【5分でわかる】GTM(Googleタグマネージャー)の設定方法
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2024.11.28
更新日:2022.12.23
公開日:2018.12.10
Webマーケティングに携わる人であれば、日々何かしらの分析業務を行っていることと思います。Excelやスプレッドシートを使って分析している人や、ツールの管理画面から行っている人もいるでしょう。
そのような方におすすめしたいのが、データを可視化してくれるBIツールです。本コラムではBIツールをおすすめする理由と、弊社で活用しているTableauについて説明していきます。
可視化を行うことにより、今まで数字を見て判断していたものが直感的に判断できるようになります。
例えば、以下の表をご覧ください。こちらはあるサイトの記事のサーチコンソールのデータの一部です。
従来であれば、CTRと表示回数など複数の指標を数字で見て分析しなければなりません。しかし、数字だけを見て複数の指標から良し悪しを判断するのはかなり難しいです。
実際この表にあるもののうちどれを改善すべきかを判断するのは相当経験がある人でなければ難しく、かなり属人的な分析になってしまいます。
一方データを可視化すると以下のように直感的に理解できるようになります。こちらは上の表と同じデータを可視化したものです。縦軸に平均掲載順位、横軸にCTR、その他円の大きさや色でも他の指標を表現しています。
このグラフから右上にあるものは成果がよく、左下にあるものは成果がよくないということが一瞬で判断できます。また、大きさや色によって複数の指標を同時に判断することができるということもわかると思います。
もし左上の象限に色が青に近い円があれば、掲載順位は高く表示回数は多いのに、クリック率が低い記事であるということがわかります。そのためその記事はタイトルとディスクリプションを改善すべきだというアクションまですぐに判断することができます。
このように可視化し、ロジックを一定作っておくことで、ルーティーンで行う分析に関して属人化せず、誰でも高いクオリティの分析をすることができるようになります。
BIツールを活用することの2つ目の利点としてはダッシュボードで定点的にKPIを可視化できるということです。
これは一つ目の理由とも被ってくるものですが、KPIの観測も可視化することですぐに異常や変化に気づくことができます。その結果素早い対応ができるようになったり、施策の効果を直感的に理解することができるようになります。
上記で示したものはExcelやスプレッドシートでも可能ではあります。ただExcelなどでもし同じようなグラフを作成しようとすると、グラフ化するデータの数にもよりますが、意外に時間がかかってしまうと思います。
それがBIツールを導入してテンプレートを作っておけば、あとはデータを入れ込むだけでグラフが完成します。そのため数時間かかっていた分析レポートも数分~1時間程度で作成することができるようになります。
データベースなどと直接つなぐことができれば、データを入れ込む時間すらかからないため、さらに工数の削減が図れます。
BIツールを活用することによって分析、レポート作成という点におけるメリットについて理解していただけたかと思います。ここからは実際に弊社で活用しているBIツール、Tableauについてご紹介したいと思います。
TableauではSQLが書けなくても直感的にデータを操作することができます。複雑なグラフもドラッグアンドドロップで作成することができるため、誰でも扱うことができます。
分析をする際に、「この項目ですぐにフィルターをかけたい」「変数を動かして分析したい」「この部分だけを抽出して分析したい」などグラフをその場で操作しながら分析できるという点が非常に魅力的です。
傾向分析、クラスター分析、今後の予測分析など普通であれば少し手間がかかる分析も一瞬でできてしまいます。
特に予測などは一定機械学習の知識などもないと難しいものをTableau側で勝手に処理してくれるため、分析の工数削減や分析に対するハードルが軽減されます。
csvなどのローカルファイルだけでなく、さまざまなデータベースと直接つなぐことができるため分析の自動化も可能になっています。
また、データベースだけでなくスプレッドシートのデータともつなぐこともできるので、スプレッドシートの更新だけ日々行えば自動的に分析レポートにも反映されるようになります。データベースの知識に長けていなくても扱えるところが導入しやすいポイントでもあります。
データを可視化することで大きなメリットがあることが理解していただけたかと思います。いきなりBIツールでなくても、今まで数字だけを見て分析していた人はまずExcelなどで可視化することから始めるといいと思います。
BIツールを導入する際はTableau以外にもさまざまなBIツールがあるため、他のものも検討した上で選択しましょう。
こちらの記事もぜひ参考にしてみてください。