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インターネット広告
2025.02.03
更新日:2024.07.04
公開日:2022.03.31
カスタムオーディエンスは、数あるFacebook広告のターゲット設定オプションのうちのひとつです。
本記事では、カスタムオーディエンスの特徴や種類、それぞれの設定方法を解説します。
カスタムオーディエンスを利用することで、獲得見込みの高いユーザーに効率的にアプローチができるため、ぜひ有効に活用してください。
Facebook広告のメリットなどについては下記記事をご覧ください。
まずはFacebook広告のカスタムオーディエンスの仕組みや、種類などから解説していきましょう。
カスタムオーディエンスは、Facebook広告のターゲット設定オプションのひとつです。
Facebook利用者の中から、すでに自社となんらかの接点を持つユーザーのデータを用いて、Facebook広告の配信先に利用する機能です。
カスタムオーディエンスで利用できるデータは、自社商品を購入した顧客リスト(メールアドレスや電話番号など)や、資料請求やホワイトペーパーのダウンロード、Webサイトの訪問データなどです。
カスタムオーディエンスで用いることができるのは、過去に自社に対して何らかのアクションを起こしてくれたユーザーデータのため、未接触のユーザーへのターゲティングと比べるとCV獲得につながる可能性が高くなります。
自社で所有している顧客のメールアドレスや電話番号などの顧客情報を、Facebook広告の広告マネージャーにアップロードしたり、Webサイト内の特定ページを指定して広告配信に用いるオーディエンスを作成します。
顧客情報はFacebook広告へのアップロード時にハッシュ化(暗号化)され、Facebookの利用者データと自動的に照らし合わせられた上でオーディエンスとして生成されます。
1つの広告アカウントで、最大500種類のカスタムオーディエンスの作成が可能です。
カスタムオーディエンスには、現在4つのタイプがあります。
それぞれの特徴は下記のとおりです。
広告主が保有しているメールアドレスや電話番号、住所などの顧客情報をFacebookにアップロードして活用するタイプの、カスタムオーディエンスです。
ホワイトペーパーのダウンロードやセミナー集客、資料請求など、特定の見込み客ごとにカスタマイズできるのが特徴。
ただし広告を配信できるのは、アップロードしたデータとFacebookプロフィールがマッチする顧客のみが対象となります。
これまでのWebサイトへのアクセス状況に応じて作成される、カスタムオーディエンスです。
Facebookピクセルと呼ばれる計測コードをWebサイトに設置して、ユーザーの行動やアクションを測定します。
Webサイト自体にアクセスした履歴があるユーザー、特定のページにアクセスしたユーザー、一定期間にWebサイトにアクセスしたユーザーなどで分類が可能。
さまざまな条件でアプローチできます。
Facebookが提供するアプリ(Facebook、Instagram)のアカウント内で、特定のアクションを起こしたユーザーが対象となるカスタムオーディエンスです。
具体的には動画の再生やFacebookページのフォロー、リード獲得広告でのフォームの表示などが、アクション=エンゲージメントとしてカウントされます。
エンゲージメントカスタムオーディエンスの種類は、下記のとおりです。
エンゲージメントを得たユーザーが対象となる点では、ウェブサイトのカスタムオーディエンスとよく似ています。
しかしエンゲージメントカスタムオーディエンスの場合、FacebookやInstagramなどFacebookが提供するアプリやサービスで、アクションを起こしたユーザーが対象となる点で違いがあります。
アプリ内で想定する行動(アプリイベント)をとる可能性が高いユーザーを、広告のターゲットに設定できるカスタムオーディエンスです。
エンゲージメントカスタムオーディエンスとは異なり、自社提供アプリでのユーザーの行動が対象となる点がポイント。
ゲームアプリを起動したりアプリ内で課金したりしたユーザーなど、アクションごとにターゲット設定が可能です。
Facebook SDKを使用してアプリのデータをFacebookに送り、そのデーターをもとにユーザーを分類します。
アプリイベントには、「カートに追加」やゲームの「レベル達成」など、14種類の定義済みイベントが用意されています。
カスタムオーディエンスは、特に自社で顧客のメールアドレスや電話番号、氏名などのリストがある際にその効果を発揮します。
顧客リストを用いることで、見込みの高い接触済みユーザーや、既存顧客に似たユーザーへ広告配信ができる(類似オーディエンス)ため、獲得効率を高められます。
既存ユーザー向けの広告配信では、見込み顧客の引き上げなどで活用できます。
資料請求などの中間CVからサービスへの本申し込みを促す、過去の購入やアクションをもとに、リピート利用を促すような提案をするなどといったシーンで活用できるのです。
自社への興味関心が高い見込み顧客や既存顧客などへは、ユーザーのそれまでのアクションを基準にした広告配信ができます。
リード情報を用いることで精度の高いリターゲティング配信が行えるため、獲得効率を高めることができます。
カスタムオーディエンスのリストをもとに、Facebookユーザーの中から興味関心や属性、行動などが似通ったユーザーをもとにしたリスト(類似オーディエンス)の作成も可能です。
類似オーディエンスは、自社との接点はこれまでないかもしれませんが、興味を示してくれる可能性が十分にあるユーザーだといえます。
こうした類似オーディエンスをターゲットに訴求を行うことで、新規顧客の獲得やリード獲得へとつなげられます。
潜在顧客からの引き上げや販売経路の販路拡大、新規開拓などのシーンで大いに活用できることでしょう。
カスタムオーディエンスのメリットを紹介します。
カスタムオーディエンスは、すでに自社や自社のサービスなどにに興味を持つ「見込み客」や「自社に関心を寄せる」層が中心です。
単純に性別や年齢、興味関心で作成したオーディエンスと比べて、より効果的に広告出稿が行える点が大きなメリットです。
より細かくターゲット設定もできるので、効率よくアピールもできます。
住所やメールアドレス、電話番号などを把握していれば、同じユーザーに対して繰り返し広告を配信することができます。
既存顧客に対しても適切なアプローチが行えるため、リピート利用にもつなげられるのです。
どのようなアクションを起こしたユーザーなのかも事前に把握できているので、より効果的に広告出稿ができます。
すでに自社に興味関心を示しているユーザーや、既存顧客に特徴が似ている「類似オーディエンス」を作成することもできます。
既存リストに近いユーザーのため高い反応も期待でき、CV率のアップや販路拡大につながりやすいといったメリットもあるのです。
続けてカスタムオーディエンスの、デメリットについて解説します。
カスタムオーディエンスでは、自社で作成したカスタムオーディエンスデータをアップロードして使用します。
エクセルなどを利用して作成することが可能ですが、メールアドレスや電話番号、住所、姓名などのデータ収集が必要です。
またどのようなアクションをした顧客なのかなどの、分類わけや管理なども必要となるなど、様々な工程がかかってしまいます。
顧客情報のため安易に委託や外注に回すこともできないため、負担はある程度かかってしまうでしょう。
カスタムオーディエンスを利用するということは、ある程度限定したユーザーに対象を絞ることになります。
そのためリーチ数自体は興味関心ターゲティングと比較すると少なくなってしまう傾向にあります。
ただし類似オーディエンスを活用すれば、このデメリットをうまくカバーすることも可能です。
ここでは4つのタイプのカスタムオーディエンス、それぞれの設定方法について解説します。
以上で顧客リストに基づくカスタムオーディエンスの設定は完了です。
使用時はターゲット設定の場面でオーディエンス名を指定して利用します。
ソースやイベントは、複数設定することもできます。
エンゲージメントカスタムオーディエンスは、かなり細かくアクションを設定できるのが魅力です。イベント詳細をチェックし、最適なターゲット設定を行いましょう。
Webサイトカスタムオーディエンスを利用するには、事前にWebサイトにFacebookピクセルを設置しておく必要があります。
まずはFacebookピクセルの取得方法とWebサイトへの設置場所については、ビジネスヘルプセンターで詳しくまとめられています。
リンク:Facebookピクセルの設定とインストールの方法
https://www.facebook.com/business/help/952192354843755?id=1205376682832142
ウェブサイトカスタムオーディエンスの設定方法は下記のとおりです。
上記で設定は完了です。
イベントでは下記のいずれかの条件が設定可能です。
同時に複数のイベントを設定することも可能ですので、目的に合わせて設定しましょう。
アプリアクティビティカスタムオーディエンスを利用するには下記の登録や設定を済ませておく必要があります。
上記設定を済ませておくことで、アプリイベントの計測ができるようになります。
アプリや外部計測ツールの設定方法については、ビジネスヘルプセンターで詳細に解説されています。
参考:Facebookで広告を掲載するためにアプリを登録する
上記で設定は完了です。
CSVで作成したカスタマーリストをアップロードした際、エラーが表示されるケースがあります。
設定時に緑色のチェックマークのアイコンが表示される場合は、正常にリストが登録できている状態を示しています。
それ以外のケースでは、エラーとなっている可能性がありますので、適切な対処が必要です。
追加した顧客データに、黄色の感嘆符のアイコンが表示される場合があります。
この場合は特定の識別情報が除外された可能性や、一部の識別情報を手動で修正する必要がある状態を示しています。
カスタムオーディエンスのカスタマーリストは、Fecebookユーザーとマッチしない情報は除外となります。
もしFacebookユーザーでありながら除外されてしまうような場合は、リストの情報を正しく修正したうえでアップロードすることで、マッチング度を高められます。
リストのフォーマットは識別情報ごとに細かく定義されています。
異なるフォーマットで登録してしまうと、赤い感嘆符のアイコンが表示されエラーとなります。
この場合は、識別情報に合わせたフォーマットに修正し、保存しなおしましょう。
カスタマーリストで利用できる識別情報やフォーマットは、ビジネスヘルプセンターで公表されていますのでそちらを参考するとよいでしょう。
カスタムオーディエンスは、見込み顧客に対して効果的にアプローチする有効な手段です。
カスタムオーディエンスを利用することで、獲得見込みの高いユーザーに効率的にアプローチができます。
カスタマーリストを作成する手間や労力はありますが、多くのメリットが得られるので積極的に取り入れるべきターゲット設定です。
類似オーディエンスなど、新規顧客の開拓にもつながる機能もありますので、ぜひ有効に活用してください。
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