コンバージョンが増えるLPのエントリーフォーム最適化(EFO)とは

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「EFO」「エントリーフォーム最適化」はマーケティングに携わる方なら一度は聞いたことある言葉だと思います。本記事ではEFOをやる意義から実際にどのように最適化すればいいのかについてご説明していきます。

EFOとは何か?

EFOとは、Webサイト上の入力フォーム(アンケートや資料請求など)を最適化する手法のことで、エントリーフォーム最適化とも呼ばれます。EFOを行うことで、入力フォームの入力率や回答率、コンバージョン率を向上させることができます。具体的には、入力フォームのデザインやレイアウト、項目の数や種類、エラーメッセージの表示方法などを改善し、ユーザーにとってより使いやすいフォームにすることが求められます。

EFO導入前に抑えるべきポイント

EFOを導入する前には、以下のポイントを抑えておくことが大切です。

  • ユーザーにとって必要最低限の項目を設定し、入力時間を短縮する。
  • 入力ミスを防止するために、リアルタイムでエラーメッセージを表示する仕組みを導入する。
  • ユーザーが入力することができる情報(かな、数字、特定の文字など)だけを表示するようにする。
  • メールアドレス入力欄には、ドメイン補助機能を導入する。
  • スマートフォンなどモバイルデバイスからも入力しやすいフォームにする。

EFOのメリットとは?

EFOを行うことによって、以下のような効果が期待できます。

  • ユーザビリティの向上によるユーザーエクスペリエンスの向上
  • 入力項目の減少による入力時間の短縮
  • 入力ミスの防止による入力エラーの削減
  • コンバージョン率の向上によるビジネス成果の最大化
  • EFOを行うことで、以下のようなメリットが得られます。

フォーム入力率の向上:EFOを行うことで、ユーザーがフォームを入力する割合が向上します。

  • コンバージョン率の向上:フォームが入力される割合が向上することで、コンバージョン率も向上します。
  • アンケートや資料請求などの回答率の向上:EFOを行うことで、アンケートや資料請求などのフォームの回答率も向上します。
  • 顧客満足度の向上:ユーザーがフォーム入力に時間をかけることが少なくなるため、顧客満足度の向上につながります。

WEB広告、SEO、サイト改善など、インターネット上での集客にはたくさんの手法があります。数あるマーケティング手法の中で、なぜEFOが有効だと言えるのでしょうか。

一言でいえば、「同じ費用を使ってサイトに集めたユーザーを、より多く獲得に誘導できるから」であると考えています。

どういうことか、以下の図でご説明します。

例えば、

・広告費50万円
・上記広告予算でサイトに1万人を集められる
・購入単価:3000円

という条件下で元々のCVRが1%であったとします。
この場合の売り上げは、
1万人(ユーザー数)×1%(CVR)×3000円(購入単価)= 30万円
となります。

ここに、EFOを実施し、CVRが1%から3%に改善したとします。
すると、売り上げは、
1万人(ユーザー数)×3%(CVR)×3000円(購入単価)= 90万円
となります。

つまり、同じ広告費で、売り上げを3倍にすることができるのです。
広告費や、その他Webサイトへの集客に使用する費用を増やさずに、売り上げを拡大することができる有効な施策であると言えます。

EFOを導入する際のポイント

EFOを導入する際には、以下のポイントに注意することが重要です。

ターゲット層を把握する

まずは、EFOを導入する前に、対象とするターゲット層を把握しましょう。ターゲット層によって、どのような情報を必要とするのか、どのようなUI/UXが好まれるのかが異なるため、EFOの施策も異なる場合があります。

システムに適したEFOツールを選定する

EFOツールには、機能や価格帯などが異なるため、システムに適したEFOツールを選定することが重要です。また、EFOツールは常に進化しているため、最新の情報にもアンテナを張っておく必要があります。

EFO施策の評価指標を明確にする

EFOを導入する目的を明確にし、EFO施策の評価指標を設定しておくことが重要です。具体的には、コンバージョン率、フォームの送信数、入力エラー率、離脱率などが挙げられます。

施策を実行する前にA/Bテストを行う

EFO施策を実行する前に、A/Bテストを行うことで、どの施策が効果的かを確認することができます。テスト結果に基づいて、最適な施策を選定し、実施することが重要です。

EFOで導入したい具体的な施策

EFOを行うには、以下のような具体的な施策が挙げられます。

必須項目を減らす

必須項目を減らすことで、入力項目が減り、入力時間が短縮されます。また、ユーザーが離脱するリスクも低くなります。しかし、ビジネス上必要な情報は必ず取得するようにしましょう。

「項目の多さ」は最もユーザーにストレスを与える要素のうちの1つです。
今ある入力項目は本当にすべて必要なのか?今一度見直してみることをお勧めします。
例えば、「自宅に資料を送付する」ための入力項目であれば、名前と住所があれば資料を送ることは可能ですよね。
電話番号、メールアドレスなどがもし入力項目に入っているのであれば、それらの項目を削除することが効果的です。

リアルタイムで入力ミスを指摘

入力ミスがあった場合に、リアルタイムで指摘する機能を実装することで、ユーザーの入力ミスを防止することができます。この施策は、入力フォームの自動補完機能やバリデーション機能を利用することで実現できます。

すべての項目を入力し、送信ボタンを押すと、間違い箇所がまとめて真っ赤に…といったエントリーフォームがまだまだ多く見受けられます。

せっかく入力するという工程をクリアしたのに、すべてを白紙に戻されることは、ユーザーにとってストレスであると言えます。
フォーマットに添わない入力が行われた時点で、ユーザーに間違いを認識させることで、ストレスを軽減することが可能です。

かな、数字、など入力できるものだけ表示されるようにする

入力項目に適切な入力形式を表示することで、ユーザーにとって入力しやすくなります。例えば、電話番号を入力する欄には、ハイフンが入力されやすいように、あらかじめハイフンを入れて表示することができます。

名前を日本語で入力し、フリガナをカタカナで入力し、電話番号を数字で入力し……、というように、入寮する情報の入力方式は項目によって変動します。

この変換の手間を無くすために、電話番号であれば数字しか入力できない仕様に、ふりがなであればひらがなしか入力できない仕様にすることで、
ユーザーの手間が減り、ストレスを減らすことができます。

メールアドレス入力欄のドメイン補助機能

メールアドレスを入力するフォームに、よく使うドメインをあらかじめ選択できるようにすることで、入力ミスを防止することができます。

申し込み確認の連絡用や、資料の送付用などにフォームにメールアドレスを入力させる仕様のものは多いです。ここでも、「@gmail.com」「@yahoo.co.jp」といったドメイン部分は種類が限られているものなので、プルダウンなどでユーザーに入力の手間を与えない工夫を施すことが可能です。

項目を横に並べるなど短くする

項目を短くすることで、フォームの見た目をスッキリさせ、入力欄を探す手間を省くことができます。また、スマートフォンなどの小さい画面でも、見やすくなります。

例えば、名前、メールアドレス、電話番号などの項目を、横に並べることで、フォーム全体の長さを短くすることができます。また、必須項目を減らすことも合わせて行うと、フォームの入力時間を短縮することができます。

実際に項目の数を減らすことが難しければ、短い項目は横に並べるなどして、「長い」という印象を軽減することも有効です。

 

まとめ

EFOは、フォームの改善により、ユーザーの入力体験を向上させることができる重要な施策です。必須項目を減らしたり、リアルタイムで入力ミスを指摘するなどの改善を行うことで、ユーザーのストレスを軽減し、フォームの入力をスムーズにすることができます。また、かなや数字など入力できるものだけを表示させるなど、使いやすさを追求した改善を行うことで、フォームの回答率の向上につなげることができます。

すべての手法をすぐに導入するのは難しいかもしれませんが、一つでも導入できるものがあれば実施してみましょう。
興味をもってサイトを見たユーザーが、商品とは関係の無いサイトの使いにくさが原因で離脱してしまうのは、非常にもったいないことです。

エントリーフォームでのストレスが原因で離脱することがないように、商品やサービスに興味を持ったユーザーを確実に購入、申し込みに誘導できるように、簡潔なエントリーフォームを目指していきましょう。