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2025.02.13
更新日:2022.12.23
公開日:2017.05.02
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フレームワークとは確立されている枠組みのことを指します。マーケティングにおけるフレームワークは「事象をもれなく・素早く・全体を把握するため」に使用されます。数あるフレームワークの中から、確実に知っておきたいものについてもう1度おさらいしていきましょう。
重複してしまいますが、フレームワークとは「考えられる要因をもれなく・素早く・そして共有化するため」に使用されます。詳しく分析するための、考え方の根幹となる部分に当たります。より要因を深く追求し、真の要因に迫るために用いられる、3つの代表的な手法について触れていきます。
「ミーシー」や「メーシー」などと呼ばれている手法です。Mutually Exclusive and Collectively Exhaustiveの頭文字を取ったもので、
ターゲットを分析する際などに用いられることが多く、漏れている層はないか、また重なっている箇所がないかを確認していきます。一部の重要な事象にとらわれるあまり、更に重要な事象を見逃してしまうようなことを防ぐことができます。
例を挙げてみましょう。女性のマーケティングをするうえで、ターゲットを主婦やOL、学生などのように分析します。しかし、これでは”主婦”と”OL”で重なる部分が存在していることや、フリーターなどの層が漏れている可能性があります。これをMECEで表現していくと、10代以下・20代……のように細分化され、どのターゲットにも漏れなく、ダブりなく表現することが可能になります。
「なぜなぜ分析」とも言われているフレームワークです。自動車販売で有名なトヨタ自動車株式会社で用いられていることから、トヨタ式と呼ばれることもあります。ある問題に対してWHY=なぜ?を問いかけていき続け、より思考を深めていく手法です。
1度のなぜ?よりも2度3度…と繰り返し続けていくことによって、考えられた要因を深く掘り下げていくことが可能です。真の要因を掘り下げることができれば、再発防止や、具体的な解決策を提示することが可能です。
また、WHYツリー=なぜ?を追う手法としてHOWツリー=どのように?と掘り下げていく手段なども存在します。
論理をツリー状に描きながら、1つの議題に対して考えられる現象をさらに展開していくフレームワークです。5回のWHYとMECEの複合技とも言えます。ロジックツリーの大きな長所として思考の過程を可視化、や共有化のしやすさが挙げられます。
客観性を持って取り組むことがポイントです。
ブレストだけでなく、現状について詳しく分析することはマーケティングにおいて必要不可欠です。現代社会で頻繁に用いられる手法をおさらいしていきましょう。
マーケットインと呼ばれる考え方の1つでCustomer=市場・顧客、Company=自社、Competitor=他社の3視点から現状を分析していくフレームワークです。
重要とされているのは自社としてではなく、第三者の視点に立って分析することと言われています。強みや弱み、ニーズなどをフラットな目線からとらえていくことがキーポイントとなります。
Customer Value=顧客価値、Cost=顧客の費用・負担、Convenience…顧客の利便性、Communication=顧客対話という4つのCを分析する手法です。3Cよりもさらに顧客の視点で考えていくことが求められ、顧客のニーズをより深く分析することで、今後のマーケティングに向けて良い立案がしやすくなります。
内的環境の要因である自社の強み=S・弱みの部分=W、そして外的な環境要因である機会=O・脅威=Tに分けて分析していくフレームワークです。
4つを表に書き出していき、自社の事業分析はもとより、ビジネスにおけるチャンスを考えていくことができます。STF(成功要因)をとらえていき、今後の視点を考えていくことがSWOT分析の特徴と言えます。
次に、マーケティングを検討していくうえで効率よく戦略を立案するために用いられている手法を見ていきましょう。
マーケティングにおける基礎的な考え方とされているフレームワークの1つです。ターゲットを選定し、顧客の利益を考察していく考え方とされています。
Segmentation(セグメンテーション)→Targeting(ターゲッティング)→Positioning(ポジショニング)というステップを踏んで戦略を考えていくことから、その頭文字を取り、STP戦略と呼ばれています。強みを生かしつつ、より効果的に市場へ参入していくために必要なフレームワークと言えます。
政治=Politics、経済=Economy、社会=Society、技術=Technologyの外的環境から分析していくフレームワークです。外的要因を、よりマクロな視点から追っていくことで業界的な要因をもれなく把握するために効果的な分析方法です。
4Pとは、商品=Product、価格=Price、流通=Place、販促=Promotion。4Cとは異なり、プロダクトアウトの視点からマーケティングを立案する考え方です。顧客側だけでなく、企業側の視点に立ち返って判断基準で考察していくこともマーケティングにおいては不可欠でしょう。
また、4Cと一緒に考えることで、マーケットイン/プロダクトアウトの両視点から分析が行えるため、結果に厚みが生まれる相乗効果があります。
他にも4Pには+1の5Pという考え方もあり、People=人々や、Package=包装・梱包、Process=過程なども挙げられることもあります。しかし、あくまでプロダクトアウトの観点から考慮するならば、4Pが主軸となります。
立案をして終了ということはあり得ません。練り抜かれた案を実行することは、何においても必要不可欠です。また、新たに課題点が浮き彫りになることも少なくありません。最後に、非常に多く用いられるフレームワークについておさらいしていきましょう。
通称PDCAサイクルと言われるものです。サイクルという表現にも表れているように、実行と修正を何度も繰り返していくことが不可欠な部分です。
Plan(計画)を立て、Do(実行)し、それに対してCheck(評価)をする。そしてAct・Action(改善)していくという過程をまとめたフレームワークがこのPDCA。
PDCAサイクルはより高速で回し続けていき、より早く効果的にブラッシュアップし続けていくことが大切になります。良く使われる言葉ではありますが、慣用化されすぎて意外と正しく運用できていないケースが多いのがPDCAです。
とそれを実行するためのPDCAについてまとめました。案を掘り下げていくことは、良い企画・プロジェクトを進行していくのに必要不可欠。しかし、フレームワークを活用し、考えただけで物事が前に進むわけではありません。
フレームワークを活用し、考え、整理した内容から具体的な解決策を見出し、高速でPDCAサイクルを回しながら実行することが最重要です。より良い立案をしていくために、ぜひこれらのフレームワークを活用してみてください。