
【5分でわかる】GTM(Googleタグマネージャー)の設定方法
インターネット広告
2025.02.03
更新日:2024.07.04
公開日:2019.12.04
VRやARなどのバーチャルコンテンツは現在珍しいものではなくなりました。
最近では、広告の領域においてもARが進出してきています。
この記事では、そのAR広告について紹介します。
Google広告はAR Beauty Try-onという機能をローンチしました。
これにより、美容系のブランドは、ユーザーがバーチャルメイクを試すことができる広告(AR広告)を出稿できるようになります。
Google広告のAR Beauty Try-on機能例
AR Beauty Try-onは、YouTubeマストヘッドおよびTrueViewディスカバリー広告を含むβ版で全世界中のブランドで利用可能です。
この機能により、美容系のブランドはYouTubeの毎月20億人のアクティブユーザーに、仮想製品サンプルを提供できるようになります。
新しいAR Beauty Try-onという機能は、YouTubeマストヘッドまたはTrueView Discovery広告を経由して、IOSとAndroidに配信されます。
どちらの広告タイプもYouTubeホームフィードに目立つように表示されます。
YouTubeマストヘッド広告
YouTubeのTOPページ上部に表示される広告です。
TOPページのイチ番目に入りやすい位置に表示される広告のため、掲載料金は1日当たり、数百万円になりますが、広告の費用対効果が高いと言われています。
TrueView Discovery広告
YouTube検索ページと動画再生ページに加え、モバイルアプリのトップページにも掲載されます。ユーザーが能動的にサムネイルをクリックして視聴する形式です。
広告の1つをタップして、再生ページに入った後、ユーザーは前面カメラを使用して、宣伝されている製品が自分の顔でどのように見えるかを確認することができます。
そしてそれが気に入ったら、製品を購入することができます。
例えば、ある美容ブランドではAR Beauty Try-onを使用して、口紅を宣伝しました。
広告の視聴者の30%がこの機能を利用し、利用した視聴者は、仮想口紅を80秒以上試し続けるなど、十分にアテンションを惹く結果となっています。
まずARとは「拡張現実感(Augmented Reality)」の略で、実際の景色、地形、感覚などにコンピューターを使ってさらに情報を加える技術のことを指します。
例えばスマホで、GPSによって場所を認識し、カメラに写った映像に「ここに喫茶店があります」といった情報を表示したり、instagramなどのフィルター機能もまさにARです。
それら機能を広告に活用したものがAR広告であり、例えば屋外広告などにスマホをかざすと、追加の情報を得られるといったものがあります。
スマホで読み取った時間や場所に応じて配信内容も変えることができるので、飲食チェーンの広告の場合には、昼はランチセットの割引クーポン、夜はお酒の割引クーポンを配信することも可能です。
GPSを使って、最寄り店舗までの地図を表示することも可能です。
AR広告は、広告をみたユーザーとインタラクティブなコミュニケーションを取ることができるので、通常の広告よりも好意的に捉えられる可能性が高いです。
また、美容やファッション、消費財分野の商品を宣伝するときには、ユーザーに対してある程度の実用性を提供する手段として、活用することができます。
結果それが、ユーザーにとって良い買い物や商品利用体験をサポートすることに繋がり、商品とユーザーの間のコミュニケーションにプラスをもたらすと考えられます。
今回はGoogle広告のAR Beauty Try-on機能を取り上げましたが、実はFacebookも新しくAR広告のβ版をローンチ予定です。
事前のテスト配信では、ユーザーがメイクの色味をいろいろ試せるようなAR広告キャンペーンを実施したところ、商品購入が27.6%増加したという実績もあります。
これまで技術的な側面から、ARを広告に組み込むことは、「重い」ユーザー体験であったそうですが、これからは「超軽量で、楽しく、超スケーラブル」になっていくそうです。
まだ当たり前にAR広告が使われている訳ではありませんが、各プラットフォーマーたちが導入し始めているので、いよいよ拡大の兆しが見え始めてきました。
参照元:https://jp.techcrunch.com/2019/09/21/2019-09-19-facebook-playable-ar-ads/
このGoogle広告はAR Beauty Try-onという機能を活用するためには、Googleの担当者に連絡する必要があります。
β版では使えない可能性もありますが、各プラットフォーマーの動きをウォッチして、常に最新の情報を仕入れて、自社のビジネスや担当クライアント様に還元させていきましょう!