
SEOとは?SEO対策で上位表示するための具体施策と事例を解説
SEO対策
2025.02.11
更新日:2024.04.08
公開日:2018.06.27
編集部注:2024年3月12日にリンク切れを修正しました。
モバイル向けページをランキングの評価対象とするMFI(モバイルファーストインデックス)や、ページの表示速度をランキングアルゴリズムとして組み込むスピードアップデートを実施するなど、ここ最近で大きな動きを見せているGoogleの検索結果。
このようなアップデートは今までも繰り返し行われてきましたが、そうした動きをいち早くキャッチし、サイトに反映させることができるSEO担当が重宝されています。
SEO担当はインハウスでSEO対策を行う場合、また外部の業者に委託する場合も同様にニーズがあります。求人サイトを見てみると、SEO担当として募集をかけている企業も少なくはありません。
求人を出している企業は当然SEOに詳しい人間を探していると思いますが、それを判断する基準はなんでしょうか?一般的な職業であれば資格を保有していたり、実務経験からある程度判断することができます。
ではSEOに関してはどうなのでしょうか?今回はSEOの資格についてお話ししたいと思います。
SEO対策を行う大前提として、Googleが提示しているガイドラインの内容を把握している必要があります。万が一違反してしまった場合は順位が下落、最悪の場合は検索結果にサイトが表示されなくなる恐れがあります。
SEOを専門で扱うには、最低限ガイドラインに記載されている内容は理解しておきましょう。
このように、行ってはいけないSEO対策は明確になっていますが、200以上存在するランキング要素については明言されていません。
SEOは正誤の判断が難しいので、試験を作るのも困難です。そんな中でも、SEOに関連した資格を提供している団体がいくつかあります。
以下SEOに関する資格試験が受けられる団体とその資格です。
JDP日本デザインプランナー協会 ※現在は実施していません
インテリアデザイナー資格、ネイル資格といったさまざまなジャンルの資格を取り扱う日本デザインプランナー協会が実施しています。
試験ではSEOの知識のみならず、Webマーケティングに関する知識も必要です。資格所有者はSEOマーケティングアドバイザーとして講師活動ができるようになります。
試験は自宅で受講可能なので、忙しくてなかなか時間を割くことができない方におすすめです。
日本デザインプランナー協会とは異なり、SEOに専門特化している全日本SEO協会が提供している資格です。
3ヶ月間の研修を経て、4級~1級までのSEO検定を合格することで認定SEOコンサルタントの称号が得られます。認定後はインハウスSEOの担当として活躍できるスキルや、クライアント企業に対してSEO的なアドバイスをする際に役立つスキルが身に付きます。
受講は通学型と在宅型との2つのコースが用意されているので、自分に合うスタイルを選ぶことが可能です。
認定SEOスペシャリストは、検索エンジン最適化(SEO)の専門知識とスキルを持つことを証明する資格です。この資格は、一般社団法人全日本SEO協会によって提供されています。
認定SEOスペシャリストの資格取得には、4つの段階があります。基礎的な知識を学ぶ4級から始まり、ソーシャルメディアやモバイルに関連する内容を学ぶ1級まで取得することが可能です。
この資格の取得により、認定SEOスペシャリストとしての専門知識と技術を証明できます。WebサイトのSEOに力を入れている場合に役立つ資格となっています。
Googleアナリティクス個人認定資格(GAIQ)は、Google公式の認定試験であり、Googleアナリティクスの操作方法や機能に関するスキルを証明する資格です。この資格を取得することで、Googleアナリティクスを活用する能力が認められます。
GAIQの受験には特別な条件はなく、誰でも受験することができます。受験料は無料であり、オンラインで試験を受けることが可能です。ただし、有効期限は12ヶ月となっているため、取得から1年後には更新が必要です。
試験は70問の選択式で、制限時間は90分ですが、一般的には60分程度で完了することが目安とされています。合格基準は正答率80%であり、合格通知は即時にされます。ほかのSEOの資格・検定と比較しても実用的なため、業務上SEOに取り組む方は取得しても良いかもしれません。
SEO検定は、検索エンジンでWebサイトを上位表示させるための対策に関しての知識を問われる資格となっています。試験は全国で開催されており、4級から1級まで存在します。東京、大阪、名古屋、福岡などで受験することが可能です。
受験資格は存在せず、合格ラインは階級によって異なりますが、2017年から2021年までの5年甲間の全級合格平均は70%以上となっているため、そこまで難易度の高い資格ではありません。
SEOの知識を深めて自社サイトのアクセスに貢献したい、また他社サイトのSEOコンサルで成果を出したいと思う方は、上記で紹介したような資格を取得するのも良いでしょう。
ただしSEOは資格の有無よりも経験値が重要です。扱うサイトによって抱える問題が異なり、成果を出すために行った対策が上手くいかないこともよくあります。
自身でトライ&エラーを繰り返し、蓄積した経験を基に提案や改善を行うことが何よりも大切です。
検索エンジンのアルゴリズムやトレンドは変化し続けており、最新のSEOスキルを習得することでオウンドメディアへの集客を効果的に行えます。したがって、常に学習を続けることが求められます。
具体的には、SEOの重要性や将来性について、情報を収集し続け実際の施策へと行動に移すことで、資格を取得するよりもSEOについて詳しくなれます。人によって学習方法の得意・不得意があるため、自分に合った学習方法を見つけ効率的に学ぶことが大切です。
次に、SEOに関する資格を取得するメリットについて紹介します。
SEOの知識やスキルを持っていることを証明できる資格を取得しておくことで、クライアントや顧客からの信頼度が高まります。特にSEO対策やコンサルティングを提供する場合には、資格を持っていることが信頼を構築する一因となることは、間違いありません。
資格取得は体系的に知識を学ぶ機会を提供してくれる方法のため、自身のSEOの知識を基礎から身につけていくことができます。したがって、SEOについてどこから学べば良いかわからない場合には資格を取得するのも1つの方法でしょう。
SEOの資格取得を考えている場合は、まずはSEOに関する基本的な知識から身に付けましょう。特にSEO初心者の方には、書籍で勉強することをおすすめします。
ネットでも十分な勉強が可能ですが、誤った情報がそのまま掲載されている場合があります。正しい情報かどうか判断できるレベルに達するまでは、SEO関連の本を読んで正しい知識を身に付けましょう。
以下ではSEO初心者の方におすすめの本を紹介していきます。
amazon:「10年つかえるSEOの基本」
SEOのテクニックよりも、検索エンジンを理解するなど基本の考え方から学ぶことができます。また会話形式で書かれているので、SEOを理解するのが難しいと感じている人にも分かり易い内容となっています。
amazon:「成果を出し続けるための王道SEO対策」
その名の通り王道のSEO対策について書かれていますが、安定的に成果を出すためのノウハウが身に付きます。SEO対策を行ううえで特に難しいのがこの安定的に成果を出すという点です。初心者だけでなく、ある程度知識がある方がもう一度基本を理解するためにも利用できる内容となっています。
amazon:「いちばんやさしい新しいSEOの教本」
最近のSEOの傾向として内部改善やライティング(記事の質)を中心としたものが多いですが、こちらの本では外部対策についても触れられています。検索結果の順位を上げることではなく、ユーザーを獲得することが目的だということを改めて思い出させてくれる教本です。
amazon:「効果がすぐ出るSEO事典」
基本的なSEO対策について学べることに加えて、コンテンツマーケティングを意識したライティングについても触れられています。SEO以外の集客方法も載っているので、集客全般を学びたい人におすすめです。
本でノウハウを構築することも大切ですが、その知識を実際にサイト運用して活かすことが最大のポイントです。
実際にSEOの勉強をしている人は、サイトのアクセスを伸ばしたいと思っている方がほとんどですので、学んだことをすぐにサイトに反映させて、効果を見守りましょう。
すぐに結果が出るものではありませんが、その繰り返しが経験値となり、資格を保有する以上の価値に繋がるでしょう。
SEOの資格を持っているということは、ある程度の知識を持った人間であるという証明にもなるので、所持していて損することはないでしょう。
ですが、実践で成果が出なかった場合に、資格を持っていても仕方がないと思われてしまうリスクもあります。自身が関わるサイトで実績を作ることで、資格の価値もおのずと上がります。
まずはさまざまなサイトを運営し、ひとつずつ成功体験を積み上げていきましょう。
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