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2024.11.28
更新日:2022.12.23
公開日:2017.09.04
PCユーザーをパネルとしたアンケート調査サービスと比べて、スマートフォンユーザーをパネルとしたサービスはまだ発展途上という感があります。
こうした中で、国内においてコミュニケーションツールの代名詞的存在となったLINEが、「LINE Research Platform」というスマートフォンユーザーを主たるパネルとしたアンケート調査サービスを開始しました。
そこで、このコラムでは「LINE Research Platform」の概要や特徴をご紹介していきます。
国内において、最も身近なコミュニケーションツールとして定着した感のあるLINEは、2017年7月時点での国内の月間アクティブユーザー数が7000万人を突破しました。(LINE株式会社「2017年12月期第2四半期決算説明会」資料pdf)そんなLINEのアンケートプラットフォームが「LINE Research Platform」です。
LINEでは、各種サービスの品質向上を目的にLINEユーザーを調査パネルとした「LINEアンケート(旧称:LINEサポーターズ)」を運営してきました。そして、LINE Research Platformはこの「LINEアンケート」を外部組織のマーケティングに活用してもらうために調査事業者向けに公開したプラットフォームです。
では、LINE Research Platformにはどのような特徴があるのでしょうか?
「どれくらいの回答を、どの程度の期間で回収できるのか?」
アンケート実施にあたっては、このような点が気になりますよね?
「LINEアンケート」では、300万人のアクティブな調査パネル(2017年7月時点)※2を抱えています。また、「LINEアンケート」は調査パネルにプッシュ通知することで回答を求めることができます。アンケートを送付してから1日以内の回答率は80%を超える(LINEリサーチ公式ブログ「LINE Research Platform ~LINEのスマートフォン調査~」)とされており、多くの回答をスピーディーに集められる点が大きな特徴です。
「アンケート調査の実施に不慣れなため、有効な回答を得られるか不安…」
LINE Research Platformであれば、このような不安も払拭できるかもしれません。
LINEのパートナー調査会社(モニタス、日本インフォメーション、ビデオリサーチなど)を介してアンケートを実施できるからです。いわばその道のプロに調査を依頼できるため、手間を掛けずに有益な回答を収集することができるでしょう。
また、登録調査会社数は30社を超えているため、調査内容や調査対象、調査費用といった要素を考慮して自社に最適な調査会社に調査を依頼できると言えます。このような特徴を持つLINE Research Platformは、特に次のような調査で効果を発揮するはずです。
LINE Research Platformは、特にスマートフォン関連商品・サービスに関する調査と相性が良いと言えます。調査パネルは、スマートフォン向けアプリであるLINEのユーザーだからです。しかも、300万人のアクティブユーザーに対してプッシュ通知によって回答を依頼できるため、短期間で多くの回答を収集できる可能性が高いです。
たとえば、2016年の大ヒットアプリ「ポケモンGO」について実施されたアンケートでは、わずか11日間でおよそ10万人から回答を得られたそうです。(LINEリサーチ公式ブログ「【結果のまとめ】ポケモンGOに関する10万人アンケート 第1弾」)
新商品・サービスの開発にあたって、市場調査を行うことも少なくありません。これまで、市場調査を行う場合には専門の調査会社に依頼をしなければならず、調査結果が出るまでに数ヶ月を要することも珍しくありませんでした。しかし、LINE Research Platformであれば、市場調査の結果も迅速に手に入れることができます。
特に、LINEユーザーの多い若年層については優れたインサイトを獲得できる可能性が高く、若年層に向けた新商品・サービスの開発やその後の販促活動で活かせるメッセージ・手法の選択につなげることができるでしょう。
ブランド戦略あるいは新商品・サービスの販促戦略を立案する際や、顧客ロイヤルティ向上に向けた施策の検討など、企業はマーケティング活動に関わる多くの場面でアンケート調査を実施します。
とはいえ、本質的にはアンケート調査に関わる手間はできる限り減らして、戦略立案や施策検討といった本質的な業務に多くの時間を費やす必要があります。
そのような意味で、手間なく、しかもスピーディーに回答を集められるLINE Research Platformは、特にスマートフォンユーザーや若年層を対象とする場合には有効なアンケート手段と言えるでしょう。