【5分でわかる】GTM(Googleタグマネージャー)の設定方法
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2024.11.28
更新日:2023.06.03
公開日:2018.08.08
近年データ・ドリブンマーケティング、ビッグデータの活用、経営データの分析などデータを分析し、それを経営、マーケティングに活かそうという流れがきています。
しかし、まだきちんとできている企業は少ないのではないでしょうか?分析できる人がいない、専門的なスキルがないなどの原因で進んでいないのではないかと思われます。
そこで本記事では、専門スキルがなくてもデータ分析、データの可視化ができるBIツールについてご紹介していきます。
まず、BIツールとはどのようなものか説明していきます。
BIとは「Business Intelligence:ビジネスインテリジェンス」の略です。
ビジネスインテリジェンスとはデータを収集・蓄積・分析することで経営やマーケティングの意思決定に役立てる手法や技術のことを言います。つまりBIツールとは、データを活用した意思決定を行えるようにするツールのことです。
BIツールと聞くとデータをきれいにグラフにしてくれるだけとお思いの方もいるかもしれませんが、適切にデータを取り出し、分析、可視化することで意思決定に直結するデータを作成できます。
データを分析して可視化することはExcelと何が違うのかとお思いの方もいらっしゃると思います。
BIツールとエクセルとの主な違いは以下の点です。
上記で説明したように、簡単な表計算をするためではなく、多くのデータを入れ込み、エクセルで作業するのは難しい、もしくは時間がかかるような分析をしたい場合はBIツールを使った方が良いでしょう。
BIツールは世の中に数多く存在します。どのBIツールを選ぶのか、そもそもBIツールが必要なのかを判断するためのポイントをご説明します。
BIツールを活用してどのようなデータを扱うかは事前に整理しておきましょう。量も多くなく、複雑でない、統合する必要もないデータを扱うのであればExcelで事足りるはずです。
また、BIツールによっては接続できるデータベースやツールが異なります。BIツールに接続する可能性があるものをリストアップし、全てのデータソースに対応しているかどうかは必ず確認しましょう。
BIツールによってできることは異なってきます。BIツールを導入する目的をきちんと定め、その目的が達成できるものを導入しましょう。少ないデータで簡単な分析をし、可視化するだけであればExcelで十分な場合もあります。
BIツールは幅広く、操作性と分析レベルがツールによってさまざまです。そのため誰がどのように活用するかをイメージした上で導入しなければなりません。
例えば、データの分析チームがあり、その業務を簡易化し、可視化するためであれば分析レベルが高く、操作に専門性が求められるもので良いと思います。しかし、営業職の担当者がお客様のデータを分析する際に活用する場合は、分析レベルはそこまで高度なものは求められず、操作性も簡単なものが好まれます。
どの程度そのBIツールを扱う時間を割ける人が使うのかということをイメージした上で導入しましょう。
上記で説明したポイントを踏まえながら、主要なBIツールをご紹介していきます。
Googleが無料で提供しているBIツールです。
MySQLなどのデータベースと繋げられるのはもちろんのこと、Google広告やGoogleスプレッドシート、YouTubeチャンネルデータなどGoogleが提供しているサービスとの連携に強く、Googleのサービスを特に利用している場合は非常に使いやすいBIツールになっています。
Google Analyticsのデータを取り込んで、さらにわかりやすく可視化することができるので、Webコンサル営業の方などは非常に使いやすいかと思われます。
Microsoftが提供しているBIツールなので、Office365やExcelとの統合がスムーズに行うことができます。また、インターフェイスもOffice愛用ユーザーなら親しみがあり、直感的に操作ができるでしょう。確認することが多くなる方は非常に使い勝手が良いBIツールです。
クイック分析情報機能も搭載しており、分析初心者でも予測パターンや関連付け、傾向などを可視化することができます。
Datorama社は自社ツールのことをBIツールではなくMIツール、マーケティングインテリジェンスツールであると言っています。その言葉通り、マーケターが使うならを基準に作られています。
繋げるツールはデータベースだけでなく、SNSの広告プラットフォームのAPIなども繋ぐことができます。またデータ統合の際に必要なデータクレンジングなどを自動化する機能もあり、IT部門に頼ることなく、マーケターだけで扱える仕様になっています。
クロスチャネルでデータを可視化することで、KPI達成に寄与しているチャネルやキャンペーンはどれかをすぐに理解でき、マーケターの意思決定を早めることができるツールです。
DOMOは350種以上のアプリケーションと接続できるBIツールです。
Domo Appsというものを提供しており、部門や役割、業種ごとに特化したダッシュボードの作成ができるようになっています。そのため、どういう分析をして、どういったダッシュボードを作ればいいかわからないという方でも最初から使用することができます。
またDomoBuzzというコミュニケーションツールも提供しており、作成したデータをもとにオンライン上で議論を進めることができます。
Tableauは直感的な操作でデータの分析が行えます。クラスタリング分析や傾向把握、予測もボタン一つで行えるため、短時間で多くの分析を行うことができます。
またTableauはビジュアライゼーションに力を入れています。Tableauで表現できないものはないのではないかと思えるほど、奥が深く根強いファンが多いBIツールです。下のURLからTableauで作られたものを見ることができます。
Tableau public|ギャラリー:https://public.tableau.com/ja-jp/s/gallery
BIツールを導入することで、データベースを扱う知識やSQLなどの専門スキルがなくても、データを分析して可視化することができるようになります。
自社に最適なBIツールを導入して、データをもとにした意思決定を進めていきましょう。