
SEOとは?SEO対策で上位表示するための具体施策と事例を解説
SEO対策
2025.03.03
更新日:2024.02.02
公開日:2019.10.18
ここ数年で動画コンテンツが急速に普及し、SEOの最新トレンドとしても動画SEOが注目されるようになりました。
2018年6月よりGoogleが検索デスクトップに動画カルーセルを実装させたことで、検索ユーザーは求めている回答を動画コンテンツから見つけ出すというケースも多く見られることです。
今回はますます注目が集まる動画SEOについて、実際の効果と活用方法をご紹介させていただきます。
今回の主要テーマである動画SEOは、VSEO(Video Search Engin Optimization)とも呼ばれ、検索キーワードと関連性の高い動画を検索結果ページに上位表示させるために行う施策のことを指します。
通常のSEOでは、サイトにおけるコンテンツの質を上げることで上位表示を狙うことが一つの手段として挙げられますが、動画SEOは動画のコンテンツだけでその順位が決定されるわけではありません。
現在Google検索エンジンは、インターネット上の画像を判定することはできますが、動画の内容まで判定できるレベルには至っていません。
もちろん、多くの人に動画を見てもらうために動画自体の質が高いことは重要ですが、動画SEOで上位表示を狙うためには、コンテンツの質だけでなく、動画の周辺情報を整えることが重要となってきます。
つまり、動画の周辺情報を整えることで上位表示を狙うことができ、多くの検索ユーザーに見てもらえるようにすること、それが動画SEOです。
動画SEOは2019年のSEO最新トレンドの一つとしても挙げられますが、2010年にすでにその効果は公認されていました。 アメリカ調査会社のForrester Researchは、「動画の埋め込まれた ページは、埋め込まれていない ページに比較して、約53倍の確率で検索結果の上位表示が期待できる」(2010年)という調査結果を出しています。
参考:https://markezine.jp/article/detail/12344
動画コンテンツはテキストや画像のみのコンテンツに比べて検索ユーザーに視覚的なインパクトを与えるため、強い印象を残すことができる他、再生のために一定の時間を有するため、検索ユーザーのサイト滞在時間を長くできる傾向にあります。
そのため、自社サイトの中にサイトコンテンツと関連性の高い動画コンテンツを組み込むことで、自社サイトのサイト滞在時間を高め、結果的にSEO対策に結びつくケースも多く見られます。
また、自社サイトとの関連性が高く、印象深い動画コンテンツを組み込むことで、自社サイトへの被リンク数を増加できる可能性もあり、幅広いサイトからの流入を見込めることもメリットの一つとして挙げられるでしょう。
現在、動画コンテンツの導入に関する記事の多くは、YouTubeに一度動画をアップロードし、その動画リンクとサムネイルを自社サイトや記事の中に添付することを推奨しています。
ニコニコ動画などのYouTube以外の動画サイトも、Googleの動画検索結果に表示されることがありますが、YouTube動画の表示率が圧倒的に高いというのが現状です。
またYouTubeはGoogle傘下の会社であるため、YouTubeに動画をアップロードすることは、動画自体をGoogleに認識してもらうことにもつながります。
さらに、YouTubeとGoogleのアルゴリズムは非常に相関性が高いため、YouTubeを介することでGoogleの動画検索結果における上位表示も期待できます。
実際に動画SEOの活用方法としてはまず、YouTubeチャンネルを開設し、チャンネルにアップロードした動画コンテンツを自社サイトに組み込むのが最適です。
前述したとおり、現在Googleの検索エンジンは動画の内容までを正確に認識することはできないため、動画を評価する判断基準は動画の周辺情報となります。具体的に動画の「タイトル」「説明文」「タグ」などのテキスト情報です。
これらの周辺情報を整え、動画SEOを上手く活用させることで自社サイトの表示順位を向上させましょう。
動画SEO導入に向けて動画のテキスト情報を設定する際は、通常のSEOと同様に検索キーワードを設定します。このときにまず注意することは、ビッグワードばかりで上位表示を狙わないことです。 Googleが上位表示させるのは「検索ユーザーにとって有益な情報」であるため、ユーザーの視点に立ったキーワードを設定しましょう。
具体的に、レシピ動画であれば料理名単体ではなく、「簡単」や「時短」、「子供向け」などそのコンテンツにあった複合キーワードを設定し、スモールキーワードから上位表示を狙うとよいでしょう。
さらに、自社サイトに動画コンテンツを組み込んだ場合、静止画の際と同様に、サイトマップを作成し送信するようにしましょう。そうすることで、Googleのクローラ―に動画を認識してもらいやすくなります。
これまで動画SEOの効果やメリット、実際の活用方法などをご紹介しましたが、実はGoogleは「動画をページに載せても、それだけで検索順位は絶対上がらない」と公言しています。
参考:https://seopack.jp/seoblog/20170511-video-wont-work-absolutely
つまり、動画コンテンツを自社サイトに組み込むことがそのままSEO上位表示に直結するというわけではありません。 動画SEOはあくまでもSEOの「間接的要因」でしかないのです。
いかがでしたでしょうか。 動画SEOが最新トレンドとして多くのサイトで取り上げられ、実際に上位表示への効果も立証されているものの、動画SEOはあくまでもSEOの「間接的要因」の一つです。
しかし、動画の視聴率が年々増加していることや動画広告市場が2020年には2,000億円を超える見込みであるという調査データも出されているなど(https://youtube-soken.com/report/1296/)、動画自体の需要とその対策の必要性がますます高まることが今後も想定されます。