KPIの管理に、もう手動入力やExcelはいらない!日本語で利用できるおすすめKPI管理ツール3つ

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    KPIとはKey Performance Indicatorの略で、日本語では「重要業績評価指標」と呼ばれます。ビジネスだけでなく、あらゆる分野で目標を達成するための手法として、注目を集めています。詳しい内容は知らなくとも、名前を聞いたことがある方も多いのではないでしょうか。

    今回は、KPIについての簡単な説明と、webサイトにおけるKPIの管理に役立つツールをご紹介します。

    KPIとは

    Webサイトを運営するとき、目標(ゴール)があると思います。

    例えば、ブログ中心であれば「アクセス数を増やしたい」コンテンツの販売であれば「売り上げを伸ばしたい」…

    こうした目標はよく立てられがちですが、少し立ち止まって考えてみてください。その目標、漠然としすぎていると思いませんか?

    目標を達成するには、「過程」に立てた目標をクリアしていくことが大事

    目標を達成するには、「過程」に立てた目標をクリアしていくことが大事

    少しWebサイトから離れて、学生時代のテスト勉強や受験勉強を思い浮かべてみましょう。

    「学年順位で10位以内に入る」。「この学校に合格する」。

    このような大きい目標をあなたが立てたとします。

    さて、次はどのように行動しますか?いきなり勉強を始めますか?始める場合、どんな勉強をするのでしょうか。

    おそらく多くの場合、すぐに勉強に取りかかるのではなく、「目標達成のために必要な計画を立てる」ことから始めると思います。

    なぜなら最初に立てた「学年順位で10位以内に入る」「この学校に合格する」、というような大きい目標は、漠然としすぎているからです。

    テストは科目がたくさんあり、学年順位や合格ラインはそれらの総計で決まります。

    最終的な順位や合格のために必要な「過程」を考え、それぞれの過程をどれくらいの状態で通過したらいいか、具体的に数値化して目安をつけます。そしてその数値をクリアしていくために、あなたは勉強を始めるでしょう。

    ・目標ラインは5教科で400点以上が必要だ。
    ・最低でも、平均80点は取りたい。
    ・この科目は苦手だから、特にこの部分を重点的にやろう。
    ・逆に得意な部分は、満点近く取れるように頑張ろう。
    ・それにはあの参考書を使って、13時間は勉強しよう

    このように、最終目標(順位、合格)を順調に達成していくために、その前に立てるいくつかの必要項目(各教科の必要得点や勉強法など)を、KPIといいます。

    KPIとKGI

    KPIとKGI

    ちなみに、過程の目標(中間目標)であるKPIに対して、最終的な目標のことを、KGI(Key Goal Indicator)といいます。

    組織でいえば、最終的な目標であるKGIは、「経営幹部や部長が描く、全体的な将来の見通し」です。

    対してKPIは、「現場で働く人が、どのように行動したらいいかを明確にしたもの」といえるでしょう。

    一般的に、最終目標(KGI)はハードルが高く、漠然としています(「アクセス数を増やしたい」など)。

    そのため、最終目標だけで行動していては、問題点に気づけなかったり、伸び悩む原因がわからないままになってしまうことがあります。たとえ目標が達成できたとしても、時間がかかりがちです。

    KPIを設定すれば、着実に最終目標に向けて行動することができます。「具体的に行うべきプロセス」が数値として可視化されているからです。

    もし達成できなかった場合はどこに問題点があったのか、逆にうまくいった場合はどこに強みがあったのか、設定したKPIの達成数値を見ることで、私たちは施策が有効かどうか判断し、効果的な業務の改善につなげていくことができます。

    設定する際には、KGI→KPIに落とし込む流れにすると良いでしょう。 

    • KGI…最終的な目標。ハードルが高く、一気に達成するには難しい。組織やサイト全体の方向性を決める重要な指針。
    • KPI…中間目標。具体的な数値。達成しやすいハードルで、クリアを積み重ねることで最終的な目標達成に到達できる。PDCAサイクルを効率的に回すのに有効。

    KPIは効果的な設定と管理が大切

     WebマーケティングにおけるKPI設定のポイント

    KPIは様々な分野で利用されていますが、WebマーケティングにおけるKPIを設定するときのポイントを解説します。

    ポイントには以下のようなものがあります。

    • 定量的な目標にする
    • 変化の原因を明らかにできる
    • 確実に実行する方法を決めておく
    • 現実可能なものにする

    定量的な目標にする

    KPIは、具体的に行動しやすくするため、明確な数値目標にする必要があります。数字化は客観的に認識、表現できるのでわかりやすいです。「定量的」とは状況、状態を数値化して表すことです。

    • 悪い例
      訪問者数を増やす
    • いい例
      「検索エンジン」からの訪問者数を「10%」増やす

    定量化することで、誰にでも目指したらいい成果がわかりやすくなります。もちろん、最終的な目標(ゴール)に紐づいた指標にしましょう。

    変化の原因を明らかにできる

    KPIは、分析して改善するというPDCAサイクルを回しやすくするために、「値が変化した時の原因が解明できるよう、設定されていること」が良いでしょう。

    よくありがちなのが、複数施策を行なっているサイトにおける、ビッグワードを使ったKPI設定です。施策の効果を個別に把握できなければ、どれを重視すべきかがわからず、原因が不明瞭になってしまいます。

    わかりやすくするには、ページごと、サイトごとにKPIを細かく設定するなどすると良いでしょう。

    確実に実行する方法を決めておく

    KPI設定を行い、「できた・できない」を判断するだけでは、PDCAサイクルが回っていきません。KGIを達成するための項目としてKPIを設定し、結果に対する改善施策の検討や決定を、誰が・いつ・どのように行っていくのか、スムーズなアクションを起こさせる手順をあらかじめ決めておく必要があります。

    実現可能なものにする

    特定の内容に偏ったり、実現が困難なKPIは、設定する意味がありません。設定したハードルをクリアすることを積み重ねて、KGIにたどり着くことが理想の形になります。

    KPIは、必ず実現可能な内容にしましょう。

    KPIの「管理」に時間をかけてはダメ

    KPIは、現場をマネジメントするために活用する数値とも言い換えられます。目標を確実に達成するためのプロセスとして、必要であればいくつも設定できるため、その項目は一つにとどまることはほとんどありません。

    そのため、たくさんのKPIをそれぞれしっかり管理することが必要になってきます。

    KPIを管理するには、営業日報から活動件数を集計したり、エクセルに個別で数字を入力し、加工・可視化する、といった手法があります。しかしどちらも手動で行わなければならないのが難点です。
    多くのKPI情報を記録するとなればかなりの時間が必要で、レポート完成時点でデータが古くなってしまうということが起こる可能性もあります。

    時間を取ることが難しくて継続することを諦めてしまったり、記録することだけに時間をとられたりしていては、KPIの意味がありません。

    記録することではなく、KPIに基づいた目標達成に向けての「アクション」に、本来時間は割かれるべきなのです。

    おすすめのKPI管理ツール3選

    時間や手間がかかりがちなKPIの数値管理。それを改善するために役立つのが、KPI管理ツールです。

    ツールといっても、海外製のものは英語で難しいイメージがありますよね…。おすすめのKPI管理ツールを3つご紹介します。

    KPIツールを選ぶポイント

    • 専門家でなくても、わかりやすい
    • 数値がリアルタイムに計測される
    • データの振り返りがしやすい

    Analytica

    「Analytica」は、誰でも簡単に使えるKPI達成のための内部分析ツールとして、ITサービス事業会社やEC事業者を中心に導入されているものです。株式会社ヴィクセスが提供しています。

    すでに何らかのデータベースを使ってKPI管理をしている企業向けのサービスです。
    難しい操作は不要で、登録しているデータから見たいものをドラッグ・アンド・ドロップするだけで、誰でもチャートをすぐ作成できます。

    豊富な7タイプのチャートがあり、カラム追加、ピボット、Google Analyticaライクなチャート作成など豊富な加工機能。チャートデータはCSVファイルでのダウンロードができます。

    ITビジネスでよく利用されるチャットソフト「Slack」との連携をしています。Analyticaからメッセージと一緒にチャートをSlackに流すことで、すぐに組織内で共有でき、ビジネスのスピードを向上させます。

    SSLで暗号化されており、ログイン時には2段階認証のサポートがあるなど、セキュリティは強固。

    月額料金制(Team Plan/3万円)ですが、無料体験デモがあります。もしデモで気に入ったら、契約してみると良いでしょう。

    DOMO

    日本語対応しているDOMOは、KPIダッシュボードサービスを事業向けに展開しています。Yahoo!やKDDI、Panasonicなど、導入実績は1000社を超える、評価の高いツールです。

    社内の様々な部門が個別のシステムで管理・分析している大量のデータを一元管理し、簡単にグラフ化が可能です。エンジニアでなくても、グラフや枠組みを自由に可視化できるところが便利です。

    モバイルのアプリもあるのでリアルタイム性も高く、いつでもどこでも、アプリ経由でデータを閲覧できます。日々の進歩や変化を確認したい、という用途には最適です。

    まずは無償トライアルから始められます(価格はページ上では非公開)。

    MIERU

    無料でお試しができ、有料プランでも1ユーザーあたり150円と比較的安く利用できるMIERU(契約は10ユーザー単位)。

    MIERUの特徴は、ページを開いたらすぐに数字が見えるという点。

    まず1画面内に、項目と進行状況の数値が収まるシンプルなデザイン。

    これだけわかりやすい見た目だと、専門家や経営者でなくとも誰もが一目で、現状が確認できます。

    管理画面から、KPIなどの項目設定が簡単にできます。テンプレート機能もあるので、設定がピンとこない人でも、楽々、項目を登録することができます。操作に時間が取られないのは便利ですね。

    タイムラインによるリアルタイムな状況把握や、これまでのデータから、いつ誰が何をしたのか、時系列での表示もできます。ほかにもグラフ化や項目ごとの達成状況の可視化など、シンプルで扱いやすい機能がたくさん。

    パソコンだけでなくスマートフォンやタブレットなど、あらゆる端末からの入力が可能で、クラウドにも対応しています。

    まとめ

    目標を確実に達成していくために重要な、KPI。

    KPIを可視化するには、Excelに入力したり手動でデータを集計していく方法があります。しかしその方法は、とても手間や時間がかかります。

    KPI管理ツールを使用すれば、レポートの作成やデータの紐付けに費やす時間と労力を、KPI達成のために必要なアクションの立案と実行に振り返ることができます。

    毎日共有される数字を見て意識するだけで、作業へ取り組む姿勢も変わるはず。

    目標達成に向けて便利なKPI管理ツールを、あなたも導入してみませんか?