SEOとは?SEO対策で上位表示する効果的な施策と事例
SEO対策
2024.12.05
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更新日:2022.12.23
公開日:2022.09.07
日本時間の2022年8月19日(金)に「helpful content update(ヘルプフルコンテンツアップデート)」が発表されました。ユーザーにとって便利であり独自性の強いコンテンツが検索で見つかりやすくなるアップデートで、まずは英語圏での実装が控えているようです。公式で発表されている情報は今のところ英語情報のみですので、翻訳を交えて主な情報をまとめています。
→12月7日午前1:54に英語圏以外でも適用されるようになると周知されました。
※2022年12月8日(木)更新
アップデートの周知はGoogle検索セントラル内にページが作られ、Google Search CentralのTwitterアカウントで周知されました。
Next week, we will launch the “helpful content update” to better ensure people see more original, helpful content written by people, for people, rather than content made primarily for search engine traffic. Learn more & advice creators should consider: https://t.co/fgf2TPNIqD pic.twitter.com/xOuX2iVk2d
— Google Search Central (@googlesearchc) August 18, 2022
ー来週に検索エンジンのトラフィックのために作成されたコンテンツよりも、人が人のために作成した独自で役に立つコンテンツを多く見てもらえるようにする「helpful content update」をローンチする予定です。クリエイターが見ておくべき詳細とアドバイスはこちらです:What creators should know about Google’s helpful content update | Google Search Central Blog | Google Developers (著者訳)
2022年9月7日(水)現在このアップデートは、英語圏でのローンチが発表されており、アップデート開始時と完了時にアナウンスがある予定です。
2022年12月7日(水)に英語圏以外でも本アップデートが適用されていくと発表されました。
The Dec. 2022 helpful content update was released Dec. 5, starting to become more visible today & will take about two weeks to fully roll out. It improves our classifier & works across content globally in all languages. Our help page explains more: https://t.co/MS7hbcBTsp
— Google Search Central (@googlesearchc) December 6, 2022
Google検索セントラルの記事の内容を見ていくと以下のように続きます。
「Focus on people-first content(人を第一に作成されたコンテンツに注目する)」という見出し内で、人にフォーカスしたコンテンツであれば良い成果につながり、一方でそうでない(検索エンジンに向けて作成された)コンテンツはうまくいかない、と言及されています。
以下の質問に「はい」と答えることができるかどうかで、人にフォーカスしたコンテンツなのかどうかの判断ができます。
「Avoid creating content for search engines first(検索エンジン第一でコンテンツを作成することを避ける)」という見出しにて、検索エンジンに向けて作成されたコンテンツは、上手くいかないだろうという旨が述べられており、以下のうち1つでも「はい」と答えた場合は、コンテンツの作り方を再度考える必要があると言及されています。
Google検索セントラルとGoogleブログ、Twitterでの公式の発表を参考に、このアップデートのポイントをまとめると以下のようになります。
ページ単位での評価に留まらず、サイト全体に影響を及ぼすことから、コンテンツ作成のフローを見直し、役に立たないコンテンツを生み出さない運用にしておくことが必要になります。また、もし役に立たないコンテンツがあればそれらの削除対応が必要になります。
Webサイトの担当者が、自身のWebサイトの中で「役に立たないコンテンツ」がどれなのかを判断することは難しいことです。
注意していただきたいのは、「SEO流入が少ないからといって、必ずしも役に立たないというわけではない」ということです。SEO流入の大小はニーズの大小を表現しているだけです。流入は検索ボリュームに大きく影響を受けます。その検索ボリュームの大小はすなわち、同様のニーズがどのくらいあるかを示しています。そのため、ある記事の流入が少ないとしても、元々のニーズが小さい場合、そのニーズにきちんと答えられていれば、それは役に立つコンテンツといえるでしょう。
明らかに役に立たないと判断できそうなケースは「明らかに自社サイト内でカニバリゼーションが発生している記事同士」や「狙ったキーワードで評価されていない記事」などが挙げられそうです。
では、SEO担当者はどういった対応をとっていけばよいのでしょうか。こちらのツイートをご覧ください。
IF YOUR TAKEAWAY FROM THIS RESPONSE WAS TO REVISIT THE SUBDOMAIN SUBFOLDER DEBATE YOU'RE LIKELY MISSING THE MORE IMPORTANT POINT OF DOING THINGS FOR PEOPLE RATHER THAN SEARCH ENGINES USE WHAT YOU THINK MAKES SENSE FOR THEM AND YOU'RE DOING WHAT GOOGLE'S SYSTEMS SEEK TO REWARD. pic.twitter.com/8cHnwuW02O
— Danny Sullivan (@dannysullivan) August 21, 2022
ーもしこの回答から得たものが、サブドメイン・サブフォルダーの議論を見直すことならば、検索エンジンではなく、人々のために物事を行うという、より重要なポイントを見逃している可能性が高いです。(著者訳)
こちらはGoogle社員のダニー・サリバン氏が、ユーザーの質問に対して返答したツイートです。
ここで、サリバン氏が言いたいことは、「検索エンジンに目を向けるのではなく、ユーザーに目を向けなさい」ということかと考えられます。よく「AとBでどちらの方がSEOの観点で良いだろう?」という議論がなされますが、本来は「AとBでどちらの方がユーザーにとって便利だろう」という議論をするべきなのです。なんとかして検索エンジンをハックする必要はなく、とにもかくにもユーザーにとって良い方を選択することが、結果的にSEO上も良い結果をもたらすでしょう。