SEOとは?SEO対策で上位表示する効果的な施策と事例
SEO対策
2024.12.05
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更新日:2023.09.15
公開日:2018.04.26
インターネットが普及した現在、物販をする上で欠かせないツールであるECサイト。
ブランドの認知度を高めるために、オフラインではTVCMやラジオ、またネット上ではリスティングやSNSなどでプロモーションをかけることもあるでしょう。認知度が高まることで、ECサイトへのアクセスが増えると共に、商品購入に至るユーザーが獲得できます。
ただし、これらは全て広告費がかかるので、できれば費用がかからないSEOで集客をしたいものです。ECサイトの場合、記事系のコンテンツを中心とした一般的なサイトとはSEO対策の方法が異なります。
ではそんなECサイトのSEO対策方法を見ていきましょう。
ECサイトで検索結果の上位を狙うのは至難の業です。コンテンツの面で競合と差別化することが難しく、テキストの修正や追加により質を高めるという手法では、なかなか上位を獲得できません。
ECサイトのSEO対策において必要なのは、サイト構造とユーザービリティを高めることです。
まずは検索エンジンのクローラーが認識しやすいサイト構造を目指しましょう。
ECサイトの場合、動的にURLを振り分けるページ(商品の絞り込みやショッピングカート内のページなど)が多く存在します。このようなページはユーザーにとって必要でも、クローラーが無駄に回遊してしまうページが発生する可能性があり、サイト設計の段階である程度理解しておく必要があります。
このようにクローラーのことを考えた上で、より大切なのがユーザーにとって使い勝手の良いサイト構造にすることです。
ECサイトの構造を意識するうえで肝となるのが、このカテゴリーページです。カテゴリーページはビックワードの上位化対象となることが多いので、設計は慎重に行いましょう。
大きなカテゴリーだけでなく、必要に応じて中カテゴリー、小カテゴリーといったように細分化しましょう。ECサイトの場合、ビックワードを獲得しようとするとAmazonや価格.comといった大手のECサイトが独占し、それらを追い越して上位化するのは至難の技です。
そこで、カテゴリーを細分化しミドルワードやロングテールワードを狙うと良いでしょう。ここで注意しなければならないのが、SEOを意識し過ぎるあまりに、キーワード先行でサイトの設計をしてしまうことです。
設計後に必ずテストページで使用感を確認してください。キーワード設定によりカテゴリー分けが複雑になってしまう場合には、ユーザービリティを優先しましょう。
動的URLの生成による重複コンテンツには注意が必要です。別々のURLで同じ内容のコンテンツが発生する場合には、canonicalタグでオリジナルのコンテンツを指定して正規化しましょう。
ただし、動的URLの場合canonicalを誤って設定してしまうことがあるので、正しいURLかどうか必ず確認してください。対応するページ数が多い場合は、robots.txtでクローラーをブロックし、無駄なページへの回遊を無くす方法を用います。
ECサイトは必然的にテキストよりも画像が多くなりやすいです。そのため、テキスト追加の代わりに画像の枚数を増やすことで、コンテンツの質を高めます。
ただし画像を増やす際にはファイルサイズに注意してください。ファイルサイズが大き過ぎるとページの読み込み速度が遅くなってしまうので、画像は圧縮してからアップすることをおすすめします。
競合が激しいキーワードではオーガニック検索の上位を獲得することは難しいですが、画像検索であれば上位表示の可能性が上がります。画像検索で上位表示させるには、Googleに可能な限り画像の情報を伝える必要があります。そのために以下の3点を行いましょう。
それぞれの画像に適切なaltを設定し、検索エンジンのロボットに対して何の画像なのか文字で伝えます。あくまでも画像の説明なので、SEOを目的としたキーワードの盛り込みや、画像に関係のない内容を設定するのはやめましょう。
サイトマップに画像のURLを指定することができます。それにより、大量の画像が存在するサイトでも、特定の画像を認識してもらいやすくなります。
その他にも画像の位置情報や、タイトルの設定が可能です。画像サイトマップを設置する際は、画像用のサイトマップを作る、または既存のサイトマップに画像用の記述を追加します。
画像サイトマップについてはこちらを参照してください。
Search Console ヘルプ:https://support.google.com/webmasters/answer/178636?hl=ja
画像を構造化データマークアップすることで、更に詳細な情報を提供することが可能です。場合によってはリッチスニペットが表示され、クリック率の上昇が期待できます。構造化データ化する際には、schema.orgのImageObjectを利用します。
ImageObjectの項目一覧:http://schema.org/ImageObject
Googleが推奨している、JSON-LD形式でのマークアップをしましょう。
2018年8月にスピードアップデートが実施される予定で、今後ランキングの評価に影響を与えることになるページの表示速度を改善しましょう。ページの表示速度が向上すると、ユーザーのサイト離脱率にも大きく影響を与えます。
Googleの発表によると、表示に3秒以上かかると53%のユーザーが離脱すると伝えられているので、積極的に速めるように心がけましょう。改善を行う際は、現状のサイト表示速度とその改善方法をツールで確認します。
関連記事【表示速度改善おすすめツールについての解説】
商品購入までの導線を改善することにより、ユーザービリティが向上するだけでなく、成約率のアップにも繋がります。購入しやすい導線の特徴として、シンプルな作りであることが挙げられます。
トップページからだけでなく、ユーザーがどのページからアクセスしても購入ページまで誘導できるように、カート機能が利用できるメニューの位置は分かり易い箇所に設置しましょう。
ECサイトでコンテンツ量を増やすには、取り扱う商品を増やすことが大切です。最も購入に繋がりやすいキーワードが商品名ということもあり、商品数を増やすだけでも購買意欲の高いユーザーが集まる確率が上がります。
また、ビックワードでの上位化を目指す場合も商品数を増やすのは必要不可欠です。可能な限り増やすようにしてください。
最後に、ECサイトのSEO対策を高めるのに重要な対策を7つ紹介します。
ディスクリプションを改善することで、Googleクローラーにサイトを見つけてもらえる可能性が高まります。ディスクリプションを改善するためには、まずはキーワードを適切に取り入れることが重要です。キーワードを取り入れることで、検索結果に表示される文章がより詳細になり、ユーザーがサイトの内容を把握しやすくなります。
また、ディスクリプションには、サイトの概要を記載することで、ユーザーがサイトを選択するきっかけを与えることもできます。
例えば、ECサイトが家電製品を販売している場合、ディスクリプションには、「家電製品を最安値で販売!最新モデルも充実!」などのように、サイトの特徴を記載することで、ユーザーがサイトを選択するきっかけを作ることができます。ディスクリプションを改善することで、ECサイトのSEO効果を高めることができます。
短いURLは、検索エンジンがサイトを効率的にインデックスするのに役立ちます。また、短いURLは、ユーザーがサイトを見つけやすくなり、サイトの訪問者が増える可能性があります。
短いURLをつけるためには、URLを簡潔なものにする必要があります。例えば、「example.com/products/shoes/sandals/blue」のような長いURLを「example.com/blue-sandals」のように短くすることでインデックスを最適化できます。
モバイルフレンドリーを意識することは、ECサイトのSEO効果を高めるための重要な対策です。モバイルフレンドリーとは、モバイルデバイスでもサイトを正しく表示し、操作しやすいようにすることを指します。
具体的な対策としては、レスポンシブWebデザインを採用することです。サイト内の文字サイズや画像のサイズを調整し、モバイルデバイスでも見やすいサイトを作ることでストレスフリーなサイトを作れます。
さらに、モバイルデバイスでのページ速度を上げるために、不要な画像やJavaScriptを削除したり、サーバーを最適化するなどの対策を行うことで、より使い勝手の良いサイトに仕上がります。
SEO評価を高めるために、役立ちコンテンツを作成することも効果的です。例えば、ECサイトが販売している商品に関する情報を提供するなどして、関連キーワードを含めることで、SEO評価を高めることができます。
ユーザーが商品を購入するまでのサイト内でのユーザーの流れを調整することで、ユーザーが商品を購入するまでのサイト内でのユーザーの流れを改善することができます。
例えば、トップページから商品ページへのリンクを明確にし、商品ページから購入ページへのリンクを明確にするなどの対策を行うことで、商品を購入するまでのサイト内でのユーザーの流れを改善することができます。
また、商品ページには商品の詳細を詳しく記載するなど、ユーザーが商品を購入するまでのサイト内でのユーザーの流れを改善するための追加的な対策を行うことも重要です。
シェアコンテンツとは、ユーザーが自分のSNSなどで他のユーザーに共有するコンテンツのことです。これにより、ECサイトの訪問者数が増加し、検索エンジンのランキングが上昇する可能性があります。
例えば、ECサイトの記事のページにSNSシェアボタンを設置することで、記事を共有することが可能になります。また、記事の中にハッシュタグを入れることで、記事を検索しやすくなります。さらに、記事の中に他のサイトへのリンクを貼ることで、外部リンクを増やすことができます。これらの方法を組み合わせることで、ECサイトのSEO効果を高めることが可能です。
ページスピードを改善することで、ユーザーの体験を改善し、検索エンジンのランキングを上げることができます。
ページスピードを改善するためには、画像を圧縮してサイズを小さくすること、不要なJavaScriptやCSSを削除すること、キャッシュを有効にすることなどがあります。また、サーバーの設定を最適化することも重要です。
ECサイトのSEO効果を高めるためには、ページスピードを改善することが重要です。自社サイトの足りない部分を改善するようにしましょう。
ECサイトにおいて、SEOでユーザーのアクセスを集めるのは非常に大変ですが、だからといって初めから諦めてしまうのは時期尚早です。
まずは今回紹介した点に注意しながら、ユーザー、クローラーに分かりやすいサイト設計をしてみてください。SEOで上位表示させるためのサイト構築ができれば、おのずと結果に結びつくでしょう。
もし、ECサイトのSEOについてお困りの方はぜひご相談ください。
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