CDNとは|AMPとの違いやSEOへの影響も簡単に解説

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    ページ速度の改善を考えたことがある方ならCDNという言葉を聞いたことがあるかもしれません。しかし詳しく仕組みまではわかっていないという方が多いのではないでしょうか。この記事ではCDNの仕組みを簡単にご説明し、ページ速度改善に関して最近よく目にするAMPとの違い、またSEOへの影響まで簡単に説明したいと思います。

    1.CDNとは

    CDNとはContent Delivery Networkの略です。主にウェブサイトの表示速度の改善や、サーバーへの負荷軽減、安定性や可用性の向上を目的に使用されます。

    CDNの仕組み

    簡単に説明しますと、サーバーとDNSの間にキャッシュサーバーと呼ばれるサーバーを経由することでCDNが可能になります。
    このキャッシュサーバーが間に入ることでサーバーへの負荷が軽減されたり、表示速度が改善されたりします。
    CDNはDNS、キャッシュサーバー、オリジンサーバーで成り立っています。ユーザーはDNSを経由してキャッシュサーバーへリクエストを出し、キャッシュサーバーがオリジンサーバーへデータを取りにいくという仕組みです。
    CDNの仕組み

    通常の場合、DNSから直接オリジンサーバーへリクエストが出されてデータを取りにいきます。
    毎回オリジンサーバーへアクセスがいくため、アクセス数の多いサイトなどではサーバーへ負担がかかります。また、取ってくるファイルの容量が重い場合表示速度が遅くなってしまいます。
    しかしキャッシュサーバーを挟むことで上記の問題が解決します。
    キャッシュとは生成されたデータを一時的に置いておく仕組みのことで、キャッシュサーバーとはそのデータを置いておく場所のことです。
    キャッシュサーバーにデータを置いておくことで、一度リクエストされたデータはキャッシュ期間中、オリジンサーバーへ取りにいかなくてもよくなります。
    そのためオリジンサーバーへのリクエストが減り、負担が減ります。
    また毎回オリジンサーバーへリクエストを出さなくても、キャッシュサーバーに完成されたデータが入っているため、そこから取り出すことで速度も向上します。

    2.CDNのメリット、デメリット

    CDNのメリット

    ・サーバーへの負荷を軽減できる

    アクセス数が多いサイトなどだとアクセスが集中した際にサーバーへ負担がかかりすぎてダウンしてしまう可能性があります。
    キャッシュサーバーを挟むことで、一度リクエストがあったページに関してはオリジンサーバーへのリクエストは飛ばないため、負担が軽減されます。

    ・ページの表示速度が向上する
    サイト内で表示しているファイルの容量が重くなってくるとサイトの表示速度も落ちてくるかと思います。
    しかし、間にキャッシュサーバーを挟むことですでに生成された完成物がすぐに取り出せるようになるため、表示速度も向上します。

    CDNのデメリット

    ・キャッシュ事故が発生する可能性がある
    一度誰かが見たページをキャッシュサーバーに置いておくことで他の人がアクセスしてもそのページが速く表示されるのですが、このとき会員ページなど個人情報が載っているようなページがキャッシュされてしまうと、そのページを他人に見られてしまうということがあります。
    そのためキャッシュ対象とすべきページはきちんと選定しなくてはなりません。

    ・キャッシュ期間中はファイル更新ができない
    キャッシュにはキャッシュ期間というものがあり、キャッシュ期間中はオリジンサーバーへリクエストがないため、データの更新がされていてもユーザー側には更新する前のデータが表示されます。
    キャッシュ期間を短くするとオリジンサーバーへのアクセスが増え、長くするとオリジンサーバーで更新されたデータがユーザーに届かないということになります。

    3.AMPとの違い

    サイトの表示速度を改善するという点ではAMPと似ていると思われた方もいるのではないでしょうか。
    AMPについては以下の記事をご覧ください。


    実はAMPはCDNの一種です。
    AMPはAMP CDNと呼ばれるGoogleやTwitterのサーバーにキャッシュすることで表示速度を改善しています。
    キャッシュサーバーをわざわざ準備しなくてもAMPを導入することで表示速度が改善できるようになります。
    しかし、AMPには制約があったり、AMP用にHTMLページを作成したりと表現の幅が狭まり、管理が大変になるというデメリットもあるため、必ずしもAMPが最適というわけではありません。

    4.SEOへの影響

    現時点(2019年2月)ではページの表示速度改善によって、直接的に順位があがるわけではありません。
    しかし今後Googleのアルゴリズムの中に組み込まれる可能性はあります。
    また直接的には影響していませんが、Googleはユーザー体験の優れているページを評価し始めているため、表示速度を改善した結果直帰率が下がったなどの副次的効果によって順位があがる可能性はあります。
    いずれにせよ、余力があるのであればCDNやAMPの導入によって速度の改善を進めていくべきです。

    5.まとめ

    CDNについてなんとなくでも理解していただけたでしょうか?
    SEOの観点からいくとページの表示速度を対策するのは上位表示の一つの手段になってきます。
    AMPよりも表現の幅が制限されないCDNの導入も一度検討してみてはいかがでしょうか。

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