【2023年版】X(旧Twitter)広告の画像・動画サイズ一覧|成果を出すためのポイントも解説

X(旧Twitter)広告を出稿する際は、規格を満たした画像・動画を用意する必要があります。コストをかけて作成した画像・動画を作り直すことにならないように、規格について確認しておきましょう。また、サイズだけではなく、アスペクト比やフォーマット、コーデックなどの規格もあわせて確認が必要です。

今回は、2023年度におけるX(旧Twitter)広告の画像・動画サイズを一覧で紹介するとともに、成果を出すためのポイントも解説します。

X(旧Twitter)広告の画像・動画サイズ一覧

X(旧Twitter)広告は、画像と動画でサイズ規定が異なります。それぞれのサイズ規定やアスペクト比、フォーマット、コーデックなどについて詳しくみていきましょう。

画像広告
動画広告
Amplifyプレロール
Amplifyスポンサーシップ
X(旧Twitter)ライブ
X(旧Twitter)テイクオーバー

画像広告

画像広告には、アプリボタン付きやカンバセーションボタン付きなどがあります。それぞれのサイズ規格は次のとおりです。

アプリボタン付きの画像広告

アプリボタン付き画像広告は、次の画像サイズが推奨されています。

サイズ

アスペクト比1.91:1……800px × 418pxを推奨
アスペクト比1:1……800px × 800pxを推奨

アスペクト比

1.91:1または1:1

カンバセーションボタン付きの画像広告

カンバセーションボタン付きの画像広告は、アプリボタン付きの画像広告と同じ画像サイズが推奨されています。

サイズ

アスペクト比1.91:1……800px × 418pxを推奨
アスペクト比1:1……800px × 800pxを推奨

アスペクト比

1.91:1または1:1

投票付きの画像広告

投票付きの画像広告も同様の画像サイズが推奨されていますが、GIF画像には対応していません。

サイズ

アスペクト比1.91:1……800px × 418pxを推奨
アスペクト比1:1……800px × 800pxを推奨

アスペクト比

1.91:1または1:1
※モバイル端末のタイムラインでは、1:1は1.91:1にトリミングされる

ウェブサイトボタン付きの画像広告

ウェブサイトボタン付きの画像広告も投票付きやカンバセーションボタン付きなどと同じサイズ規定です。

サイズ

アスペクト比1.91:1……800px × 418pxを推奨
アスペクト比1:1……800px × 800pxを推奨

アスペクト比

1.91:1または1:1

独立した画像広告

独立した画像広告は、他のものと画像サイズの規定が異なります。

サイズ

アスペクト比1:1……1200px × 1200pxを推奨
アスペクト比1.91:1……1200px × 628pxを推奨

アスペクト比

1.91:1または1:1。

大きい画像の方が拡大したときに高精細のため、なるべくサイズが大きい画像を使いましょう。

動画広告

続いて、動画広告の動画サイズ・アスペクト比の規定をみていきましょう。

独立した動画広告

独立した動画広告は、他の動画広告とは動画サイズの規定が異なります。

動画サイズ

アスペクト比1:1……1200px × 1200pxを推奨
アスペクト比16:9……1920px × 1080pxを推奨

アスペクト比

16:9または1:1

ウェブサイトボタン付きの動画広告

ウェブサイトボタン付きの動画広告の動画サイズ・アスペクト比は次のとおりです。

動画サイズ

アスペクト比16:9……800px × 450pxを推奨
アスペクト比1:1……800px × 800pxを推奨

アスペクト比

16:9または1:1

アプリボタン付きの動画広告

アプリのインストールページへのリンクが付いた動画広告です。

動画サイズ

アスペクト比16:9……800px × 450pxを推奨
アスペクト比1:1……800px × 800pxを推奨

アスペクト比

16:9または1:1

カンバセーションボタン付きの動画広告

カンバセーションボタン付き動画広告は、アスペクト比16:9のみに対応しています。

動画サイズ

アスペクト比16:9……800px × 450pxを推奨

アスペクト比

16:9

投票付きの動画広告

投票付きの動画広告は、モバイル端末では16:9にトリミングされる点に注意が必要です。

動画サイズ

アスペクト比16:9……800px × 450pxを推奨
アスペクト比1:1……800px × 800pxを推奨

アスペクト比

16:9または1:1(モバイル端末では、1:1は16:9にトリミングされる) 

Amplifyプレロール

Amplifyプレロールの動画サイズやアスペクト比などの規定は次のとおりです。

ファイルサイズ

最大ファイルサイズは1GB

動画の長さ

15秒以下を推奨 ※最大:2分20秒

ファイル形式

MP4またはMOV

アスペクト比

1:1を推奨。9:16(縦型)の表示領域は同等で、16:9よりも広くなる

動画サイズ

アスペクト比1:1……1200px × 1200px(最小サイズは600px × 600px)
アスペクト比1:1以外……最小サイズ640px × 360px

推奨動画ビットレート

1080pの動画……6,000k~10,000k(6,000kを推奨)
720pの動画……5,000k~8,000k(5,000kを推奨)

推奨フレームレート

29.97FPSまたは30FPS。推奨フレームレート以上のFPSも可
※動画のフレームレートがこれより低い場合は、「アップサンプリング」してはいけない

推奨オーディオコーデック

AAC LC(ローコンプレキシティ)

推奨ビデオコーデック

4:2:0の色空間に対応するH.264、ベースラインプロファイル、メインプロファイル、ハイプロファイル

Amplifyスポンサーシップ

Amplifyスポンサーシップの規定は以下のとおりです。

ファイルサイズ

最大1 GB

動画の長さ

6秒以下を推奨 ※最大: 2分20秒。

ファイル形式

MP4またはMOV

アスペクト比

16×9または1×1を推奨(パブリッシャーのコンテンツに応じて変更)

推奨動画サイズ

アスペクト比1:1……1200px x 1200px(最小サイズは600px × 600px) ※縦のサイズは無制だが、横よりも縦が大きい場合はアスペクト比が1:1になるように動画がトリミングされる

アスペクト比が1:1以外……最小サイズ640px × 360px

X(旧Twitter)ライブ

X(旧Twitter)ライブの規定は以下のとおりです。

動画コーデック

H.264/AVC

動画ビットレート

9Mbps(推奨)
12Mbps(最大)

オーディオコーデック

AA-LC

オーディオビットレート

128bps(最大)

解像度

1280px × 720px(推奨)
1920px × 1080px(最大)

フレームレート

30 fps(推奨)
60 fps(最大)

キーフレーム間隔

OBS: 3秒ごと

Wirecast:
24 fps = キーフレーム間隔/72フレーム
30 fps = キーフレーム間隔/90フレーム
50 fps = キーフレーム間隔/150フレーム
60 fps = キーフレーム間隔/180フレーム

X(旧Twitter)テイクオーバー

X(旧Twitter)テイクオーバーは、ユーザーが最初に見る広告として会話の一番上に表示されます。利用するフォーマットの規定に従って画像・動画などを作成しましょう。対応しているフォーマットは以下のとおりです。

  • 画像広告
  • 動画広告
  • カルーセル広告
  • X(旧Twitter)ライブ
  • カンバセーションボタンおよび投票付きのプロモ広告
  • ブランド絵文字
  • ブランド通知

X(旧Twitter)広告のクリエイティブのポイント

X(旧Twitter)広告の画像・動画を正しく出稿するだけでは、本来の目的であるコンバージョンの獲得は期待できません。クリックしたくなる、アプリをインストールしたくなるなど、目的に応じたユーザーを引きつける要素を画像・動画に付与する必要があります。

X(旧Twitter)広告のクリエイティブのポイントについて詳しくみていきましょう。

少ない文字数でメリットを伝える
数字を使う
ターゲットに適した画像を使う
ABテストでブラッシュアップする

少ない文字数でメリットを伝える

X(旧Twitter)広告は、つい140文字(日本語全角入力)いっぱいまで文章を作ろうとしがちですが、タイムラインを流し読みするユーザーは、長いツイートの文章を読まない傾向があります。広告は、読むものではなく見るものと考え、一目で情報が伝わるように次のポイントを押さえましょう。

  • 文字数はなるべく抑える
  • 要点を絞る
  • メリットを簡潔に伝える

ユーザーがわざわざ手を止めて広告を確認し、リンクをクリックするに至るには、ユーザーにメリットを認識してもらう必要があります。メリット以外の情報はノイズであり、スクロールしてしまう原因となります。

数字を使う

一目でメリットが伝わるように、数字を積極的に使いましょう。以下に、文字だけの広告と数字を使用した広告の例を紹介します。

文字だけの広告……販売から数ヶ月で前代未聞の本数を売り上げた美容液が今なら無料!
数字を使った広告……販売から3ヶ月で累計100万本突破の美容液が今なら0円!

このように、数字を使わない場合は、ユーザーが「数ヶ月って具体的には何ヶ月?」「前代未聞の本数って具体的にどれぐらい?」など疑問を感じ、広告に興味をひかれなくなります。なるべく数字に置き換えて、ユーザーにわかりやすくメリットを提示しましょう。

ターゲットに適した画像を使う

広告には、ターゲットが広告をクリックしたい、詳しく知りたいと思えるような画像を使うことが重要です。画像は文字よりも多くの情報を一目で伝えることができます。ただし、商材の種類によって、画像と文字のどちらが重要かが異なるため、十分な見極めが必要です。

例えば、ファッション系であれば文字よりも画像、スキンケア用品は画像よりも文字の方が重要でしょう。この場合、ファッション系の場合は画像の邪魔をしないように文字を記載し、スキンケア用品の場合は文字を邪魔しないような画像を選びます。

ABテストでブラッシュアップする

ABテストとは、特定の要素が異なるAパターン・Bパターンの広告を作成して効果を比較し、より優れたパターンを見つけるためのテストです。ツイート文章、画像、画像に被せる文字などの一部を変更した広告を同じ期間のみ運用し、広告効果を比較します。

ABテストを繰り返して効果が出る広告パターンがわかるようになれば、コンバージョン率の改善が可能になります。

まとめ

X(旧Twitter)の画像・動画サイズの規定を紹介しました。最大サイズ以下であれば出稿は可能ですが、なるべく推奨画像・動画サイズを守ることが大切です。また、広告効果を最大化するために、文章や画像・動画の工夫、ABテストによるブラッシュアップなどに取り組みましょう。