Google広告のクリエイティブ②~バナー編~

Google広告のクリエイティブ②~バナー編~

Google広告で成果を左右する最大の要素のひとつが「クリエイティブ」です。

特にディスプレイ広告の画像・動画バナーと YouTube 広告の動画は、ユーザーの目に最初に触れる接点であり、ここでつまずけばクリックや視聴につながりません。

本ページではGoogle広告におけるクリエイティブ制作のポイントを軸に解説していきます。

>>クリエイティブの基礎についてはこちら

Google広告クリエイティブとは

Google広告における「クリエイティブ」とは、広告配信時にユーザーに提示される画像・動画・テキストなどの素材全般を指します。

検索広告が文字だけで構成されるのに対し、ディスプレイ広告や 動画広告(YouTube広告)は視覚要素が中心です。この違いを理解することが、正しい制作・検証フローの第一歩となります。

本ページでは主にバナー(画像)に関するクリエイティブを解説していきます。

>>検索広告の広告文(テキスト主体のクリエイティブ)についてはこちら

クリエイティブの種類

ディスプレイ広告で活用できるクリエイティブの種類は、入稿された通りの大きさで配信される形式と、配信面に合わせて自動でクリエイティブが変わるレスポンシブディスプレイ広告の2種類があります。

通常のバナー広告

通常のバナーは上記のように定められた画像をそれぞれ入稿し、対応する配信面のみに広告を出すことができる仕組みです。

クリエイティブにおける制約が強く、 AIによる切り取りなどを避けたい場合には、入稿通りのクリエイティブを配信できるこちらの手法を使うことが多くなります。

レスポンシブディスプレイ広告

レスポンシブ広告

一方でレスポンシブディスプレイ広告では、画像とテキストを入稿することで、それらを組み合わせて様々なサイズに合わせたバナーを自動生成してくれます。

最近の広告運用では、こちらの手法も主流です。

クリエイティブの制約が強くない場合には、積極的に活用していくとよいでしょう。

クリエイティブの仕様と入稿規定

前章でも紹介したように、クリエイティブは配信面のサイズごとに用意しなければいけません。またサイズだけでなくいくつかの入稿規定がありますので、目を通しておきましょう。

今回で覚えきるというものでないため、まずはどんなものが使えるかイメージを付けつつ、都度確認するのがおすすめです。

仕様と入稿規定

Googleが推奨する主要なバナーサイズをご紹介します。

画像サイズは以下の通り150KB以下に調整が必要です。また、形式はJPG/PNG/GIFを使うことができます。

形式最大容量
JPG/PNG/GIF150KB

制作時は以下の10サイズを押さえておけば、配信面の大半をカバーできるでしょう。

Google広告で使う主要なバナーサイズ

推奨サイズ(px)代表的な掲載面
300×250インラインレクタングル
336×280ラージレクタングル
728×90リーダーボード
970×250ビッグサイズ
160×600ワイドスカイスクレイパー
300×600ハーフページ
320×100ラージモバイルバナー
250×250スクエア
200×200スモールスクエア
468×60バナー

Google広告ポリシー

またGoogle広告を掲載するためには、Google広告ポリシーを守る必要があります。

非常に多くの項目があり骨が折れますが、実際にクリエイティブの制作にも関わる場合はGoogle広告ポリシーに一度は目を通しておくとよいでしょう。

>>Google広告ポリシーはこちら

特に、バナー制作において気を付けることが多いポイントを以下にまとめました。まずはここから押さえてみてください。

Google広告のバナー作成で特に気を付けておくべきポイント

Google広告向けのクリエイティブ制作ポイント

ここからはより具体的に、弊社PLAN-Bの広告運用の中で成果が高かった時のポイントを3つご紹介します。

オフィシャル感を出す

Google広告で効果の出やすいクリエイティブ①

Google広告のバナーは、カジュアルで親しみやすいデザインよりも、きれいめでオフィシャル感のあるデザインの方がCPAが低くなる傾向がありました。

SNS広告と違い、ユーザーから広告だとわかりやすい面に掲載されることが多いためだと考えます。

画像内のテキストは少なく

Google広告で効果の出やすいクリエイティブ②

一目で何が言いたいかが伝わることは大前提として、言いたいことを絞ってテキスト量を少なくすることで、CTRが上昇する傾向がありました。

SNSやYouTubeと違い、Webサイトは目的を持って閲覧している場合が多いです。そのため、視界の端にあっても思わず見てしまうような伝わりやすさが、より必要なのだと考えています。

画像のみもOK

Google広告で効果の出やすいクリエイティブ③

また、画像内に文字がないクリエイティブもCTRが高くなる傾向がありました。

レスポンシブディスプレイ広告の場合、テキストと一緒に表示されるため画像には文字よりもビジュアルの表現が求められている可能性が考えられます。

まとめ

今回はGoogle広告の入稿規定などのルール的な部分から、弊社PLAN-Bが持つ見解の基礎部分をお伝えしました。

媒体ごとにユーザーの前提が違うため、どこに配信される広告なのかによって成果が出るクリエイティブの特徴は変わってきます。

より成果を出すためには、クリエイティブについての土台を作りつつ、新しい発見を蓄えていくことが求められます。皆様も、運用の中で成果が出るポイントを見つけていってください。