「もしもWeb編集者(エディター)が記事制作の現場にいなかったら?」編集者の役割とは

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コンテンツマーケティングを行う企業の増加により、近年ではますます多くのサイトやコンテンツがWeb上で公開されています。生活者は気になる情報を日常的にGoogleやYahoo!などの検索エンジンから取り入れ、ソーシャルメディアであるFacebookやTwitter、LINE、Instagramを通じてタイムラインに流れる興味のあるコンテンツに触れています。

このような背景から、今や雑誌や書籍のみならずWebメディアにおいてもコンテンツ(記事)の品質が求められるようになりました。Webメディアにおいても高い品質が求められる時代だからこそ、Webコンテンツ(記事)の構成力・編集力が必要とされています。

今回は、そんなWeb編集者(エディター)の業務内容や記事校正の必要性について、ディレクターの田中がご紹介します。


Webコンテンツの品質を左右する!編集者(エディター)の必要性

「記事を作成する」と聞けば執筆者(ライター)の一人舞台であるかのように考えられることもありますが、編集者(エディター)には、ライターが作成した記事を補完するという重要な役割があります。

編集者の仕事は、誤字や脱字の確認だけではありません。場合によっては記事の完成までのすべての工程(=記事タイトルや概要・全体構成の考案、校正・編集、社内ライターの育成、さらには自らが取材、執筆を行う、など)に関わります。

以下では、コンテンツの品質を左右する役割を担う編集者の業務について、もう少し詳しくみていきます。


編集者(エディター)の3つの役割

企業によって細かな違いはありますが、一般的には編集者の業務は大きく3つに分類されます。それぞれ、企画・取材・編集です。

編集者の3つの役割

01. 企画

クライアントの課題を解決するため、テーマに合った企画を記事へ落としこみます。課題がまとまっていないときには、クライアントと一緒にブレーンストーミングをすることもあります。企画で重要なのは、ユーザーが求める内容の仮説を立てること。これは、記事の品質を担保するために必要な、編集者の大切な役割です。

02. 取材

完成した企画のディレクションを行うのも、編集者の役割の1つです。取材先へのアポイントやカメラマン、ライターの手配や、取材現場で取材相手の想いを引き出すために事前にライターと一緒にインタビュー項目の作成を行います。

03. 編集

ライターが作成した記事を確認し、納品・公開できる記事へと仕上げる作業です。誤字脱字の確認や事実関係の確認、さらには全体の構成に違和感がないか、展開に矛盾や不自然さ、強引さがないかなどを確認します。また、掲載サイトの雰囲気に合っているかなども確認します。


編集前の記事と編集後の記事を見比べてみる。

編集者の業務は、ときに言葉では言い表し難い、抽象的・感覚的な微修正にも及びます。以下では、旅行系の記事の編集前・編集後の一部分を例に出し、記事の最終仕上げの様子をご紹介します。

【編集前】

箱根温泉の魅力について
都心部から気軽に行ける温泉地として知られる箱根。そこには、女性が喜ぶ温泉もたくさん存在しています。近年「女子会」がブームとなっていますが、それと共に女性だけで楽しむ「女子旅」もブームとなっています。そんな女子旅で訪れるべき箱根にある女性に嬉しい温泉を、今回は紹介するとしましょう。

上記の文章にはいくつかの違和感がありますが、「具体的に、どの部分がどのように違和感があるのか」と問われると答えに窮するものです。こうした“違和感”や“稚拙さ”を解消するのも編集者の業務の1つです。

上記の文章で違和感がある部分や稚拙さを感じさせる部分を指摘すると、以下のようになります。

【編集前】

箱根温泉の魅力について
都心部から気軽に行ける温泉地として知られる箱根。そこには、女性が喜ぶ温泉もたくさん存在しています。近年「女子会」がブームとなっていますが、それと共に女性だけで楽しむ「女子旅」もブームとなっています。そんな女子旅で訪れるべき箱根にある女性に嬉しい温泉を、今回は紹介するとしましょう。

違和感がある赤字部分を修正すると、以下のようになります。

【編集後】

箱根温泉の魅力について
都心部から気軽に訪れることができる温泉地として知られる箱根。箱根には、女性に喜ばれる温泉がたくさんあります。近年、女性だけで飲み会や食事などを楽しむ「女子会」がブームとなっており、それと共に、女性だけで旅行を楽しむ「女子旅」もブームとなっています。そんな女子旅で訪れたい箱根にある温泉を、ここではご紹介します。

違和感を生じさせる文言とその理由

  • 行ける:口語の表現であるため、文語としては不適切で違和感がある。
  • 女性が喜ぶ:文中の主語(主役)は“温泉”であるため、女性を主語にすると違和感がある。
  • 存在しています:堅すぎる表現のため不適切で違和感がある。
  • 「女子会」がブームとなっていますが:文章の前後で“逆接”となっていないため、「が」があると違和感がある。
  • 訪れるべき:「~べき」は義務(must)を表す表現であるため違和感がある。
  • 今回は紹介するとしましょう。:原形である「~するとする」は端的な表現ではないため違和感がある。

こうした違和感の再発を防止するためには、執筆者(ライター)へのフィードバック(修正箇所とその理由の伝達)が重要です。


まとめ

インターネットが普及し、情報過多ともいえる今日(こんにち)において、ユーザーは常に情報の取捨選択を迫られます。ユーザーが少しでも負担なく、それでいて有益な情報を得るためには、常にユーザーのニーズを察知し、それを形にすることが必要不可欠です。

また、言葉だけでなく、記事内に登場する画像でいかに興味を引き、情報を伝えるかも重要になります。会社によって編集者の業務領域は変わりますが、私が会ったことのある編集者はいつも根底に「ユーザーのためにいいコンテンツを作り届けたい。」という想いを胸に、日々仕事に励んでいます。

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