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インターネット広告
2024.11.28
更新日:2024.07.04
公開日:2022.07.14
最新のマーケティング戦略を見つけることは、時代の流れをつかむために欠かせない作業です。そのなかで注目すべきは、デジタル広告の一環としてのTVer広告です。
近年、テレビ視聴時間が減少し、インターネットの利用時間が増えています。それに伴い、企業はテレビCMだけでなく、TVerなどのオンラインメディアを活用した広告戦略を考えることが重要になっています。
今回は、そんなTVer広告の概要について解説していきます。
TVer広告とは、テレビ番組の動画配信サービス「TVer」上で配信される広告のことを指します。TVerは、各局のテレビ番組を無料で楽しむことができるサービスで、ユーザーは自分の都合の良い時に視聴可能です。
そのため広告はプログラムの視聴中、または視聴前後に挿入されます。この新たな広告媒体は従来のテレビCMに比べ、より具体的なターゲットに向けた広告配信が可能で、企業にとって非常に効率的なプロモーション手段です。
TVer広告のメリットはこちらの3点です。
・視聴完了率が高い
・広告が嫌悪感・違和感なく受け入れられやすい
・テレビをあまり見ないユーザーにもアプローチが可能
それぞれについて、順番に説明していきます。
TVer広告は、視聴者が番組を見逃しても後から視聴できることから、広告の視聴完了率が高いのが特徴です。
具体的な数字としては、一部の調査でTVer広告の視聴完了率が90%以上と報告されています。これは、広告効果の高さを示しています。
また音声ありで再生されることがほとんどなので、CMのメッセージも伝わりやすいとされています。
JIAAという広告に関する団体の制定したセーフティ基準を満たしたコンテンツのみ配信されます。
また、TVCMと同じような形で流れるため、他のWEB動画広告と比較して、広告に対する違和感や嫌悪感が比較的低いと考えられます。
TVerの利用者層は幅広く、テレビをあまり見ない若者層から、時間の制約がある働き盛りの世代まで多岐に渡ります。TVerのユーザーの約3割は、普段あまりテレビを見ない層であるとされています。
そのためTVer広告では、従来のテレビCMではリーチが難しいユーザー層に対しても効果的にアプローチが可能です。
TVer広告の大きな魅力の一つは、その高度な仕様です。
広告を出稿する際にはターゲティング、属性データ、コンテンツデータ、DMPデータ、配信フォーマットといった要素を最適に活用することで、効率的なマーケティング戦略を進めることができます。
以下に、各要素について詳しく解説します。
TVerで利用できるターゲティング手法は、主に「属性データ」「コンテンツデータ」「DMPデータ」の3種類です。
こちらも順番に説明します。
ユーザーが会員登録の際に登録した年齢、性別等のデータを広告配信に利用しています。
類推を含まず、精度の高いターゲティングを実現しています。
ドラマ、バラエティ等、番組のカテゴリーを指定して配信することが可能です。
また、2021年からは、さらに細かく番組ジャンルを分類したターゲティングで配信することが可能になっています。
視聴者がどのような番組を見ているかという情報も活用できます。これにより、視聴者の関心事やライフスタイルに合わせた広告を展開することが可能です。
国内最大級のDMPと連携しているため、上記以外にも様々なターゲティングが可能になります。属性等に加え、50種類以上の興味関心ジャンルを指定可能です。
映像はもちろん、テキストや静止画など、さまざまなフォーマットで広告を配信できます。これにより、広告の目的やメッセージに応じた最適な形式で広告を作成できます。
具体的には、動画の秒数は6秒~60秒の間で指定が可能です。
またSP/PCとテレビアプリで動画の縦横比が異なり、
となります。テレビアプリに配信する場合は、この両方の素材の準備が必要となるのでご注意ください。
最低出稿金額等は、お問い合わせベースとなっております。
課金形態はCPM(広告表示1000回あたりの単価)となっており、こちらもどのようなターゲティングを行うかにより金額が異なってくるため、TVer社にお問い合わせいただくのが良さそうです。
弊社経由でTVer広告をご依頼いただいた際の実績値では、CPMが3,000円~5,000円での配信が多くなっております。
年齢、性別等を絞ったターゲティングで配信していることが多いです。
詳細な費用は、各広告代理店やTVerの公式サイトをご覧いただくか、直接お問い合わせいただくことで確認できます。
審査が広告主様の審査、クリエイティブの審査の二段階あり、最初の審査から配信開始までに15営業日ほど要することがほとんどです。
実施を希望する場合は、お早めのお申込みがおすすめです。
また、配信素材となるクリエイティブも、広告主側で準備する必要があります。
規定は以下の通りです。
また、下記URLにアクセスし、動画をアップロードすることで、簡単に規定を満たしているかどうかのチェックを行うことも可能ですので、入稿前にぜひご利用ください。
TVer PMP 動画チェッカー (ad-platform.biz)
TVer広告の効果を確認するためには、広告出稿前と後でのブランドリフト調査が欠かせません。これにより広告の効果や影響を数値化し、最適な広告戦略を立てることが可能となります。
TVer広告では、外部のリサーチ機関を通してブランドリフト調査をすることが可能です。
基本的には有料になりますが、配信金額によっては無料で実施できる場合もございます。
調査項目としては、ブランドの好意度やサービスの利用意向など、様々な選択肢があります。
設問の数等も広告主様によって異なりますので、詳しくはお問合せください。
TVer広告の実施後、「広告」の認知度はもちろん、「サービス」の認知度も上昇していることがほとんどです。
効果計測が難しい認知目的の広告配信において、このように定量的に成果を測ることができるのも、TVer広告の魅力です。
TVer広告は、テレビCMのようなリッチなフォーマットで、テレビCMよりは安い価格で広告配信が可能です。
また、従来のテレビCMではリーチできなかったユーザー層へのアプローチも可能です。効率的なマーケティング戦略を考える企業にとって、TVer広告は大変有効なツールといえるでしょう。
サービスの認知に課題を感じておられる広告主様や、広告用に制作した動画素材を最大限に生かしたい広告主様はぜひご利用をご検討ください。