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インターネット広告
2025.02.03
デジタル音声広告(デジタルオーディオ広告)は、インターネットを通じて音声コンテンツ内(ラジオを含む)で配信される広告手法です。
主に以下のプラットフォームで配信されます。
デジタル音声広告の配信プラットフォーム
また、広告の形式として以下が挙げられます。
デジタル音声広告の種類
またデジタル音声広告は他のWeb広告とは異なり、通勤中や家事をしている際など画面を見ないシーンでもリーチできるポイントが注目されています。
デジタル音声広告の中にも純広告と運用型広告の2種類が存在します。基本的な特徴は通常のものと変わりませんが、デジタル音声広告における純広告と運用型広告について説明します。
純広告は、通常の純広告と同様に広告枠を媒体社に直接申し込み、事前に予約して配信する形式の広告で、一般的なラジオCMと同じものだと認識していただいてかまいません。
最低出稿金額が設定されていることが多く、リスナーにターゲットが多くいる番組で配信したい場合に向いています。
運用型広告はユーザー属性や興味関心にもとづいてターゲティングをすることができ、予算を自由に決めて配信できる広告で、DSPを通じて配信されることがほとんどです。
番組内のCM枠で、各ユーザーに合わせた広告を配信することができます。
ラジオでは広告をスキップする機能がないため、他のWeb広告と比較して広告を最後まできいてもらえる可能性が高いという特徴があります。最後まで内容をきいてもらえれば、商材や企業についてのユーザーの理解度が高まるでしょう。
音声広告は映像広告より記憶に残りやすいといわれており、radikoの調査では以下のような結果が出ています。
(1) 音声広告は映像広告よりも「自分に向けられた情報」「自分に合った情報」として情報を受け取る「自分ごと化」に関連する記憶領域の脳活動が高まる。
(2) 音声広告は映像広告よりも交感神経優位となり、より情報に注意が向いている状態になる。
(3) 音声広告は映像広告よりも「商品・サービス名」「広告のストーリー・内容」の記憶率や記憶維持率が高くなる。
音声広告は映像広告に比べて自分ごと化しやすく、交感神経が優位になり注意が向きやすいことで、商材名や広告の内容の記憶率・記憶維持率が高まります。
商材をより印象づけたい場合は、デジタル音声広告の実施を検討してみるのもよいでしょう。
他のWeb広告では成果がどうなったか細かく確認することができますが、デジタル音声広告は広告からLPに遷移しコンバージョンするという仕組みではないため、効果の測定がしづらいといえます。
しかし音声広告を出稿できる一部のアプリには、効果測定ツールを持っているものもあります。また、ブランドリフト※を行うのもおすすめです。必ず成果測定を行いたいという方は、そういった媒体や手段を選ぶとよいでしょう。
※ブランドリフト…アンケートなどを用いて、広告やマーケティング活動が消費者のブランド認知にどれくらい影響を与えたかをはかる調査のことを指します。
デジタル音声広告を行う際は、リスティング広告やバナー広告などの他の広告手法を活用するのがおすすめです。デジタル音声広告で認知を獲得した上で、同時に出稿している他の広告でコンバージョンを獲得するという流れを作れれば、大きな効果が見込めます。
デジタル音声広告の費用は年々増加しており、2023年には前年の1.3倍である28億円に到達しています。ラジオ広告の広告費においても前年から増加し1139億円となり、音声広告市場が成長していることがわかります。※出典:2023年 日本の広告費
デジタル音声広告は、2000年代後半から音声コンテンツの普及とともに注目されはじめました。ポッドキャストが普及したことや、ラジオ番組をradikoを使っていつでもどこでもきけるようになったことが要因だと考えられます。
今後もラジオやポッドキャストの市場拡大は進むと考えられるため、ぜひ注目してみてください。