
Webサイトで使用される定番フォント9選! フォントの選び方や良いフォントの特徴も解説!
Webサイト制作
2023.05.11
更新日:2023.05.11
公開日:2023.05.11
近年、インターネット上でのビジネス展開が急速に拡大しており、ホームページを持つことが企業にとって必須となっています。しかしながら、競合他社と差別化を図るにはホームページを持っているだけでは意味がなく、見やすく使いやすいホームページを作ることが求められています。なぜなら、ユーザーが求めている情報を簡単に見つけられなければWebサイトから離脱してしまうからです。
このようなユーザビリティの問題は、検索エンジンの評価にも影響を与え、検索結果で上位に表示されることが難しくなるといわれています。そのため、見やすく使いやすいホームページを作ることは、SEOにとっても重要な要素だといえるでしょう。本稿では、見やすいホームページの特徴や制作のコツ、昨今のトレンドについて紹介します。見やすいホームページを制作したいと考えている方は、ぜひ参考にしてみてください。
見やすいホームページとは、ユーザーが求める情報を素早く簡単に見つけることができる、使いやすく分かりやすいデザインを採用しているWebサイトのことです。まず、情報の整理が行き届いていることが特徴として挙げられます。例えば、ページ内にある情報が適切なカテゴリーに分類されていたり、タイトルや見出しが目立ちやすいフォントで表示されていたりすると、ユーザーは求める情報をすぐに見つけることができます。
また、レイアウトやデザインにも配慮が必要です。見やすいホームページは、余白を多く取っていてスッキリとしたデザインであることが多く、情報がストレートに伝わります。また、ユーザーがサイト内を自由に移動できるよう分かりやすいメニューが設置されていたり、クリックできるリンクの色やデザインが明確であると、ユーザーは求める情報を素早く見つけることができます。
上記で示したように、見やすいホームページは情報の整理、レイアウト・デザイン、ナビゲーションなど様々な要素が関わっています。これらの要素を適切に設計することで、ユーザーにとって使いやすく、SEOにとっても評価されるホームページを作ることができます。
ここでは、見やすいホームページを作る際に意識すべきことをより詳しく紹介します。
ホームページを作成する際に、レイアウトは非常に重要な要素の1つです。適切なレイアウトにすることで、見やすく使いやすいホームページを作ることができます。レイアウトを意識する場合、サイトの目的に合わせて明るい色調を使ったり、シンプルなデザインを取り入れたりすることが重要です。
また、情報を整理することもレイアウトの役割です。例えば、情報をカテゴリー別にまとめたり必要な情報だけを表示するように設計することで、ユーザーが求める情報を簡単に見つけることができます。このような項目を意識して適切なレイアウトを取り入れ、ユーザーにとって見やすく使いやすいホームページを作ることが大切です。
ホームページを作成する際に最も重要なのは、ページ構成を事前に検討することです。よいページ構成を考えることでユーザーが情報をスムーズに受け取ることができ、使いやすいホームページを作ることができます。ページ構成を決定するためには、ユーザーがどのような情報を求めているかを理解することが重要です。
そして、必要な情報を階層的に整理し分かりやすいナビゲーションを設計します。また、ページ内の情報の配置にも配慮し、余白を活用したデザインや目的に応じた適切な画像の使用なども考慮する必要があります。ページ構成を事前に検討することで、使いやすいホームページを作成することができます。
ホームページを作成する場合、視認性が高いかを確認することは非常に重要です。視認性が低いとユーザーが情報を見つけるのに苦労したり、読みづらいと感じて素早く離脱してしまう可能性があります。そのため、文字の大きさや色、フォントの種類、背景色などの要素を慎重に選択しなければなりません。また、文章の行間や余白の設定、画像やアイコンの配置なども視認性に影響するため、配慮する必要があります。
特に、昨今はWebをスマートフォンで閲覧するユーザーが増えてきたこともあり、モバイルフレンドリーなホームページを作ることも重要視されています。モバイルフレンドリーについては下記の記事をご覧ください。
次に、見やすいホームページを作る際のコツを9つ紹介します。以下で紹介する項目を踏まえてホームページを制作すれば、ユーザービリティの高いページができあがるでしょう。
ホームページを見やすくするためには、サイト設計を意識することが大切です。サイト設計とは、どのようなテーマでどのようなコンテンツを制作するかという項目を事前に決めることです。フォントや画像、デザインなどの基本的な要素はもちろんですが、最近ではスマートフォンやタブレットなど様々な端末でWebサイトが閲覧されるため、レスポンシブデザインを取り入れることが一般的です。ユーザーがどの端末を使っても、見やすく使いやすいサイトを提供することを意識する必要があるでしょう。
ホームページを見やすいものにするために、フォントを調整することは重要です。まず、フォントの種類に注意しましょう。代表的なフォントには、ゴシック体、明朝体、サンセリフ体などがありますが、読みやすいフォントを選ぶことが大切です。また、サイト内のフォントを同じにするなど統一感を出すことも重要なポイントとなります。
次に、フォントサイズを調整しましょう。小さすぎると読みにくく、大きすぎるとページが煩雑になります。一般的には、本文には14~16ポイント、見出しには20~24ポイント程度のフォントサイズが適しているといわれています。また、フォントの色も重要なポイントであり、背景色に合わせてフォントを際立たせることも重要です。
さらに、文字の大きさも、ホームページの見やすさに大きく関わっています。小さすぎると読みにくく、大きすぎると視覚的にも不快感を与えてしまいます。そのため、文字の大きさは適切に設定する必要があります。
例えば、タイトルや見出しは大き目のフォントサイズで設定し、本文は読みやすい大きさに設定することが一般的です。また、ホームページの閲覧環境によっても文字の大きさは異なりますが、スマートフォンの場合は画面が小さいため、文字サイズを大きくすることで見やすさを確保する必要があります。ホームページを作る際には文字の大きさを適切に設定し、ユーザーにとって読みやすいサイトを作ることが重要です。
ホームページを見やすくするために、画像やボタンを使用することも大切なポイントです。まず、画像を使う際にはサイトの雰囲気に合わせた適切な画像を選びましょう。画像には代替テキスト(altタグ)を設定し、ユーザビリティを高めるようにしましょう。また、ボタンを使う際には見た目や位置を工夫しましょう。
例えば、コンテンツと一線を画すデザインに仕上げればボタンが目立ちやすくなり、クリックしてもらえる可能性が高まります。他にも、ボタンには適切なキャッチフレーズを設定するとクリック率向上に役立ちます。
色彩によるイメージの統一を意識することで、ホームページの見た目を統一感のあるものにすることができます。例えば、企業のブランドカラーを基調とした色を使うことで、ブランドイメージを強化することができます。また、コンセプトに合わせた色を選ぶことでユーザーにとって親しみやすくなり、興味を持ってもらえる可能性が高まるでしょう。
しかし、色使いには注意が必要で、色を多用しすぎると見た目が煩雑になり統一感が失われてしまうことがあるため、適度な配色を心がけることが大切です。
ホームページに掲載する写真は、プロに撮影してもらうことでより魅力的で見やすいものにすることができます。プロの写真家は、カメラの技術だけでなく照明や構図、表情など、細かい部分まで把握しているため、高品質で鮮明な写真を撮影してくれます。
また、撮影場所やポーズ、衣装の提案をしてくれることもあり、自社のブランディングに合った写真を撮影することが可能です。もちろん、プロに依頼すると費用がかかってしまいますが、写真はホームページの印象を左右する重要な要素であるため、ホームページを質の高いものにしたい場合には、コストをかけることを検討しましょう。
ホームページを制作するなら、視線の動きも意識しましょう。一般的に、人は上から下へと視線を動かしていく傾向があります。そのため、ホームページのデザインにおいても、上部に重要な情報を配置するとよいと言われています。
また、テキストや画像の配置も視線の動きに合わせて工夫することが大切です。例えば、キャッチコピーやタイトルは、左から右へと視線を誘導し、詳細な情報は上から下へと誘導することで、ユーザーにストレスを与えることなくホームページを閲覧してもらえます。このように、視線の動きを意識したホームページデザインを行なうことで、ユーザーの閲覧体験を向上させられるでしょう。
ホームページのライティングは、ユーザーが情報を理解する上で重要なポイントであり、読みやすいライティングになっているかを確認することは欠かせません。例えば、以下のような項目を意識してライティングができているかを確認することが大切です。
情報が整理されていないと、ユーザーは必要な情報を見つけるのに苦労してしまいます。同じカテゴリーの情報はまとめて表示し、ユーザーが必要な情報を簡単に見つけられるようにすることも重要です。情報を整理し、ユーザーが必要な情報をスムーズに閲覧できるようにすることで見やすく分かりやすいホームページを作れます。
最後に、昨今のホームページで取り入れられている見やすいホームページの最新のトレンドについて紹介します。
近年のホームページデザインのトレンドとして、立体感のあるアイソメトリックデザインが注目されています。アイソメトリックデザインは、平面的なデザインに比べて奥行きや立体感があるため、よりリアルな印象を与えることができます。また、3Dモデリングやアニメーションなどの技術が必要なく手軽に実現でき、幅広いサイトで採用されています。最近では、企業やECサイトなど様々な分野で使われています。
(引用:株式会社グラッドキューブ)
株式会社グラッドキューブのコーポレートサイトにはアイソメトリックデザインが採用されています。さらにそこにアニメーションも付けられており、遊び心を感じさせつつも自社の特徴である「データ分析」を端的に伝えられるデザインとなっています。
データビジュアライゼーションは、数値や統計データなどの情報をグラフやチャートなどによって視覚的に表現する手法です。データを数値で確認することは難易度が高いですが、こちらの手法を活用すれば、ユーザーがデータを直感的に理解しやすくなりサイトの見やすさが向上します。最近では、企業やメディアサイトなど様々な分野でデータビジュアライゼーションが活用されています。
(引用: Brussels Airport in Numbers)
データビジュアライゼーションを上手く活用している一例としては、 Brussels Airport in NumbersのWebサイトが挙げられます。空港に関連した様々な情報がアニメーションを交えてデータビジュアライゼーションされており、各種データを直感的に理解できます。
手書きデザインは、親しみやすく、温かみのある印象を与えることができます。子育てやグルメ、旅行など、ライフスタイル系の分野との相性がよく、効果的に取り入れることでブランディングを加速させられるでしょう。また、最近は手書き風のアイコンやボタンを使用して、親しみやすさをプラスしているホームページが多く存在しています。
(引用:北星鉛筆株式会社)
北星鉛筆株式会社のコーポレートサイトには「鉛筆」という商材の特徴を反映した、まるで鉛筆で書かれたかのようなタッチの手書きフォントが使われています。親しみやすさと同時に嫌味なく商材のイメージを訴求することに成功しています。
モーションインタラクティブとは、スクロールやマウスの動きに反応して動きやアニメーションが発生するデザインのことです。ユーザーに直感的な操作感を与え、視覚的にも面白く飽きさせないデザインにすることができます。また、静的なデザインでは伝えきれない情報やストーリー性を動きで表現することができるため、ユーザーの興味を引きつけることができます。加えて、動きを効果的に取り入れたホームページはユーザーにより深く魅了され、記憶に残りやすいでしょう。
(引用:日産自動車株式会社)
日産自動車株式会社のブランドサイトはモーションインタラクティブを採用しており、スクロールすることで次々と車の写真や関連情報jへのリンクが表示されます。サイト全体は非常にシンプルなデザインですがモーションインタラクティブを取り入れることで、「高級」や「ハイエンド」といったイメージにユーザーに与えることができています。
フラットデザインは立体感や影などの表現を極力排除し、フラットでシンプルなデザインを採用する方法です。ユーザーが必要とする情報をスムーズに取得しやすく、ノンストレスで閲覧できるというメリットがあります。また、制作の難易度も高くなく取り入れやすいデザインとなっています。
(引用:株式会社グローバルタッチ)
株式会社グローバルタッチのコーポレートサイトはフラットデザインを採用することで、ユーザーに必要な情報を情報を伝えられています。配色は3色で統一されてすっきりしており、非常に見やすくなっています。
本記事では、見やすいホームページの特徴や制作のコツ、昨今のトレンドについて紹介しました。ホームページを見やすくするには、基本的には以下のようなポイントを意識する必要があります。
本記事で紹介したコツなども参考に見やすいホームページを作ってみてください。