【2023年版】X(旧Twitter)動画広告とは|種類・課金体系・成果を出すコツについて解説

X(旧Twitter)動画広告は、月間利用者数4,500万人以上のX(旧Twitter)に動画広告を配信できるサービスです。株式会社電通と株式会社ディーツーコミュニケーションズがiPhone利用者を対象に実施した調査によると、「動画広告が印象に残る」と回答した人は、「バナー広告が印象に残る」と回答した人の約1.7倍でした。また、CVRも動画広告の方が高い結果となっています。

今回は、X(旧Twitter)動画広告の特徴や種類、課金体系から成果を出すコツまで詳しく解説します。

X(旧Twitter)動画広告とは

X(旧Twitter)動画広告とは、事前に設定した国・地域・年齢・性別・興味関心などの条件を満たしたユーザーのタイムラインに動画広告を配信するサービスです。文章が主体のX(旧Twitter)では画像や動画に目が留まりやすいため、文章のみの広告よりも動画広告の方が高いコンバージョン率が期待できます。

X(旧Twitter)動画広告は、以下のキャンペーン目的で使用できます。

  • リーチキャンペーン
  • フォロワー数キャンペーン
  • エンゲージメント数キャンペーン
  • ウェブサイト訪問数キャンペーン
  • アプリのインストール数キャンペーン
  • アプリのリエンゲージメント数キャンペーン
  • 動画の再生数キャンペーン
  • プレロール再生数キャンペーン

X(旧Twitter)動画広告の仕様

X(旧Twitter)動画広告は、ツイート文字数や動画の長さなどが細かく規定されています。X(旧Twitter)動画広告の仕様は以下の通りです。

サポートされているファイル

PNGまたはJPEG

アスペクト比

動画と同じ比率を推奨

最大サイズ

5MB

ループ

動画の長さが60秒未満の場合はループ再生

ファイル形式

MP4またはMOV

ファイルサイズ

最大1GBですが、最適なパフォーマンスを得るために、30MB未満を強く推奨しています。

動画ビットレート

1080pの動画:6,000k~10,000k(6,000kを推奨)
720pの動画:5,000k~8,000k(5,000kを推奨)

フレームレート

29.97FPSまたは30FPS(最大60FPS)
動画のフレームレートがこれより低い場合は「アップサンプリング」は行わないようにしましょう。

動画・オーディオコーデック

AAC LC(ローコンプレキシティ)
推奨動画コーデック:4:2:0の色空間に対応するH.264、ベースライン、メイン、ハイプロファイル

推奨動画コーデック

4:2:0の色空間に対応するH.264、ベースライン、メイン、またはハイプロファイル

各項目およびツイート文字数や動画の長さなど、細かな規格について詳しく見ていきましょう。

サムネイル画像

サムネイル画像は、ユーザーが最初に目にする動画広告のファーストビューです。

サポートされているファイル

PNGまたはJPEG

アスペクト比

動画と同じ比率を推奨

最大サイズ

5MB

ループ

動画の長さが60秒未満の場合はループ再生

ツイート文字数

動画広告は、文章と動画を組み合わせて配信します。日本語をすべて全角文字で入力した場合は140文字以内、すべて半角の英語や半角カタカナの場合は280文字以内です。

ただし、23文字分はリンクに使用するため、実際に利用できる文字数は257文字、日本語をすべて全角入力した場合は128文字です。

動画の長さ

最長2分20秒で、一部の広告主については最長10分まで延長できる場合があります。詳細はX(旧Twitter)広告の担当者に確認が必要です。

ブランドロゴの表示

X(旧Twitter)社は、動画広告にブランドロゴを使用することを強く推奨しています。また、ロゴは左上隅に固定し、メインである商品を目立たせることが大切です。

ファイル形式・ファイルサイズ

動画ファイル形式・ファイルサイズは、以下に指定されています。

ファイル形式

MP4またはMOV

ファイルサイズ

最大1GBですが、最適なパフォーマンスを得るために、30MB未満を強く推奨しています。

動画ビットレート・フレームレート

動画のビットレート・フレームレートの制限およびX(旧Twitter)社の推奨値は以下の通りです。

動画ビットレート

1080pの動画:6,000k~10,000k(6,000kを推奨)
720pの動画:5,000k~8,000k(5,000kを推奨)

フレームレート

29.97FPSまたは30FPS(最大60FPS)
動画のフレームレートがこれより低い場合は「アップサンプリング」は行わないようにしましょう。

動画・オーディオコーデック

動画・オーディオコーデックの制限・推奨値は以下の通りです。

動画・オーディオコーデック

AAC LC(ローコンプレキシティ)
推奨動画コーデック:4:2:0の色空間に対応するH.264、ベースライン、メイン、ハイプロファイル

推奨動画コーデック

4:2:0の色空間に対応するH.264、ベースライン、メイン、またはハイプロファイル

キャプション

X(旧Twitter)社は、クローズドキャプションまたはテキストオーバーレイを強く推奨しています。

X(旧Twitter)動画広告の種類

X(旧Twitter)動画広告には、次の種類があります。

  • 独立した動画広告
  • ウェブサイトボタン付き動画広告
  • アプリボタン付き動画広告
  • カンバセーションボタン付き動画広告
  • 投票付き動画広告

それぞれの特徴と仕様について詳しくみていきましょう。

独立した動画広告

独立した動画広告とは、文章と動画のみで構成される広告です。

動画サイズ

アスペクト比1:1の場合、1200px × 1200pxを推奨
アスペクト比16:9の場合、1920px × 1080pxを推奨

アスペクト比

16:9または1:1

ウェブサイトボタン付き動画広告

ウェブサイトボタンが付いた動画広告です。ウェブサイトの訪問数を増やしたい場合に選択します。

動画サイズ

アスペクト比16:9の場合、800px × 450pxを推奨
アスペクト比1:1の場合、800px × 800pxを推奨

アスペクト比

16:9または1:1

ウェブサイトのタイトルの長さ

70文字(50文字以内に収めることで、ほぼすべての端末でタイトル全体が表示される。すべて全角の日本語入力の場合は25文字以内)

URL

http://またはhttps://で始める

アプリボタン付き動画広告

アプリのインストールページへのリンクが付いた動画広告です。

動画サイズ

アスペクト比16:9の場合、800px × 450pxを推奨
アスペクト比1:1の場合、800px × 800pxを推奨

アスペクト比

16:9または1:1

アプリのタイトル

表示されるのは最初の200文字のみ

コールトゥアクション

・インストール
・起動
・プレイ
・購入
・予約
・接続
・注文

カンバセーションボタン付き動画広告

カンバセーションボタン付き動画広告とは、最大4つの選択肢ボタンが付いた動画広告です。ユーザーがボタンをクリックすると、別のツイート文章を表示します。

動画サイズ

アスペクト比16:9の場合、800px × 450pxを推奨

アスペクト比

16:9

ツイート本文

カンバセーショナルカード (タイムラインの元のツイート)
……最大280文字(すべて日本語の全角文字にした場合は140文字)

入力済みユーザーツイート (ユーザーがCTAをクリックした後)
……256文字以内(すべて日本語の全角文字にした場合は128文字)

ハッシュタグ

ハッシュタグ文字を含めて21文字(すべて日本語の全角文字にした場合、ハッシュタグ文字を含めて11文字)

ヘッドライン

23文字

お礼のツイート (ユーザーが元のツイートをツイートした後)

23文字

お礼のURL(オプション)

23文字

投票付き動画広告

2~4つの投票ボタン付きの動画広告です。

動画サイズ

アスペクト比16:9の場合、800px × 450pxを推奨
アスペクト比1:1の場合、800px × 800pxを推奨

アスペクト比

16:9または1:1(モバイル端末では、1:1は16:9にトリミングされる) 

ツイート本文

最大280文字(すべて日本語の全角入力の場合は140文字)

投票本文

それぞれ25文字(すべて日本語の全角入力の場合は12文字)

投票期間

5分~7日

X(旧Twitter)動画広告の課金体系

X(旧Twitter)動画広告は、事前に設定した予算内で入札オークションが実施され、動画広告の配信数やタイミングなどが決まります。予算を超えて動画広告が配信されることはありません。また、X(旧Twitter)動画広告の課金体系はキャンペーン目的によって異なります。

キャンペーン目的の種類別に課金体系について詳しくみていきましょう。

リーチキャンペーン

リーチキャンペーンとは、より多くのユーザーに動画広告を届けて、企業やブランド、商品・サービスの認知度を高める広告キャンペーンです。インプレッション1,000件ごとに課金されます。

フォロワー数キャンペーン

フォロワー数キャンペーンとは、動画広告の内容に興味を持ち、アカウントをフォローしてくれる可能性があるユーザーに配信する広告キャンペーンです。1フォローごとに料金が発生します。

エンゲージメント数キャンペーン

エンゲージメント数キャンペーンとは、エンゲージメントの獲得を目的に動画広告を配信する広告キャンペーンです。X(旧Twitter)におけるエンゲージメントは、以下の5つを指します。

  • クリック
  • リツイート
  • 返信
  • フォロー
  • いいね

獲得したエンゲージメントごとに料金が発生します。

ウェブサイト訪問数キャンペーン

ウェブサイト訪問数キャンペーンとは、特定のユーザーをターゲットに動画広告を配信し、サイトへの訪問数を増やす広告キャンペーンです。ウェブサイトへのリンクをクリックするごとに料金が発生します。

アプリのインストール数キャンペーン

アプリのインストール数キャンペーンとは、アプリの認知向上やインストール数アップを目的に動画広告を配信する広告キャンペーンです。アプリのインストールごとに料金が発生するものと、クリックごとに料金が発生するものがあります。

動画の再生数キャンペーン

動画の再生数キャンペーンとは、動画の再生数や再生秒数に応じて料金が発生する広告キャンペーンです。

名称

課金条件

15秒の動画再生数

15秒の再生または再生完了

動画の再生数

・動画の50%以上が画面に表示された状態で2秒経過した
・ユーザーが動画の拡大表示またはミュート解除のクリック操作を行った

3秒/100%の動画再生数

・動画全体が画面に表示された状態で3秒経過した
・動画の拡大表示またはミュート解除が行われた

6秒の動画再生数

・動画の50%以上が画面に表示された状態で6秒経過した
・動画の拡大表示またはミュート解除が行われた

プレロール再生数キャンペーン

プレロールとは、X(旧Twitter)が提携する200以上の広告主の動画の本編の前に動画広告を再生する広告キャンペーンです。希望したアクションが行われた際にのみ課金されます。

プレロール再生数キャンペーンの課金条件は、以下のいずれかが発生したときです。

  • 動画の50%が表示された状態で2秒再生
  • 動画全体が画面に表示された状態で3秒再生
  • 動画の50%が表示された状態で6秒再生

X(旧Twitter)動画広告を成功させるコツ

X(旧Twitter)動画広告を配信したものの、コンバージョン率が上がらなくて悩む場合があります。なるべく最初から高い成果を得られるように、X(旧Twitter)動画広告を成功させるコツについて詳しくみていきましょう。

  • 最初の3秒でインパクトを与える
  • 無音再生を想定した構成にする
  • 動画は15秒に収める
  • 特定のターゲットに絞り込む
  • 文章で興味をひく

最初の3秒でインパクトを与える

X(旧Twitter)の「X(旧Twitter)でAmplifyプレロールを活用する6つのベストプラクティス」によると、最初の3秒で動画広告のシンプルなメッセージを伝えることで、最後まで視聴される確率が13%高くなります。

無音再生を想定した構成にする

X(旧Twitter)動画広告は、動画をタップしなければ音声が流れないため、無音再生を想定した構成・デザインにすることが大切です。文字やイメージ画像、色などを活用し、視覚効果を重視しましょう。

動画は15秒に収める

X(旧Twitter)社とKantar Millward Brown社との共同調査によると、ユーザーの88%は動画広告が15秒未満であることを望んでおり、中でも6秒の動画広告は広告主に対する親近感を高めるのに効果的です。

特定のターゲットに絞り込む

広すぎるターゲットにアプローチするのではなく、特定のターゲットに刺さる動画広告を作成・配信することが重要です。ブランドに適したカテゴリーを選択し、適切にキーワードを設定して特定のユーザーに動画広告を届けましょう。そうすると、ブランドに対する好感度が40%アップ、購買意欲が30%アップします(出典:X(旧Twitter))。

文章で興味をひく

こちらの動画広告のように、文章で訴求したうえで動画と関連付けることがコンバージョン率を高めるコツです。また、この動画広告には以下の特徴があります。

  • 動画にツイートと同様の文章を使用しており動画を何度も見る必要がない
  • 再生時間が6秒と短くストレスを与えない
  • ループ再生されるためユーザーが再生や停止ボタンを押す必要がない

以上の理由から、ユーザーの好感度を高めやすい動画広告と言えるでしょう。

まとめ

X(旧Twitter)動画広告は、月間利用者数4,500万人以上(2017年10月時点)のSNSに動画広告を配信し、リーチやエンゲージメントの獲得、ウェブサイトやアプリへのアクションを促せるサービスです。運用開始後は定期的に各指標を追って、PDCAサイクルを回しましょう。

動画広告の成果が出ない、成果を出すコツをもっと詳しく知りたい、プロに運用を代行してもらいたい場合は、信頼できる業者に相談することをオススメします。