SEOとは?SEO対策で上位表示する効果的な施策と事例
SEO対策
2024.12.05
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更新日:2024.04.23
公開日:2017.09.08
編集部注:2024年3月12日にリンク切れを修正しました。
ブログの記事やWebサイトのコンテンツを作成していると、別サイトに記載されている内容をそのままコピー&ペーストしたくなる時がありませんか?
元の内容をリライトして掲載しようと挑戦したけど上手くできなかった時やリライトまでしている時間が無いような時など 既にWeb上で掲載・公開されている内容をそのままコピー&ペーストして掲載してしまうと、Google検索エンジンから良い評価を得られないケースもあります。
そのため、安易に別サイトの内容をコピー&ペーストすることはよくないのですが、この問題を解決する方法が存在しています。 それが「blockquote<引用タグ>」という引用タグを用いての引用です。 今回は引用タグ「blockquote<引用タグ>」の使い方や注意点についてお教えいたします。
また、こちらの資料でコンテンツの品質をチェックすることができます!SEOで求められる高い品質のコンテンツの作成にお役立てください。
blockquote<引用タグ>は、他サイトで掲載されている内容を自サイトに掲載した際に、「他のサイトから引用してきたものです」とGoogleに示すタグです。 blockquoteは基本的に長い文章を引用してくるときに使用するタグで、文の一部や短い文章を引用する場合はqタグを使うことになります。
blockquoteとqタグは引用する文章の長さによって使い分けるぐらいで、意味的には同じものになります。 blockquoteはブラウザ上で表示されたときに引用された文章であることを示す役割もありますが、検索エンジンに対しても「この文章は引用文です」といったことを伝えるための重要な役割を担っています。
それではblockquote<引用タグ>の設置方法や注意点についてご紹介します。
blockquoteは別サイトの情報を引用掲載可能にしてくれる便利なタグですが、利用してはいけないケースがあります。 これを守らないと自サイトにSEO的な影響が出てしまうことがあるので十分に気をつけましょう。
書き方に関しては、さほど難しくはありません。 blockquoteはHTMLタグですので、他のHTMLタグと使い方は同じです。 以下の例のような感じで、引用文をで括ってあげれば問題ありません。
qタグを使っての一部や短い分の引用を行う際も、引用してきた文をで括れば引用されたものだと認識してくれます。
冒頭でも書きましたが、他のサイトからコピーしてきた文章をblockquoteのタグを使わずに掲載してしまうと、Google検索エンジンには「この文章は他サイトのコピーになっている」と認識されてしまいます。
この場合対象の文章が掲載された日付などから判断し、先に掲載していたほうが評価され、後から掲載されたものは評価を得られなくなります。 最悪の場合「悪質なコピーコンテンツ」だと認識されて検索結果に反映されない場合もあります。
blockquote<引用タグ>を使えば、こういったSEOへの悪影響を解消することが可能です。
blockquoteはCSSで装飾を行わなくても、使用したところに「上下の余白」と「インデント」が自動で入るようになっています。
基本的には引用してきた文章であることを示すために使われるblockquoteですが、たまに「上下の余白」や「インデント」を入れて文章を目立たせるために使っていることがあります。 こういった引用ではない文章・文字の装飾にblockquoteは利用すべきではありません。
文章や文字に装飾を行いたい場合はCSS等を使って装飾するように心がけましょう。
blockquote設置時には注意しないといけない点があります。 きちんとした使い方をしていないとSEOへの影響が出ることはもちろん、法律的な部分での問題が起こりかねません。
blockquote設置時の注意点は、しっかり守って使うようにしましょう。
まず、自サイト以外の他のサイトに記載されている内容を引用する際には必ずblockquoteを使うようにしてください。 また、引用して掲載する際には必ずblockquoteに下記例のようにcite属性を使って引用元のアドレスを入力するようにしてください。
blockquoteのような引用タグを使用せずに掲載すると、Google検索エンジンからコピーコンテンツの判定を受けることは説明しましたが、それ以外にも引用タグの使用と引用元の掲示を行っていないと「無断転載」扱いになってしまいます。
Web上で引用を行う場合、引用元に許可を取る必要はありませんが、引用ではなく転載を行う場合は転載元の許可が必要となり、許可を取っていない場合は転載元から削除命令や訴えられる可能性があります。
引用タグ未使用・引用元未掲載の場合、「引用」ではなく「転載」扱いとなってしまい、結果的に「無断転載」とみなされてしまいます。 こういったことがないように引用する際は必ずblockquoteを使いcite属性を使って引用元のアドレスをちゃんと入力するようにしましょう。
「Web上で引用を行う際は引用元に許可を得る必要がない」と言いましたが、著作権を管理している文化庁からはWeb上で引用を行う際は以下の点に気をつけてほしいと発表がされています。
【「引用」】(第 32 条第 1 項)
- すでに公表されている著作物であること
- 「公正な慣行」に合致すること(例えば、引用を行う「必然性」があることや、言語の著
作物についてはカギ括弧などにより「引用部分」が明確になっていること)- 報道、批評、研究などの引用の目的上「正当な範囲内」であること(例えば、引用部分と
それ以外の部分の「主従関係」が明確であることや、引用される分量が必要最小限度の範
囲内であること、本文が引用文より高い存在価値を持つこと)- 「出所の明示」が必要(複製以外はその慣行があるとき)
引用:「文化庁」
Webメディアとして他人の著作物を無断で引用する際は、きちんとしたルール作りを徹底して引用をおこないましょう。 もし自分が作った物や記事に書いた内容が、許可も無く見ず知らずの他人が「私が作った物だ」と我が物顔で掲載していたら嫌なはずです。
自分自身が他の人にそういった嫌な思いをさせないように気をつけましょう。
blockquote<引用タグ>を使用することで、引用として括った部分はコピーコンテンツではないということをGoogle検索エンジンにも伝えることができ、SEOとして評価されやすくなります。
またblockquote<引用タグ>やqタグを使用する場合、必ずcite属性で引用元のURLを入力するようにしないと、無断転載となり削除ないしは訴えられる可能性があります。 Webメディアとして他人の著作物を引用するのであれば、しっかりとしたルール作りを徹底して行い、無断転載などにならないように気をつけましょう。
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