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インターネット広告
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本記事では今後存在感を増していくと考えられる動画アクションキャンペーンについてご紹介していきます。
そもそも動画アクションキャンペーンがなにか分からない方や、獲得数を増加させるために動画アクションキャンペーンを使ってみたい方はぜひ参考にしてくださいね。
さっそく、ご説明していきます。
2021年3月に実装されたYouTube広告の新メニュー「動画アクションキャンペーン(VAC)」は、YouTube広告の配信メニューの中でも獲得に特化したフォーマットです。会員登録や商品の購入など、コンバージョン獲得を目的とした動画広告を配信することができる機能です。
同じ他の配信メニューよりも獲得効率の向上が見込めるため、一部の広告運用担当によって利用され、同様に獲得目的で用いられる「Trueviewアクション広告」とよく比較をされてきました。
ですが、下記のアナウンスがGoogleより公表され、今後は動画アクションキャンペーンが、獲得目的のYouTube広告を配信する上で中心となっていくことが確実になりました。
これまでYouTube広告では、獲得目的のメニューとして「Trueviewアクション広告」がありましたが、配信面の拡大やフォーマットの変更が加わり、獲得の効率化に特化した機能が「動画アクションキャンペーン」です。
今後はTrueviewアクション広告が利用できなくなり、動画アクションキャンペーンに全て移行していきます。
YouTube広告を獲得目的で利用する際は、必ずと言っていいほど用いる機能になると考えられるため、利用者が少ない今のうちに使い方をマスターしておきましょう。
同じ獲得目的でよく比較される、動画アクションキャンペーン(VAC)とTrueviewアクション広告の違いは大きく以下の2点です。
それぞれ順番に解説をしていきますね。
動画アクションキャンペーンでは、複数の配信面に動画広告を配信することができます。
動画アクションキャンペーンで用いられる配信面は、大きく次の5つです。
動画アクションキャンペーンの配信先5種類
一方で、Trueviewアクション広告で用いられる配信面は以下の3つでした。
動画アクションキャンペーンでは、Trueviewアクション広告と比較してYoutubeホームフィードとYouTube以外のGoogle動画パートナーサイトやアプリが配信面に加わったことが違いとして言えます。
配信面の拡大によって、Trueviewアクション広告よりもリーチ数・インプレッション数の拡大が見込める上に、それに伴ってコンバージョンの機会が増え、獲得効率が高まると考えられます。
また、それぞれの数値が増加することによって機械学習の効率化も見込むことができます。
Googleの調査では、Trueviewアクション広告と比較して動画アクションキャンペーンを利用した場合に、1ドルあたりのコンバージョンが20%増加したとの結果が出ています。
動画アクションキャンペーンでは次の2つの広告フォーマットを利用します。
Trueviewアクション広告ではスキップ可能なインストリーム広告のみが利用可能でした。
この違いにより、動画アクションキャンペーンではインフィード広告向けの長い広告見出しと説明文を利用することができるようになりました。
以下は、動画アクションキャンペーンで利用ができる広告見出しや説明文の規定をまとめたものです。
設定をする前の参考にしてくださいね。
項目 | 文字数の制限とルール |
行動を促すフレーズ | 半角 10 文字(全角 5 文字)以内 |
広告見出し | 半角 15 文字(全角 7 文字)以内 (スキップ可能なインストリーム広告のフォーマットで使用) |
長い広告見出し | 半角 90 文字(全角 45 文字)以内 |
説明文 | 半角 70 文字(全角 35 文字)以内 |
URL | 文字数制限なし |
これまで動画アクションキャンペーンの仕様やTrueviewアクション広告との仕様上の違いを解説してきました。
では、動画アクションキャンペーンを利用するメリットは一体なんでしょうか。
端的に答えると「Youtube広告のメニューの中で最もコンバージョンを促進できること」です。
従来のYoutube広告メニューと比べて、複数の広告フォーマットが併用可能になったことで、広告フォーマットに合わせてキャンペーンを分割し、データが不必要に分散することを防げますし、配信面が拡大したことによって機会損失を減らすことができます。
つまり、動画アクションキャンペーンを用いることで、データの分散を防ぎ機械学習を効率化させ、最適化を促進し、配信面の拡大によってコンバージョン機会を増やすことができるのです。
一方で、動画アクションキャンペーンには少なからずデメリットも存在します。
ここでは広告の運用上、デメリットとして捉えられる仕様を紹介します。
それは「配信データの中で詳細を確認できない箇所が多いこと」です。
例えば、下記のような箇所は詳細に確認ができません。
詳細が確認できないため、広告を運用する上で上記のようなデータを活用しての分析ができない点はデメリットとして考えられます。
これまでご説明したように、動画アクションキャンペーンは、購入や会員登録など獲得を目的とした配信を行いたい場面に適しています。
そのため、ある程度業界・業種を問わずに利用することが可能です。
参考までに、弊社でYoutube広告の運用(Trueviewアクション,動画アクションキャンペーンを含む)を行っている業界の一例をご紹介いたしますね。
など
オンラインのコンバージョン獲得が主ではありますが、店舗を所有しているクライアント様であれば広告を見た人の「来店」を計測する来店コンバージョンも利用できます。
(店舗数や住所登録など利用条件は複数ございます。)
来店コンバージョン
更に、動画アクションキャンペーンでは商品フィードを追加することで、より立体的にユーザーに購入を促進することができます。
動画アクションキャンペーンに商品フィードを追加した場合の配信イメージ
上記のGIFのように、動画広告の下に自動的にパネルが展開され、商品やサービスが表示されるようになります。
商品画像を選択すると直接商品のLPに遷移するので、動画広告を見て興味を持ったユーザーが、商品の詳細を確認して購入するまでの導線を綺麗に設計することができるのです。
フィードを用意する必要があるため、フィードを用いていない企業様であれば初期設定の手間がかかりますが、ユーザーの体験をリッチにしてCVRを向上させるために有効な施策と考えられますので、ぜひ実施を検討してみましょう。
また、「Youtube広告はToC向けの企業様でしか効果が出ない」とイメージを持たれている方もいらっしゃいます。
しかし、結論としてToB向け企業様でも動画アクションキャンペーンを含む獲得目的のYoutube広告でコンバージョン等の成果を出すことは可能です。
もちろん、企業様によって個別にクリエイティブの工夫を凝らす必要はありますが、ToB向けの企業様が獲得目的のYoutube広告を配信しても、十分に資料請求やサービスの申し込みなどのコンバージョンを狙うことができます。
ここからは動画アクションキャンペーンでコンバージョンを狙う上で、押さえておきたいクリエイティブ制作のポイントをご紹介いたします。
動画アクションキャンペーンでコンバージョンを獲得したいのであれば、下記の3つのポイントは押さえておきましょう。
順番にご説明をしていきますね。
動画を制作する際は、動画の冒頭3-5秒間で商品やサービス内容を伝えられる内容にしましょう。
先述したように動画アクションキャンペーンで配信可能な広告フォーマットは、下記の2種類です。
この2種類のクリエイティブは、バンパー広告やスキップ不可能なインストリーム広告と違って、動画の途中でスキップすることができます。
多くのユーザーは、YouTubeで動画広告を観るとき、冒頭の数秒間で「興味があるかないか」を判断しているため、いかに冒頭でユーザーの興味を惹きつけるかがとても重要なのです。
例えば、以下の動画は冒頭から「最近の50代はもう、おばさんじゃない」と印象的なメッセージから始まっています。
また、YouTubeのメインユーザーであるモバイルユーザーに合わせて16:9サイズの素材を利用しているなど、細かい部分でもこだわられたクオリティの高い動画広告です。
サントリーウエルネス「サントリーウエルネス<リフタージュ>「おぐねぇーからのエール」60秒篇 」
獲得を目的にする動画アクションキャンペーンでは、わかりやすいCTAを作成することはとても重要です。
ユーザーが動画に興味を持って最後まで視聴してくれたとしても、「自分は次になにをすればいいのか?」と疑問を持ってしまうとすぐに離脱してしまいます。
動画広告を観たユーザーが「自分は次になにをすればいいのか?」と考えないように、動画内でCTAを作成し導線を作りましょう。
例えば、1つ目のポイントで例として紹介したサントリーウエルネス「サントリーウエルネス<リフタージュ>「おぐねぇーからのエール」60秒篇 」では、動画の中盤から商品の機能やメリットを紹介し、「通販限定」「50%オフ」「お試し」「送料無料」といった訴求のほか、最後に「ご体験はこちら」と具体的な行動を喚起しています。
このように、ユーザーに「動画を観た後は商品ページに飛んで体験してみよう」と、具体的な行動イメージをしてもらうことが、動画広告で獲得を狙う上でかなり大事なポイントです。
動画アクションキャンペーンで獲得を狙うためのクリエイティブ制作、最後のポイントはターゲットに合わせて訴求・クリエイティブを複数作成することです。
動画広告に限った話ではありませんが、広告で成果を出すためには、明確なターゲット選定とターゲットに合わせた訴求を届けることが重要です。
例えば、結婚相手の紹介サービスでターゲットが「結婚する気があって、結婚相手紹介サービスに興味がある層」である場合、さらに細分化することで成果に繋がる訴求が見えてきます。
※訴求の例
一人で相手探しをするのが不安な方へ向けた訴求であれば…「婚活のプロがリーズナブルにアドバイス」
結婚に真剣な人がいるのか不安な方へ向けた訴求であれば…「独身証明書が必須・結婚を前向きに考えている人ばかり」
上記のようにターゲットを明確にし、ターゲットに合わせて訴求と動画を作り、出し分けることで成果の向上が期待できます。
できる限り自社のユーザーがどういった悩みを持っているのか、を理解し、その悩みを解決できるような訴求・クリエイティブ制作を意識しましょう。
ここからは動画アクションキャンペーンを配信する際に注意しておきたい2つのポイントをご紹介します。
2つのポイントは以下の通りです。
どれも初めて配信する時に見落としがちなポイントです。
ぜひミスを防ぐために参考にしてくださいね。
1つ目はコンバージョンが測定できる状態か確認することです。
動画アクションキャンペーンはこれまでご紹介した通り「コンバージョン獲得に特化した配信メニュー」です。
そのため、コンバージョンがそもそも測定できない状態だと全く意味がありません。
動画アクションキャンペーンを用いて獲得を促進したいコンバージョンポイントを、きちんと設定する必要があります。
初めて広告を配信するときについついコンバージョンの設定を忘れてしまう方もいらっしゃいますので、注意しておきましょう。
2つ目はターゲティング時にコンテンツを絞りすぎないことです。
動画アクションキャンペーンを配信するときに、ターゲティングの方法としてコンテンツがあります。
動画アクションキャンペーンでは、コンテンツを用いてターゲティングを行ってしまうとYouTubeホームフィードとインフィード面に配信が行うことができないため、最大限に効果を発揮できない恐れがあります。
動画アクションキャンペーンを設定する際に上記画像のようにメッセージが出るため、設定時には改めて確認しておきましょう。
これまで動画アクションキャンペーンの解説をしてきました。
最後に動画アクションキャンペーンの設定方法について具体的に説明をしていきますね。
まずGoogle広告の管理画面から「新しいキャンペーンを作成」を選択してください。
キャンペーンの目的は「販売促進」など獲得を促進する目的を選択してください。
続いて「動画」を選択します。
するとキャンペーンの名前や入札戦略、予算などを設定することができます。
配信する商材や予算に合わせて、入力を進めていきましょう。
キャンペーンの作成ができたら、次は広告グループの設定です。
キャンペーンと同様に、配信内容に合わせて広告グループ名やターゲティングを設定しましょう。
(2012年12月時点で、ここまでの設定を踏むと自動的に動画アクションキャンペーンになります。)
前述した「コンテンツ」もここで設定が可能です。
極力、「コンテンツ」を用いたターゲティングは行わないようにしましょう。
キャンペーンと広告グループの設定が終わったら、配信をしたい動画のYoutube上URLを入力してください。
動画のURLが正常であれば、URLの入力後に広告の設定画面に移行します。
URLや行動を促すフレーズ、広告見出しなどを配信に合わせて設定をしていきましょう。
ここまで設定ができたら動画アクションキャンペーンの配信準備は完了です。
本記事では動画アクションキャンペーンについて解説してきました。
ここで本記事で紹介した内容をまとめますね。
初めての方には難しく感じる動画アクションキャンペーンの配信ですが、今回ご紹介したポイントを押さえれば費用対効果に合った配信ができるようになります。
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