【2023年版】Pinterest広告とは? メリットや種類から効果を高めるコツまで解説

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Pinterest広告とは、世界4億人以上、日本でも800万人以上が利用するPinterestへ出稿する広告のことです。世界はもちろん日本の有名企業も活用しており、低コストで多くの広告効果を実現しています。

そこで本記事では、Pinterest広告の特徴や利用するメリット、種類、向いている商材から効果を高めるコツまで詳しく解説します。

Pinterest広告とは

(引用:Pinterest

Pinterest広告とは、クリエイティブな画像や動画を投稿することでユーザーと交流できる「Pinterest」に出稿する広告のことです。海外では以前からPinterest広告が活用されていましたが、日本には導入されていませんでした。導入されたのは2022年6月1日と比較的最近のため、なるべく早く開始することで競合優位性を確保できます。

Pinterest広告を利用するメリット

PinterestはTwitterやInstagramといった日本で主流のSNSと比べて知名度が低い一方で、優れたパフォーマンスを持ちます。まずは、Pinterest広告を利用するメリットから詳しくみていきましょう。

多くのユーザーにアプローチできる

CNET Japanのインタビューに答えたPinterest Japanの舩越貴之氏によると、Pinterestの世界の月間アクティブユーザー数は2022年の第3四半期で世界4億4,500万人、日本870万人(2020年12月ニールセン調べ))でした。多くのユーザーが利用しているため、日本国内はもちろん、世界に向けて商品・サービスの魅力を伝えたい場合にも適しています。

広告の内容に興味があるユーザーを自動選択

Pinterest広告は、広告に興味関心が高いユーザーを自動選択して配信するため、ターゲットに効率的にアプローチできます。豊富な広告フォーマットおよびターゲティングオプションにより、これまでアプローチできていなかったターゲットにまで商品・サービスの魅力が届きます。

潜在ニーズを持つユーザーにアプローチできる

Pinterestによると、上位検索の97%がブランド名を含まない2~3語のキーワードです。つまり、購入する商品・サービスのジャンルは決まっているものの、具体的な購入先までは決まっていない潜在ニーズを持つユーザーが主に利用しています。「Pinterestユーザーは未来のアイデアを探しに来る」とも言い換えることができます。

ターゲットの絞り込みも可能

Pinterestのコンテンツにアクションしたユーザーや自社が保有する顧客リストなどを分析し、ターゲットを絞り込むことも可能です。例えば、商品詳細ページにアクセスしたユーザーは、少なくとも商品画像を見て興味を示したと言えるため、再びアプローチすれば購入につながる可能性があります。

このような見込み客へ効率的にアプローチできる点は、Pinterest広告のメリットと言えるでしょう。

広告感が少なくてクリックされやすい

Pinterestは数十億ものピンのデータをもとに、興味関心が高いアイデアとして広告を最適なタイミングで表示します。それにより広告感が少ないため、クリック率が高くなりやすいのです。

配信先は次の3つから選択します。

・ホーム……ホームフィードや関連フィードなど
・検索……検索結果画面や関連ピンなど
・すべて……上記すべてに表示

まずは、「すべて」を選択してユーザーの反応を見て、配信先を調整するとよいでしょう。

Pinterest広告の料金

Pinterest広告を出稿する際は、課金形態と入札方式について理解しておく必要があります。

・課金体系
広告表示課金(CPM)
クリック課金(CPC)
平均コンバージョン単価(CPA)
視聴課金(CPV・動画を2秒以上視聴した場合に課金)

・入札方法
カスタム入札
自動入札

・支払基準額

それぞれ詳しく解説します。

課金体系

広告表示課金(CPM)

広告表示課金(CPM)とは、広告1,000回表示ごとに費用が発生する課金形態です。インプレッション課金とも呼ばれ、あらかじめ単価を決めておきます。1回あたりの単価が低いため、コンバージョンした際の費用対効果が高くなる傾向があります。

クリック課金(CPC)

クリック課金(CPC)とは、ユーザーが広告ピンにアクセスした際に費用が発生する課金形態です。Pinterest広告では、広告目的「比較検討」を選択した際に適用されます。クリック単価は入札方式で決まるため、入札単価が低すぎると広告が表示されにくくなります。

クリックはコンバージョンにつながる可能性が高いアクションであるうえに、広告が表示されただけでは費用が発生しないため、費用対効果が高い課金形態と言えるでしょう。

平均コンバージョン単価(CPA)

平均コンバージョン単価(CPA)とは、コンバージョンした場合に費用が発生する課金形態です。Pinterest広告では、コンバージョンキャンペーンやカタログ販売キャンペーンに適用されます。コンバージョンは、商品購入や問い合わせ、会員登録など細かく設定できます。

視聴課金(CPV・動画を2秒以上視聴した場合に課金)

視聴課金(CPV課金)とは、動画を一定時間以上視聴した場合に費用が発生する課金形態です。Pinterest広告では、動画を2秒以上視聴した場合に費用が発生します。動画視聴キャンペーンに適用され、視聴1回あたりの単価を入札形式で決めます。

入札方法

入札とは、広告出稿における予算を決定する方法のことです。カスタム入札と自動入札のいずれかを選択します。

カスタム入札

カスタム入札は、ユーザーが自分で広告費用の上限額を手動で設定する方法です。いつでも自由に変更できます。

自動入札

自動入札は、Pinterestが1日数回自動で設定・更新する入札形式です。ユーザーが設定した予算を使い切りつつ、最小限のコストで最大限のクリック数を得る方針で設定されます。自動入札は、比較検討、コンバージョン、カタログ販売、ブランド認知度の4種類の広告キャンペーンでのみ適用できます。

競合が多くなればなるほどに必要な予算が増え、少なくなればなるほどに予算を減らすことができるのですが、これらを踏まえて自動で入札してくれるのが自動入札の特徴です。

支払基準額

支払基準額とは、広告費を請求される基準額のことです。支払基準額に達するとその金額がPinterestから請求されます。Pinterest広告を始めて出稿する場合は、支払基準額が50$と比較的少額に設定されていますが、支払実績を重ねることで少しずつ増額されて、請求回数も減っていきます。なお、支払基準額が設けられているのはクレジットカード払いのみです。

Pinterest広告が向いている商材

Pinterest広告は、画像や動画などとの相性が良い商品・サービスに向いています。

・化粧品
・アパレル
・インテリア
・PCグッズ
・オフィス用品
・家電
・食品
・教育
・住宅
・車 など

クリエイティブな画像・動画を投稿することで注目が集まりやすくなるため、インテリアや化粧品、アパレル、車などは特にPinterest広告に向いているでしょう。

Pinterest広告の種類

Pinterest広告は、広告の出稿形式に応じて5つのタイプに分かれています。

<1>画像ピンと広告
<2>スタンダード動画ピンとスタンダード動画アド
<3>ワイド動画アド
<4>カルーセルピンとカルーセルアド
<5>ショッピングアド
<6>コレクションピンとコレクションアド
<7>アイデアピンとアイデアアド

それぞれ詳しく見ていきましょう。

<1>画像ピンと広告

1枚の画像だけが表示される広告です。訴求力が最も低いため、「○○万個突破」や「累計○○万人が利用」など、興味を引くキャッチコピーは必須でしょう。

<2>スタンダード動画ピンとスタンダード動画アド

通常サイズの動画です。動画は画像よりも情報量が多いため商品・サービスの魅力を伝えやすいものですが、冒頭で離脱するユーザーが少なくありません。冒頭でインパクトのある映像や音楽を使用し、視聴時間を延ばすことがポイントです。

<3>ワイド動画アド

ワイド 動画アドは、モバイル画面全体に表示される動画です。広告目的を「比較検討」「コンバージョン」とした場合、動画をタップするとサイトへ遷移します。

<4>カルーセルピンとカルーセルアド

複数の画像をスワイプで表示できる広告です。ステップ形式でアピールするタイプの広告に向いています。ビフォーアフターのように、他の画像も見てみたくなる演出がオススメです。

<5>ショッピングアド

(引用:Pinterest

商品を購入できるタイプの広告です。売れ筋商品のショッピングアドを出稿し、そこから通販サイトへのアクセスを狙うこともできます。

<6>コレクションピンとコレクションアド

3枚の画像とその上にメインの画像・動画が表示される広告です。ユーザーに与える情報量が1枚の画像よりも多いため、それだけクリック率が上がることが期待できます。

<7>アイデアピンとアイデアアド

(引用:Pinterest

画像と動画、リスト、カスタムテキストを組み合わせたピンとして表示する広告です。全画面で複数のアイデアを1つのピンとしてアップロードできるため、没入感が高くコンバージョンにつながりやすいでしょう。

Pinterest広告が向いているケース

Pinterest広告は、全ての商品・サービスに向いているわけではありません。どのようなケースに向いているのか詳しくみていきましょう。

若年者層向けの商材を売りたい

statistaによると、Pinterestの年齢別ユーザー数は25~34歳が最も多く、18~24歳、25~44歳が続きます。そのため、若年者層向けの商品・サービスを売りたい、認知拡大を狙いたい場合に向いているでしょう。

拡散しやすい商材を売りたい

画像や動画を投稿できるPinterestは、拡散性がある商材に向いています。例えば、次のような要素を含む商材が挙げられます。

・目新しい
・売上数、利用者数が著しく多い
・有名サイトで売上上位を獲得
・口コミ高評価
・デザイン性に優れている
・使用シーンでインパクトを与えやすい

上記に該当しなくても、ターゲットが若年者層であればPinterestに広告出稿してみてもよいでしょう。ユーザーの反応を見ながら画像・動画・テキストの内容を改善し、パフォーマンスの向上を狙うのも1つの方法です。

認知拡大を狙いたい

Pinterest広告は通常広告と一緒に表示されるため、多くのユーザーの目に触れます。そのため、ファーストビューにインパクトのある画像・動画・テキストを採用することで、効率的に認知拡大を狙えます。

Pinterest広告の効果を高めるポイント

Pinterest広告に限らず、広告は「Plan(計画)、Do(実行)、Check(測定・評価)、Action(対策・改善)」のPDCAサイクルを回しながらパフォーマンスを向上させる必要があります。Pinterest広告の硬化を高めるために、次のポイントを押さえましょう。

インパクト強めのサムネイルを使用

Pinterest広告は通常投稿に紛れ込むことで自然に表示されるものの、クリックするかどうかは広告のデザイン次第です。インパクトのあるサムネイルを使用することでクリック率の向上が期待できます。ただし、クリックしたユーザーの期待を裏切るような、煽るキャッチコピーは避けた方が無難です。

ターゲットを絞り込みすぎない

広告は商品・サービスのターゲットにだけ届けばよいと考え、自社で設定したターゲットにのみ届くように設定する方もいます。しかし、ターゲットはある程度広く設定した方が新たな客層の開拓につながりやすいでしょう。広告出稿は、新たなターゲットの開拓の機会にもなることを踏まえ、ターゲットを設定することが大切です。

オシャレなクリエイティブを追求する

Pinterestを利用する若年者層は、オシャレに敏感なユーザーが多いとされています。そのため、オシャレを意識した画像・動画を作成した方がクリック率は上がると考えられます。媒体に合わせるという観点でも、オシャレな画像・動画が望ましいでしょう。

オシャレと一言でいってもさまざまであり、商品・サービスの特徴やアピールポイントも内包するデザインでなければなりません。そのため、画像・動画のデザインはプロの手も借りながら慎重に検討すべきでしょう。

Pinterest広告の始め方

Pinterest広告は、次の手順で出稿します。

(1)キャンペーンを作成する
(2)広告の目的ごとにアドグループを作成する
(3)必要に応じてターゲットを変更する
(4)アドマネージャーでレポートを確認する

(参考:Pinterest「Pinterestで広告をはじめる」

Pinterest広告の成功事例

実際にPinterest広告を利用して売上アップやコストダウンを実現した事例を2つ紹介します。

Veuve Clicquot – 低コストで大きな成果を実現 – 

(引用:Pinterest Business

1772年創業のシャンパンメーカー「Veuve Clicquot(ヴーヴ・クリコ) 」は、ブランド認知度と購入意欲の向上を目的にPinterest広告を配信。顧客のアイデアを提案することで購入意向を2.2%上昇させました。また、CPMは他の広告と比べて39%ダウンするなど、売上アップとコストダウンを同時に実現しました。

伊藤久右衛門 – 効率的なリーチで新規ユーザーの獲得に成功 –

(引用:Pinterest Business

江戸時代から受け継ぐ伝統を守りつつも、現代のライフスタイルに合わせたお茶を提案する「伊藤久右衛門」は、人気商品「宇治抹茶パフェアイスバー」のPinterest広告を出稿。その結果、ROAS10倍とクリック率4%の向上を実現しました。

まとめ

Pinterest広告には、若年者層向けの商品・サービスやデザイン性に優れているもの、目新しいものなどが向いています。ただし、広告で高い成果をあげるためには、PDCAサイクルを回してPinterestで反響がある広告デザインやキャッチコピーなどを追求する必要があります。Pinterest広告をはじめとするSNS広告、リスティング広告、ディスプレイ広告などの効果を高めたい場合は、広告運用のプロに相談しましょう。

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