
SEOとは?SEO対策で上位表示するための具体施策と事例を解説
SEO対策
最終更新日:2025.04.01
更新日:2023.05.29
2023年5月24日、Googleの検索セントラルブログにて「トピック オーソリティ(topic authority)」と呼ばれるランキングシステムが公表されました。SEOについてニュースとして抑えておきましょう。
(ニューストピック権限を理解する |グーグル検索セントラルブログ|開発者向けグーグル (google.com))
※2023年5月26日情報です。更新があれば追記いたします。
トピックオーソリティの概要は以下です。
・主に政治、金融、健康などのニュース系のクエリで採用されている仕組み
・特定のトピックについて、よりオーソリティのある(権威性、専門性が高い)コンテンツを評価する仕組み
・地元や地域に特化したローカルニュースを主な対象としている
Googleの発表によるとこのシステムは、新しいシステムではなく、数年前から導入されていたようです。
To add a bit more, this isn't a new system that's just launched. We've used it for several years. Our post today is part of our regular efforts to share more about how ranking works.
— Google SearchLiaison (@searchliaison) May 23, 2023
筆者訳:もう少し付け加えると、これはできたばかりの新システムではありません。私たちは数年前からこのシステムを使用しています。今日の記事は、ランキングの仕組みについてより詳しくお伝えするための定期的な取り組みの一環です。
トピックオーソリティがどのように機能するかは、検索セントラルブログ内で以下のように解説されています。
Understanding news topic authority | Google Search Central Blog | Google for Developers
トピックオーソリティを判断するシグナルの中で特に顕著なものが以下と説明されています。
あるトピックや場所についてソースの注目度: 私たちのシステムは、トピックや場所に特に関連すると思われる出版物を理解します。例えば、ナッシュビルの高校サッカーのニュースを探している人は、地元を報道するThe Tennesseanのような出版物をよく利用することがわかります。
影響力と独自取材: 私たちのシステムは、独自の報道(例えば、ある記事を最初に取り上げた出版社)が他の出版社によってどのように引用されているかを見て、その出版物がトピックに対してどのように影響力があり、権威があるかを理解します。2022年には、他の報道機関から頻繁に引用されている記事を簡単に識別できるように、「Highly Cited」ラベルを追加しました。
ソースの評判: 私たちのシステムは、情報源の高品質な報道の歴史や、専門家協会などの専門家による推薦も見ています。例えば、オリジナルな報道を行った出版物の歴史やジャーナリスティックな賞は、ニュースウェブサイトの評判を高める強力な証拠となります。
「Highly Cited」ラベルとは非常に多く引用されている、一次ニュースにつくラベルのことを指します。
Check the facts with these Google features (blog.google)
Googleが最初に報道したり、多く引用されるような情報のことを重要視していることがわかります。
トピックオーソリティはローカルニュースに特に強く影響するランキングシステムのため、これまで大手メディアに埋もれてしまっていたような地域特化型メディアなどは、上位表示できる可能性が高まったともいえます。
このニュースを受けPLAN-Bでは、ニュース系クエリを扱うサイトにおいて以下のような取り組みが重要だと考えます。
・より新規性の高いニュースの発信とスピード感
・一貫したテーマのコンテンツを継続して発信する
・地域コミュニティから信頼を得られるようなユーザーファーストのコンテンツ作成
(有用で信頼性の高い、ユーザーを第一に考えたコンテンツの作成 | Google 検索セントラル | ドキュメント | Google for Developers)
しかし上記は、それほど新しい取り組みではありません。
SEOにおいては、すでに「E-E-A-T」と呼ばれる指標があり、その中で権威性や専門性の重要さはすでに言われてきたことであり、皆様のサイトにおいても意識されていたかと思います。
そのため、既に意識できていた方は引き続きそれを継続し、少し意識が足りなかったなという方は一度見直してみると良いかもしれません。