研究職からキャリアチェンジ ~挑戦を後押ししてくれる環境がありました~

はじめまして、新米プロダクトマネージャー(以下、PM)の林です。PLAN-Bに転職をして3か月が経ちました。
前職はメーカーの研究職と、今とは全く異なる業界、異なる職種からの転職でした。
現在、皆さんからサポートいただきながら奮闘中のわたしですが、この場をお借りして、新しい分野への転職という自分にとっての挑戦について、ふりかえっていきたいと思います。

研究職からマーケ関連職へ

前職では、新しい機能や材料の開発と、その機能や材料を実際に搭載したものづくりを行っていました。

きっかけはものづくりでの失敗

入社して1年目の夏、新しい材料を生かしたプロダクトを作るプロジェクトに参加することになり、自分で製図した初めてのプロダクトが出来上がりました。社内では、良いプロダクトだと評価いただけたことを覚えています。一方で、いざバイヤーに持っていくと、「市場はこのプロダクトを求めていない」と。そして、そのプロダクトは発売には至りませんでした。
研究上では、新しい材料のような新規性や進歩性に価値があるように感じましたが、結局ユーザーが求めていなければ、価値にならないことを痛感した経験でした。

転職の軸は“顧客志向”

この経験から、何をつくるのかではなく、誰のために、何故つくるのかを考えることを学びたい、と強く思うようになりました。そんな中、出会ったのがPLAN-Bでした。Visionのなかにあった「圧倒的な顧客志向」に最初惹かれました。また、PLAN-Bに関する様々な記事を読んでいくなかで、どの記事も顧客志向のことが必ず書かれていたことがとても印象的で、ここで自分も顧客志向とは?を学びたいと思い、入社を決意しました。

入社して3か月をふりかえって

最初の3週間は体験設計の研修を、現在は先輩方にサポートいただきながら、「SEARCH WRITE」のひとつの機能を中心に体験設計・機能改善に向けた取り組みを行っています。

体験設計の研修については、以下の記事で詳しく紹介されています。

挑戦を後押ししてくれる環境

PLAN-Bに入って1番驚いたことは、全社的に業務をふりかえる習慣があることでした。自分の所属部署では、チームリーダーとは毎日、部長とは週に1度、ふりかえりや1on1があります。日々の業務での些細な質問もその場で解消でき、また、キャリアについても一緒にふりかえる時間があります。

入社当時、わくわくという気持ちが1番大きい一方で、全く異なる領域で成長できるのだろうか?という不安や焦りも心の奥底にありました。それでも、一緒に成長していきましょうという雰囲気や環境のおかげで、一歩一歩自分の成長を感じることができています
入社初日、「焦らないで大丈夫です」と言っていただけて、とても心が軽くなったのを覚えています。

今思うプロダクトマネージャー像は”好奇心旺盛な人”

現在は、主にUX領域の研修をしていますが、PMのスキルセットであるビジネス領域・開発領域も少しずつインプットし続けています。
PMのスキルセットについては、以下の記事がおすすめです。

非常に幅広い知識や経験が必要になるPMですが、新米PMとしては、興味を持つ姿勢が大事なのではないか、と今は感じています。そう感じるのは、前職でも似たような経験があったからかもしれません。

プロダクトの開発時、ただ機能性が良いものを作るだけでなく、Quality(品質)、Cost(コスト)、Delivery(納期)、いわゆるQCDの観点を意識する必要がありました。機能を優先しすぎると、品質が落ちてしまう・開発が遅くなってしまう等、それぞれのバランスを考える必要があり、とにかく各分野の担当の方にひたすら聞きに行った覚えがあります。この機能を実現するためには、どうQCDのバランスをとるべきか?ということについて、当事者の方に聞きながら少しずつ理解を深めていった経験が、PMでも同様に大事になってくるのではないかと考えています。全く異なる業界でも、意外と共通点や生かせる点があるかもしれません。

自分の選択をふりかえって

今までと異なる分野・職種に転向することは、わくわくと同時に、やはり勇気のいる選択でした。それでも、自分がこれからどうしたいかを考え、実行に移したことで、沢山の学びを得ることができました。
今の自分が考える顧客志向は、ユーザー起点で考えるだけでなく、ユーザーに会いに行くことです。今までは、データから、きっとユーザーはこう思うだろう、こう考えるだろうと推測するに留まっていました。実際にユーザーに会いに行くことで、思いもよらない行動や見方があり、沢山の気づきが得られることを、この3か月で実感しました。
今までは曖昧にしか答えることができなかった、顧客志向とは?の問いに対し、自分なりの考えを得ることができたのは、自分の選択の大きな収穫のひとつであると感じています。

さいごに

現在、自分なりの考えを少しずつ言語化できるようになったのは、日々の実践を後押ししてくれる、一緒にふりかえってくれる環境のおかげです。
チームの皆さんと一緒に、プロダクトを育てる一員に早くなれるよう、経験を重ねていきたいです。