクセル(フィード)、1080 x 1920ピクセル(ストーリーズ)
  • 動画の長さ: 60秒以内(フィード)、15秒以内(ストーリーズ)

カルーセル広告の画像ファイルの形式には、JPEGまたはPNG形式が利用可能です。動画ファイルの場合は、MP4またはMOVさらにはGIF形式を利用できます。

画像のファイルサイズは最大で30MBまで、動画のファイルサイズは最大で4GBまでです。

カルーセル広告の最後の画像や動画には、CTA(コール・トゥ・アクション)を設置できます。これは、ユーザーに特定の行動を促すボタンやリンクです。CTAのテキストは、最大20文字まで入力可能です。

出稿する際には審査があり、カルーセル広告のコンテンツやリンクがコミュニティガイドラインに適合しているかどうか審査されます。問題がなければ24時間以内に審査が完了しますが、新型コロナウイルス感染症の影響などで数日間要したこともあるようです。出稿のスケジュールには余裕をもっておくとよいでしょう。

Instagramでカルーセル広告を作成する方法

Facebookアカウントの作成とInstagram連携

①Instagramでカルーセル広告を作成するには、Facebookアカウントを開設してInstagramと連携しましょう。

②続いてプロフィール画面から「プロアカウントに切り替える」を選択します。

③プロフィール画面から「プロアカウントに切り替える」を選択し、ビジネスアカウントを選んでFacebookとリンクさせます。

④その後アカウント情報を入力してください。

これでFacebookとInstagramのアカウントが結びつきます。

Instagram広告の作成方法

ここから広告を作成していきます。

①「広告を作成する」をクリック。

②広告出稿する目的を選択しましょう。

例えば、ブランド認知、トラフィックの増加、コンバージョンなど多岐にわたります。

③次にキャンペーン名や広告セットの名前を入力し、予算やスケジュールを設定します。

④広告フォーマットを「カルーセル」に設定し、広告の外観を設定します。

⑤さらにカルーセル広告に使用する画像や動画をアップロードします。最大10枚まで使用でき、各画像や動画にキャプションを追加し、順序を決定します。

⑥さらに、リンク先のURLやターゲットオーディエンスを設定します。

カスタムオーディエンスや似たオーディエンスの作成も可能です。

ちなみにカスタムオーディエンスや、似たようなオーディエンスを作成することも可能です。参考ですがカスタムオーディエンスとはFacebookやInstagramなどの広告プラットフォームで利用できる独自に作成したターゲットオーディエンスのことであり、既存の顧客データを基に作成されます。

具体的には、顧客のメールアドレス、電話番号、購入履歴、Webサイトの閲覧履歴などから構成される顧客リストと認識いただけるとよいでしょう。

⑦最後に、広告の予算とスケジュールを設定します。広告のプレビューを確認し問題がなければ広告を投稿するか、スケジュールを設定して公開する流れです。

Instagramのカルーセル広告と親和性の高い商材とは

基本的には、Instagramで頻繁に紹介されている商材で効果を発揮しやすいといわれています。ファッションやアパレル関連は良い例で、複数の画像や動画を使って商品の特徴やコーディネートを提案できます。

他には、家具・インテリア関連、美容・健康関連、観光・旅行関連、さらには飲食店・グルメ関連もおすすめです。

これらの商材の共通点として、見た目を強調することで魅力を伝えやすいという点が挙げられます。カルーセル広告では複数の画像や動画を投稿できるため、それぞれの画像と動画ごとに訴求ポイントを変えることにより幅広い層への訴求につながります。

まとめ

Instagramのカルーセル広告作成において重要なポイントは、1枚目の広告がユーザーの注目を引くことです。カルーセル広告はスワイプで複数の画像を見てもらってこそ、真価を発揮します。せっかく2枚目以降もクリエイティブ作成しているにもかかわらず、無駄になりかねません。

また、魅力的な画像や動画の投稿も大切です。カルーセル広告は最大10枚までの画像や動画を使用できます。1つ1つの画像や動画で訴求内容を明確にしましょう。

画像ごとに商品やサービスを紹介する方法と、連続したストーリーで1つの商品やサービスを宣伝する方法があります。どちらの作り方を選ぶかによって、顧客の商品やサービスへの印象が変わります。

Instagramのカルーセル広告を活用して、集客につなげましょう。