SEOとは?SEO対策で上位表示する効果的な施策と事例
SEO対策
2024.12.05
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更新日:2024.06.21
公開日:2023.04.07
動画投稿サイトとしてYouTubeが台頭している昨今では、YouTube広告の利用を検討する方が多いでしょう。Googleによると、YouTube視聴者の70%以上がYouTube広告によって新たなブランドを認知しています。そのため、見込み客の獲得はもちろん、認知拡大を目的とした活用も可能です。ただし、YouTube広告で認知拡大や見込み客の獲得といった目的を達成するためには、商品・サービスの性質やターゲットに合わせて広告の種類を選ぶ必要があります。
そこで本稿では、YouTube広告の種類別の特徴からメリット・デメリット、選び方のポイントまで詳しく解説します。
YouTube広告の種類とその名称は、これまでに何度か変更されています。2023年2月最新版のYouTube広告の種類は次のとおりです。
種類 | 特徴 | プラットフォーム | 仕様 |
スキップ可能なインストリーム広告 | 動画の前後または途中で表示するスキップできる広告 | PC、スマートフォン、タブレット、テレビ、ゲーム機 | 5秒後にスキップ可能 |
---|---|---|---|
スキップ不可のインストリーム広告 | 動画の前後または途中で表示するスキップできない広告 | PC、スマートフォン、タブレット、テレビ、ゲーム機 | 15秒または20秒の広告を再生 |
バンパー広告 | 動画の前後または途中で表示するスキップできない6秒以下の広告 | PC、スマートフォン、タブレット、テレビ、ゲーム機 | 最長6秒の広告を再生 |
マストヘッド | YouTubeのホームフィードの上部に表示する広告 | PC、スマートフォン、タブレット、テレビ | 16:9の動画を再生 解像度は1920×1080 以上推奨 |
それぞれの広告の特徴・メリット・デメリットと、あわせて知っておきたい動画アクションキャンペーンについて詳しくみていきましょう。
(引用:YouTube Advertising)
インストリーム広告は、動画の前後や途中で表示される広告です。5秒間再生することでスキップできるタイプとスキップできないタイプがあります。スキップできるインストリーム広告のメリットとデメリットは次のとおりです。
メリット | デメリット |
・5秒間は必ず視聴してもらえる | ・スキップされることを想定した動画構成やデザインが必要 ・強制的に表示するためユーザーからの印象が悪くなる可能性がある |
(引用:YouTube Advertising)
スキップ不可のインストリーム広告は、その名のとおり数秒間視聴してもスキップできない広告です。メリット・デメリットについて確認しましょう。
メリット | デメリット |
・スキップ可のものよりも視聴時間が長くなる可能性がある | ・スキップ不可のため必ず課金される ・最後まで飽きられないような工夫が必要 ・強制的かつ視聴時間が長いため、ユーザーからの印象がスキップ可のものよりも悪くなる可能性がある |
このように、スキップ可のインストリーム広告と比べてデメリットが多く、適した目的や製品・サービスの性質、ターゲットなどが限られます。また、強制的に広告を視聴させるため、本編動画が始まるまでPCのモニターやスマートフォンから目を離してしまう可能性もあります。広告の内容に興味が出るような工夫が必要でしょう。
(引用:YouTube Advertising)
バンパー広告は、動画が始まる前に6秒間表示される広告です。スキップ可・スキップ不可のインストリーム広告の中間に位置する広告と言えるでしょう。メリット・デメリットは次のとおりです。
メリット | デメリット |
・ユーザーに与えるストレスが比較的少ない ・短時間ゆえに最後まで見てもらえる可能性が高い | ・短い時間でクリックを促すための工夫が必要 ・短時間とは言え強制的に表示するためユーザーからの印象が悪くなる可能性がある |
マストヘッドは、YouTubeのホーム画面に表示される広告です。メリット・デメリットについて確認しましょう。
メリット | デメリット |
・ユーザーの目にとまりやすい ・不快感を与えにくい | ・動画広告と比べて伝わる情報が少ない ・投稿動画のサムネイルの方が目立つ場合がある |
マストヘッド広告は、Googleの営業担当者と連絡を取り、予約した場合にのみ利用できます。ユーザーの目にとまりやすく不快感を与えにくいため、メリットが大きい広告と言えるでしょう。ただし、投稿動画のサムネイルのデザインによっては、広告が目立ちません。
動画アクションキャンペーンとは、スキップ可能なインストリーム広告とインフィード広告を組み合わせて配信できる仕組みです。インフィード広告はYouTubeの検索結果や関連動画ページなどに表示されます。
他の広告にはサイトリンクを表示できるものの、CTAボタンと広告見出しを入れることはできません。動画アクションキャンペーンで配信する動画にはCTAボタンと広告見出しが入るため、ユーザーに次のアクションをより効果的に促進できます。
また、動画広告の下部に商品フィードを追加することで、製品・サービスの表示が可能です。そのリンクをクリックするとLPに遷移するため、認知、興味、サイトへのアクセス、購入までの導線を設計できます。
YouTube広告は、配信の目的や製品・サービスに応じて使い分けることで優れた広告効果が期待できます。YouTube広告の選び方について詳しくみていきましょう。
スキップ可能なインストリーム広告をスキップするか否かで、見込み客化するかどうかが決まると言っても過言ではありません。ユーザーの目的は広告ではなく動画を見ることのため、スキップボタンが表示されたらすぐに押すことが通常です。
それをあえて押さずに動画広告を見るユーザーは、見込み客化する可能性が高いでしょう。
スキップ不可のインストリーム広告は、ユーザーの興味の有無を問わず強制的に視聴させる仕組みです。そのため、不快感の有無は別として、企業や製品・サービスの認知度アップにつながります。
ただし、広告の内容がつまらない場合は本編動画が始まるまでスマホやPCのモニターから目を離す可能性があるため、動画広告を作り込む必要があります。
バンパー広告は6秒間のみ表示されるため、認知度アップが目的の場合に適しています。また、視聴時間が短いため、なるべくイメージダウンさせずに認知度アップしたい場合はスキップ不可のインストリーム広告よりもバンパー広告の方がよいでしょう。
ただし、広告の内容に興味を持ったユーザーからするとバンパー広告は情報量が少なすぎるため、スキップ不可のインストリーム広告と比べて見込み客化しにくいと考えられます。
マストヘッドは、性別や年齢、検索履歴などによるターゲティングができません。そのため、不特定多数に向けて存在をアピールしたい場合に適しています。動画広告と比べてユーザーに与えるストレスが少ないため、イメージダウンにつながる心配はほとんどありません。
不特定多数を対象とする施策において重要なのが、どれだけのユーザーにアプローチできるかです。
YouTube Brandcast 2022で、YouTubeの18歳以上の国内月間利用者数が約7,000万人であることが発表されました。これだけ多くのユーザーにアプローチできることは大きなメリットでしょう。
動画アクションキャンペーンは、動画広告にCTAボタンや広告見出しを入れることができます。それだけ他の動画広告よりも訴求力が強いため、問い合わせや購入などのコンバージョンを狙いたい場合に適しています。
また、商品フィードの表示によって、認知から購入まで一気に進めることが可能なため、新作商品やトレンド商品など、注目されやすい商材に適しているでしょう。
YouTube広告の種類は、一度決めても自由に変更できます。一気に全ての広告の種類を変更したい場合は、次のように操作しましょう。
<1>YouTube Studioにログインする
<2>左側メニューの「コンテンツ」を選択する
<3>動画のサムネイルの左側にあるボックスをオンにする
<4>動画リストの上の黒いバーにある 「編集」→「収益化」を選択する
<5>収益化のプルダウンを「オン」にする
<6>「追加 / 編集」を選択する
<7>「動画を更新」を選択する
<8>「結果を承知のうえでこの操作を行う」の ボックスをオンにする
<9>「動画を更新」を選択する
YouTube広告を出稿する目的は、認知度アップや見込み客の獲得、問い合わせ、購入などさまざまです。効果を最大化するために、次の2つに取り組みましょう。
Yahoo! JAPANによると、動画広告が表示されているスマートフォン版Yahoo! JAPANトップページのファーストビューの平均滞在時間は5~6秒です。「動画広告が表示されているYahoo! JAPANのトップページ」と「YouTubeの動画広告」については事情が若干異なるものの、動画の冒頭数秒がユーザーの行動に大きな影響を与えると考えられます。
広告を見たユーザーが次のアクションを取れるような動画を作成しましょう。例えば、認知度アップを目的とする場合は、冒頭にインパクトのある映像を使うべきでしょう。また、最後まで動画を視聴してサイトへ遷移させたい場合は、続きが気になる動画を作成することが大切です。
ダイナミックな音声を使用することも1つの方法ですが、不快感を覚える可能性があります。音声と映像、色使いのほか、お得なキャンペーンのようなユーザーの興味をひく情報を組み合わせましょう。
YouTube広告は、興味・関心、性別、年齢、子どもの有無、世帯収入など、細かなターゲティングが可能です。製品・サービスの購入、認知度アップなどの目的に応じて、ターゲティングしましょう。
ターゲットが広すぎると、製品・サービスの購入につながる見込みがないユーザーにまで発信してしまい、余計なコストが発生します。また、万人に受ける動画を作成するよりも、特定のターゲットに刺さる動画の方が容易に作成できます。
YouTube広告は、それぞれの特徴やメリット・デメリットを理解し、認知度アップや問い合わせ、購入といった目的に合わせて種類を選ぶ必要があります。また、YouTube広告の種類を正しく選択しても、動画を早々にスキップされたり視聴をやめてしまわれたりすると、目的を達成できません。そのため、動画広告のキャッチコピーやデザイン、音声などにもこだわりましょう。
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