
Google広告とは?種類や仕組みについて解説
Web広告
最終更新日:2025.05.09
Google広告で成果を左右する最大の要素のひとつが「クリエイティブ」です。
特にディスプレイ広告の画像・動画バナーと YouTube 広告の動画は、ユーザーの目に最初に触れる接点であり、ここでつまずけばクリックや視聴につながりません。
本ページではGoogle広告におけるクリエイティブ制作のポイントを軸に解説していきます。
Google広告における「クリエイティブ」とは、広告配信時にユーザーに提示される画像・動画・テキストなどの素材全般を指します。
検索広告が文字だけで構成されるのに対し、ディスプレイ広告や 動画広告(YouTube広告)は視覚要素が中心です。この違いを理解することが、正しい制作・検証フローの第一歩となります。
本ページでは主にバナー(画像)に関するクリエイティブを解説していきます。
>>検索広告の広告文(テキスト主体のクリエイティブ)についてはこちら
ディスプレイ広告で活用できるクリエイティブの種類は、入稿された通りの大きさで配信される形式と、配信面に合わせて自動でクリエイティブが変わるレスポンシブディスプレイ広告の2種類があります。
通常のバナーは上記のように定められた画像をそれぞれ入稿し、対応する配信面のみに広告を出すことができる仕組みです。
クリエイティブにおける制約が強く、 AIによる切り取りなどを避けたい場合には、入稿通りのクリエイティブを配信できるこちらの手法を使うことが多くなります。
一方でレスポンシブディスプレイ広告では、画像とテキストを入稿することで、それらを組み合わせて様々なサイズに合わせたバナーを自動生成してくれます。
最近の広告運用では、こちらの手法も主流です。
クリエイティブの制約が強くない場合には、積極的に活用していくとよいでしょう。
前章でも紹介したように、クリエイティブは配信面のサイズごとに用意しなければいけません。またサイズだけでなくいくつかの入稿規定がありますので、目を通しておきましょう。
今回で覚えきるというものでないため、まずはどんなものが使えるかイメージを付けつつ、都度確認するのがおすすめです。
Googleが推奨する主要なバナーサイズをご紹介します。
画像サイズは以下の通り150KB以下に調整が必要です。また、形式はJPG/PNG/GIFを使うことができます。
形式 | 最大容量 |
---|---|
JPG/PNG/GIF | 150KB |
制作時は以下の10サイズを押さえておけば、配信面の大半をカバーできるでしょう。
推奨サイズ(px) | 代表的な掲載面 |
---|---|
300×250 | インラインレクタングル |
336×280 | ラージレクタングル |
728×90 | リーダーボード |
970×250 | ビッグサイズ |
160×600 | ワイドスカイスクレイパー |
300×600 | ハーフページ |
320×100 | ラージモバイルバナー |
250×250 | スクエア |
200×200 | スモールスクエア |
468×60 | バナー |
またGoogle広告を掲載するためには、Google広告ポリシーを守る必要があります。
非常に多くの項目があり骨が折れますが、実際にクリエイティブの制作にも関わる場合はGoogle広告ポリシーに一度は目を通しておくとよいでしょう。
特に、バナー制作において気を付けることが多いポイントを以下にまとめました。まずはここから押さえてみてください。
ここからはより具体的に、弊社PLAN-Bの広告運用の中で成果が高かった時のポイントを3つご紹介します。
Google広告のバナーは、カジュアルで親しみやすいデザインよりも、きれいめでオフィシャル感のあるデザインの方がCPAが低くなる傾向がありました。
SNS広告と違い、ユーザーから広告だとわかりやすい面に掲載されることが多いためだと考えます。
一目で何が言いたいかが伝わることは大前提として、言いたいことを絞ってテキスト量を少なくすることで、CTRが上昇する傾向がありました。
SNSやYouTubeと違い、Webサイトは目的を持って閲覧している場合が多いです。そのため、視界の端にあっても思わず見てしまうような伝わりやすさが、より必要なのだと考えています。
また、画像内に文字がないクリエイティブもCTRが高くなる傾向がありました。
レスポンシブディスプレイ広告の場合、テキストと一緒に表示されるため画像には文字よりもビジュアルの表現が求められている可能性が考えられます。
今回はGoogle広告の入稿規定などのルール的な部分から、弊社PLAN-Bが持つ見解の基礎部分をお伝えしました。
媒体ごとにユーザーの前提が違うため、どこに配信される広告なのかによって成果が出るクリエイティブの特徴は変わってきます。
より成果を出すためには、クリエイティブについての土台を作りつつ、新しい発見を蓄えていくことが求められます。皆様も、運用の中で成果が出るポイントを見つけていってください。