
SEOとは?SEO対策で上位表示するための具体施策と事例を解説
SEO対策
最終更新日:2025.03.25
更新日:2022.12.23
公開日:2021.12.03
ここ数週間で、「ページを公開してもインデックスされにくくなった」とSEO界隈では騒がれています。
この裏には、Googleがインデックスするページの品質の水準があがったのではないかという噂があります。その真偽と今後必要になる対応についてまとめましたので、ぜひご覧ください。
記事内容まとめ
弊社のお客様のお声からや、Googleのヘルプコミュニティ内での声などから、インデックスがされにくくなったのではないか、と言われています。
以下のようにインデックス関連の質問がヘルプフォーラム内で増えています。
Search Consoleの「検出 – インデックス未登録」が全くインデックスされなくなった – Google 検索セントラル コミュニティ
インデックスがされにくくなったことは、弊社コンサルタントの実感としても、事実としてあるようです。
今回「以前よりもインデックスがされにくくなった」といわれている背景には、なにかのバグなどではなく、インデックスされるコンテンツ品質の基準が上がったのではないかという仮説があります。
Googleといっても、インデックスのために確保しているスペースは無限ではないと考えられますし、日々膨大なページが公開されていることを考えると、質が低いページがインデックスされにくい、のは自然だと言えます。
そのため、ページの品質が高いページがリリースされていれば、インデックスされないという問題は解決できるだろうと言えます。ページの品質を高める方法はこちらをご覧ください。
ここで復習になりますが、インデックスについて、基本から振り返っておきましょう。
ページが公開されて検索結果画面に表示されるまでには
ページを公開
→クローラーがページを発見=クロール
→データベース上にページが登録される=インデックス
→インデックスされた記事が検索結果画面に現れる
という流れがあります。
今回騒がれている問題は、この流れのうちインデックスがされにくくなったという問題です。しかし一部インデックスまでされているが検索結果画面に表示されない、というケースもあります。
もしあなたのWebサイト検索結果画面に現れない場合、インデックスがされているが検索結果画面に現れないのか、そもそもインデックスされていないのかを確認する必要があります。
もしインデックスがされていない場合、noindexタグが誤って使用していないか、robots.txtの記述が誤っていないか、などの可能性を検討しましょう。
インデックスされていない時も、インデックスされていて検索結果画面に表示されない時もページ品質が低いことは原因として考えられるので、後述する対策を行いましょう。
自社サイトのインデックスの状況は、サーチコンソールの「インデックス>カバレッジ」から確認することができます。
インデックスがされていない場合、検索結果画面に記事が表示されないことになるので、インデックスされていることは非常に重要です。
そのため、サーチコンソールから自社サイトのインデックス状況を確認したときに、インデックスされるべきページが「エラー」「除外」などに該当していた場合は対応が必要になります。
noindexタグの設定ミスなどではなく、今回話題になっている品質が課題でインデックスされにくい、というケースについては、ページの品質を高めることが解決策になります。
Webサイトの品質を高めることが、必要な対応になりますが、ページの品質を高めるためには何をすればよいのでしょうか?
そもそもページの品質は、記事コンテンツのテキスト内容のみを指すわけではありません。
などのすべての要素をひっくるめて、ページの品質になります。
ジョン・ミューラー氏がGoogle オフィスアワー内で発言しておりますので、以下動画内23:50~をご覧ください。
品質を高める観点で打てる施策を洗い出すためのポイントとして、良く言われるのは「ユーザー目線での改善」ですが、具体的にユーザー目線に立つためのコツとして「認知的ウォークスルー」という方法があります。
認知的ウォークスルーとは、簡単にいうと「ユーザーの立場になってサイトを触ってみること」です。この方法をとると、サイト内の品質課題を発見することができます。
認知的ウォークスルーを行う際のコツとしては、想定するユーザーの解像度を高めることです。
どのくらいの知識がある人なのか、ページを見ている状況はどのような状況か、時間がない中見ているのか?ゆっくりと眺めているのか?わかりやすく知りたいのか、詳しく知りたいのか?などの観点でユーザー像を明確にしていきましょう。
明確にしたユーザー像の立場に立って、自社サイトを見ていくと課題は想像しているよりも見つかるかと思います。
記事中のCTAの位置、ライター情報の内容や記載位置は今のままでいいのか?専門用語を使っているがその用語で伝わるのか?などの課題が見つかるかと思います。
認知的ウォークスルーの良いところは専門的な知識がなくとも実施しやすくサイト課題が発見しやすい点です。ぜひ一度ご自身のwebサイトで試してみてください。
そうはいっても記事自体の品質を高めたいという気持ちは、全Web担当者の方がお持ちかと思います。
最も注意すべきは、検索意図を満たすコンテンツになっているかです。
検索意図は「Know」「Go」「Do」「Buy」に分類されますが、その分類にとどまるのではなく、もう一段階踏み込んで考えるようにしましょう。
「どのように知りたいのか」「どんな何を知りたいのか」「なぜ知りたいのか」などの角度で深ぼっていくことがおすすめです。
例えば「インデックスについて知りたい」というレベルで検索意図の理解を止めるのではなく、「前提知識がないためインデックスについての概要を」「初心者でも分かる範囲で」「わかりやすく」「ただし忙しい中で見ているので図解などを交えてじっくり読まなくても分かるようにして」「知りたい」のように考えることができます。
この方法はページ品質を高める方法のほんの一つにすぎません。ページ品質の改善のためには以下のコンテンツライティングチェックシートをご活用ください!シート上の観点でチェックしていただくと、SEOの観点でのコンテンツの品質を確認していただけます。
傾向として、品質が低いページはインデックスがされにくくなってきています。
SEOの観点でも、品質が高くないページを公開することは、プラスの作用は持たない可能性が高いです。総合的な観点からページの品質を高めることが全SEO担当者様には求められています。
上記チェックシート等も活用しながら、高い品質のページを創っていきましょう。