SEOとは?SEO対策で上位表示する効果的な施策と事例
SEO対策
2025.01.08
更新日:2022.12.23
公開日:2018.01.17
「上位表示されるためには競合サイトに匹敵するサイトボリュームを確保しなければならない」と、ブログや記事コンテンツを積極的に追加し、Fetch as Googleを活用してインデックス促進を図ることはWebサイト運用において常套手段となりつつあります。
「ページをインデックスさせるなら、まずはFetch as Google」といっても過言ではありません。サイトの質が求められている昨今のSEOにおいて、インデックス数は非常に重要な指標の1つといえます。
「一生懸命追加し、インデックス促進したはずのページもいつのまにかインデックスされなくなっていた」という経験のある方もいるかもしれません。これには、プライマリインデックスとファストトラックインデックスという2種類のインデックスが影響しています。
今回は、この2つのインデックスをご紹介します。
Googleに認識されているページのことを、インデックスといいます。
Googleはクローラーというロボットを使い世界中のWebページを閲覧、対象となるページにどのような内容が書かれているか認識しておくことで、検索キーワードに合ったページを表示することができます。
※対象ページのインデックス状況は「info:」を加えて検索することで確認できます。(インデックスされていない場合は上図のように表示されます。)
インデックスについて詳しくはこちらをご覧ください。
インデックスは「プライマリインデックス」と「ファストトラックインデックス」に分けられます。
この2種類のインデックスが「Fetch as Googleしたのにいつのまにかインデックス消えている問題」の要因となっていると考えられます。
上記2点が、運営しているサイトのURLがどのようにインデックスされているか知るために把握しておきたいポイントです。
プライマリインデックスとは恒久的なインデックスのことを指します。
インデックスされるまでに時間は掛かるものの、正式にURLが登録されるので検索結果に出続けます。Googleのクローラーがリンクをたどり、Webページを回遊してインデックスされるのが基本的なインデックス方法です。
新しく設置したページでも、関連ページからのリンクを設置しクローラーの道筋を作ることで、自然にインデックスされていくのがプライマリインデックスです。
Fetch as Google(※)を活用すれば、比較的早くインデックスさせることが可能です。ファスト トラックインデックスはFetch as Googleなどのインデックス促進による一時的なインデックス状況を指します。
ファストトラックインデックスは本来リンクを経由して回ってくるクローラーをわざわざ呼び寄せて優先的にインデックスさせることになるため、インデックスはいわば仮状態となります。
一定期間が終わるまでに正式なクローラーが回ってきてインデックスされなければ、一時的な期間が終了します。これが、「インデックスされたけれどもいつのまにか消えていた」という問題の要因と考えられます。
※Fetch as Googleとは?
Google Search Consoleからリクエストすることで、リンク経由にてクローラーが回ってくる前にインデックスを促すことができるツール。以下の方法で対象のURLを入力することで利用可能です。
【補足】
GoogleのWebマスターフォーラムで発表のあった事項ですが、インデックス促進に関してはFetch as Googleよりもsitemap.xmlをGoogleは優先するとのことです。
Fetch as Googleは毎月500URLという制限があるものの上限いっぱいまでリクエストするサイト管理者はスパム行為が多いという傾向があることと、正式にクローラーが回遊するという点でsitemap.xmlの方がインデックスに適しているということが理由として挙げられていました。
プライマリインデックスされたとしても油断は禁物です。コンテンツ関連の評価方法は定期的に変わっていくため、現在の基準をかろうじて満たしているという状況であれば、プライマリインデックスから外されることもあります。
定期的にサイトの構造について改善を重ねていくことが必要不可欠です。
インデックスされない原因には下記のような理由が挙げられます。原因を究明し、改善をしたら、よりスムーズなインデックスの方法について知っておくことが大切です。
ページ内部のテキスト量が少ない場合は質の低いコンテンツとみなされ、インデックスされなくなることも考えられます。ページインデックスに必要な文字量は一概にどれくらい必要ということはいえませんが、人間が3分程度で読む1,500文字程度は確保する必要があると考えられます。
長い間Webページをそのままにしておくと意図せず他サイトとページ内容が重複してしまうこともあります。自社サイトの内部でも重複しているページが発生することもあります。
1カ月ごとなどに定期的にコンテンツを見直し、独自性を担保したサイト運用を行うことが望ましいといえます。
意味不明な単語だけを並べた文章や隠しテキストは、いうまでもなくGoogleの目を欺くスパム行為とみなされます。スパム行為はインデックスが強制的に消えてしまうペナルティの対象にもなりかねません。正当にサイト運営を行いましょう。
プライマリインデックスとファストトラックインデックスという2種類のインデックスについてご紹介しました。
プライマリインデックスとは自然にクロールを待ち、恒久的にインデックスされることに対して、ファストトラックインデックスはインデックス促進による一時的なインデックスであり、それぞれのインデックス方法と期間に違いがあります。
プライマリインデックスされるようなサイト及びページ作りを行い、インデックス促進をうまく利用していくことですべてのページが正しく評価されるサイト運営を意識しましょう。
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