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SEO対策
最終更新日:2025.02.12
更新日:2025.05.09
SEO対策を始めると、「まずはキーワードを選びましょう」とよく言われます。でも、「なんでキーワードがそんなに大事なの?」「とりあえず人気のあるキーワードを選べばいいのでは?」と疑問に思う方も多いはずです。
この記事では、「キーワード選定」がなぜSEOの中でも特に重要なステップといえるのか、その理由を学びます。
SEOとは、Googleなどの検索エンジンで、自社のサイトを上位に表示させるための施策です。
SEOで成果を出すには、ユーザーが検索するキーワードに対して、その悩みや疑問を解決するコンテンツを提供する必要があります。言い換えれば「どんなキーワードで、誰の、どんなニーズに応えるか」を先に決めなければ、的確な対策はできないということです。
この”どんなキーワードを狙うか”を決めるのが「キーワード選定」であり、SEO施策全体の方向性を決める土台になります。
例えばあなたが、無添加の手作り石けんを売るネットショップを運営しているとします。
このとき、「石けん」「スキンケア」「洗顔」などのビッグキーワード(検索数が多いキーワード)を狙いたくなるかもしれません。しかし、このようなキーワードは大手企業や有名ブランドが巨額の予算とリソースで対策している競争がとても激しいキーワード、いわゆるレッドオーシャンのキーワードである可能性が高いのです。
もし、それらのキーワードで検索上位を取ろうとすると、
専門性・網羅性・信頼性を備えた高品質なコンテンツを大量に作る
などの対策が必要です。これを実行するには非常に多くの時間・コストが費やさなければならず、特に立ち上げたばかりのWebサイトや後発のWebサイトは不利な戦いになります。結果として、どれだけ頑張っても成果が出ないという状態になりやすいのです。
また、ビッグキーワードで検索するユーザーの中には、「情報収集」を目的とする人も多く含まれます。例えば「洗顔」というキーワードなら、洗顔料を買いたい人なのか、洗顔方法を知りたい人なのか、肌トラブルの原因を探している人なのか、検索意図があいまいです。どんな内容を届ければよいかが見えにくく、コンバージョン(=購入や問い合わせ)にもつながりにくいという落とし穴もあります。
ではどうするべきかというと、「自分が勝てそうなキーワード」=勝ち筋を探すことが重要です。
たとえば、
「無添加石鹸 赤ちゃん」
「アトピー 石鹸 子供」
「アトピー 無添加石鹸」
などのキーワードは、検索ボリュームこそ大きくはないかもしれませんが、検索する人の目的が明確です。単に情報収集をしている段階ではなく、「赤ちゃんに安全な石鹸を買いたい」「アトピーに優しい商品を探している」といった、具体的な悩みやニーズが見えています。
このようなキーワードは、求められている情報がはっきりしているため、的確なコンテンツを作りやすく、前述したようなビッグキーワードと比較して検索上位を狙いやすいです。また購入や資料請求といったコンバージョンにつながる可能性も高く、“少ないアクセスでも成果が出やすい”という大きなメリットもあります。
このようにして、キーワード選定を通じて「自社が勝てるキーワード=勝ち筋」を見つけることが、SEOで効率よく成果を上げるための第一歩となるのです。
まとめるとキーワード選定は、
無駄な努力を避け、正しい方向に進むため
自社が勝てる市場(ポジション)を見つけるため
成果につながる検索ユーザーを集めるため
に、非常に重要なプロセスです。
SEOは「記事をたくさん書けば勝てる」ものではなく、正しい戦略がなければ、労力が水の泡になります。このステップを丁寧に進めることが、SEOで成果を出すためにとても大切です。
次回は、いよいよ具体的なキーワードの選び方を学びます。
キーワードの種類(ビッグ・ミドル・ロングテール)
ツールを使った検索ボリュームの調べ方
自社に合ったキーワードの見つけ方
などを、初心者の方でも実践できるように紹介していきます。
次のステップ:SEOキーワード選定のやり方・手順