2020年12月コアアルゴリズムアップデートの実施!その影響と対策とは?

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    2020年の12月4日にGoogleは「コアアルゴリズムアップデート」を発表しました。

    Googleのコアアルゴリズムアップデートはいつも検索結果に大きな影響を与えるため、企業のウェブサイト担当やSEO担当の方にとっては、どういった影響があるのか、またどのように対策していくのかが気になるポイントかと思います。

    本記事では、アルゴリズムアップデートの影響や今後行うべき対策についてお話ししてまいります。

    コアアップデートの詳細

    Googleは米国時間の2020年12月3日(日本時間の12月4日未明)にコアアルゴリズムアップデートのロールアウトを開始すると発表しました。

    このコアアップデートは“The December 2020 Core Update”と呼ばれ、これから1~2週間かけてコアアップデートが適用されていきます。
    ここ数週間のうちは、大きな順位変動や、それに伴うサイト流入数の変化が起こる可能性があります。

    まず初めにGoogle検索の広報を務めるGoogle SearchLiaisonのTwitterアカウントで、コアアップデートの告知が行われました。

    [和訳]
    年に数回行っているように、本日この後広範なコアアルゴリズムアップデートをリリースします。これは”December 2020 Core Update”と呼ばれるアップデートです。このようなアップデートに対してのご案内は過去ご紹介したものと変わりません。詳細はこちらのブログをご覧ください。

    ※日本語版をご覧になりたい方はこちら


    その後通常のコアアップデートと同様に、1~2週間でロールアウトが完了する旨が伝えられました。

    [和訳]
    “December 2020 Core Update”のロールアウトが今始まっています。典型的なアップデートのように、完全にロールアウトが完了するまでおよそ1~2週間かかります。

    多くの予想を裏切るコアアップデートだった!?

    Googleのコアアップデートは通常、年に3~4回(3~4か月に一度)実施されています。

    前回のコアアップデートが2020年5月に実施されたもので、そこから7か月も空いていたため、そろそろコアアップデートが来るのではないかとSEO担当者の間では言われていました。しかし、11月のオフィスアワーでジョン・ミューラー氏が「はっきりとしたことはわからないが、年内のコアアップデートは避けるのではないか」と考えられる発言をしたため、年内のコアアップデートは実施されないのではという意見も出ていました。しかし、一方でジョン・ミューラー氏はTwitterなどで繰り返し「決まったことではない」というメッセージを繰り返し発信していました。

    下記が11月13日のオフィスアワーにおける発言になります。

    具体的な計画があるのか私にはわからない。コアアップデートの実行を停止しているということではなく、具体的な計画があるのかどうかを知らないだけだ。

    年末に向かっているときに実施するというのは常に難しい問題だ。なぜならみんな神経質になっている時期だし、特に今年はいまだかつてないほどにそうなっている。だから、少しばかり慎重にならないといけない。

    私たちとしては検索を改善したいし、良くなった検索をユーザーが利用するのは当然のことだ。と同時に、ものすごい混乱を起こしたくもない。

    そんなわけで、どうなるかわからない。どこかのタイミングでやっぱりアップデートを実施するかもしれない。でも、タイミング的に良くない。最後の四半期は特にだ。

    2020年は世界的なコロナウイルスの影響でオンラインの購買活動が増加したこともあり、検索順位は例年以上に大きな影響を持っていました。そんな中実施されたのが、“December 2020 Core Update”です。

    <過去実施されたコアアップデート>
    2020 年 1 月実施の January 2020 Core Update
    2020 年 5 月実施の May 2020 Core Update
    2020 年 12 月実施の December 2020 Core Update ⇐ 今回

    コアアップデートの影響

    弊社で情報を取得しているデータでは下記のような影響が観測されています。
    ※これは弊社取得情報のみであり、Google全体の傾向というわけではありません。参考程度にご利用ください。

    調査対象
    対象クエリ:PLAN-Bで順位取得しているKW
    調査期間 :2020年12月3日と2020年12月6日を比較

    変動が大きかった業界 (同一カテゴリで20%以上のクエリで順位変動が起きているカテゴリ)

    • ローン・金融
    • 教育
    • 農業・ガーデニング
    • 資格
    • 求人
    • ファッション
    • ファイナンス
    • 駆除・退治
    • 住宅・環境・改善
    • 不動産
    • サービス
    • 買取・中古販売 
    • 納税・節税
    • 感染対策
    • 男性コンプレックス
    • ゴルフ
    • ネットカフェ
    • 介護

    変化があまり見られなかった業界 (同一カテゴリで80%以上のKWが順位変動なしのカテゴリ)

    • テクノロジー
    • コンプレックス
    • 公営ギャンブル
    • ゲーム・アプリ・漫画
    • 女性コンプレックス

    コアアップデートへの対策は?

    焦らずユーザー目線のコンテンツを作成する

    Googleがアナウンスしているように、今後我々が行っていくことに特に変化はありません。地道にユーザー目線でのコンテンツを改善していきましょう。

    ウェブマスター向け公式ブログでも紹介されているように、できるだけ優れたコンテンツを作成することに集中しましょう。

    コンテンツに集中する
    これまで説明したとおり、コア アップデート後にページの掲載順位が下がったとしても、そのページに修正すべき問題があるとは限りません。それでも、コア アップデート後に掲載順位が下がった場合は、何かする必要があると感じるかもしれません。そのような場合は、できるだけ優れたコンテンツの提供に集中することをおすすめします。Google のアルゴリズムでは、コンテンツの品質に基づいて掲載順位を決定しているからです。

    引用:ウェブマスター向けブログ

    Googleはユーザーが求めている情報を提供できるサイトを評価します。ユーザーにとって有益なコンテンツを作成していれば、Googleからの評価はおのずと上がってくるはずです。

    また、品質評価ガイドラインと E-A-T についてもウェブマスター向け公式ブログにて言及されています。

    品質評価ガイドラインと E-A-T について
    品質評価者は、Google が E-A-T と呼ぶ基準に基づいてコンテンツが優れているかを判断するために特別な訓練を受けています。この基準は「Expertise(専門性)」「Authoritativeness(権威性)」「Trustworthiness(信頼性)」を意味します。品質評価ガイドラインを確認することで、E-A-T の観点からコンテンツを評価して、検討すべき改善点を見つけられるかもしれません。

    引用:ウェブマスター向けブログ

    ここで言及されているように、E-A-Tの観点からコンテンツを見直すと改善点が見つかるかもしれません。コンテンツ作成の際はE-A-Tの観点を常に意識しておきましょう。

    また、YMYLも同様に、近年Googleが重視する概念といわれています。下記記事を参考にコンテンツを作成していきましょう。

    今後について

    今回コアアップデートが実施されていますが、引き続き順位の変動は見ておきましょう。(随時本記事も情報を追記してまいります。)

    また、記事中でも触れたように私たちが取り組むことは変わらずコンテンツに磨きをかけることです。順位の変動が今あるかもしれないですが、ユーザーにとって有益なコンテンツを作成していれば順位は必ず上がってきます。アップデートを受けて焦って何かを変えるのではなく、どっしりと構えて粛々と取り組むべきことに取り組み続けましょう。

    December 2020 Core Updateはまだロールアップが完了のアナウンスがないため順位変動が発生する可能性がございます。そのため、現時点で順位下落している案件でも順位が戻ることも十分ありえます。
    順位が下落したと慌てて対策を実施するのではなく、ロールアップ完了まで様子を見た方がよいでしょう。
     
    また、先日アナウンスされたPassage Indexingは、December 2020 Core Updateに組み込まれていない可能性が高いです。ジョン・ミューラー氏は、Passage Indexingが導入されたか分からないとしながらも、コアアルゴリズムと別アップデートをセットで実行しないと話しています。Passage Indexingは導入したこと否定しているため、導入後は順位変動が予想されます。
     
    さらに、2021年5月にはCore Web Vitalsがページエクスペリエンスのランキング要因に組み込まれます。
    ページエクスペリエンスよりもコンテンツの品質の方が検索順位には重要な要因ですが、今のうちにページのユーザー体験の改善を検討しましょう。
     
    ※追記
    December 2020 Core Updateは、2020年5月よりも大規模なアップデートの可能性が有ります。
    ロールアップ直後は変動幅が大きく、時間経過とともに変動幅は小さくなっています。
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