【5分でわかる】GTM(Googleタグマネージャー)の設定方法
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2024.11.28
更新日:2022.12.23
公開日:2018.10.26
「自分の人生との “ギャップ”が大きくて、共感のできない情報は要らない…」、「テキストやイメージよりもっと直接的な情報がほしい…」など、インターネット上の共感しづらい情報に退屈を感じた経験がある方もいらっしゃるのではないでしょうか。
最近、 “共感”をキーワードに新たなインターネット文化が形成されています。有名人ではなく一般人が自分の日常生活を動画に撮影してSNSに共有するブログ、その名はV-LOGです。今回そんなV-LOGについて詳しく説明していきたいと思います。
V-LOGはVideo(ビデオ)のV+Blog(ブログ)のLOGを合わせた造語です。ブログのようなテキストベースの日記ではなく、動画を撮って投稿することを意味します。V-LOGの重要ターゲットユーザーは「Z世代+ミレニアル世代」(10~20代)で、主にYouTubeやSNSプラットフォームを通して投稿されています。
【スマートフォンで毎日・毎週利用するSNSは?】
近年YouTube、Facebookのように様々なプラットフォームにライブストリーミング機能などリアルタイムに近い投稿をすることができるようになり、テクノロジーが進化しています。
動画プラットフォームが身近な存在になったことで、テキストとイメージ情報よりも動画を通じて直感的な情報が欲しいインターネットユーザーのニーズが形成されています。
今や多数のコンテンツクリエイターがブログではなく、もっと効果的な動画プラットフォーム、YouTubeに移動しつつあります。これまでよりも自然に、より多くの情報がYouTubeで検索することができ、新しい検索エンジンの役割を担っています。
人生において大きなギャップを感じてしまう有名人の生活ではなく、自分に近しい一般人の生活動画を見ながら共感層を形成しています。つまり、自分の生活に満足と安心したいというニーズが強くなっています。
クリエイティブコンテンツもありますが、基本的に自分の些細な日常生活を共有することが目標となります。
プラットフォーム別にユーザー層、UIなどが異なるため、ユーザーにとって最適な動画の尺も異なります。例えば、世界で一番多くの動画サービスを提供しているYouTubeの場合は2分、Facebookは1分というデータがあります。既存の動画プラットフォームの共通点は最適な尺の中により多くの情報と面白さを盛り込むことです。
しかし、V-LOGの目的は自分の日常生活を自由に共有することなので、動画の時間制限は特に決まっていません。配信者が届けたいことを細部までゆっくり共有することもできます。そのため、ユーザーが優先する動画時間がプラットフォーム中で最も長い4分20秒を形成しています。
【プラットフォーム別に動画上映時間】
V-LOGコンテンツをタイプ別に区別すると、以下の3つになります。
「電車内の様子」、「会社で仕事したり学校で勉強する様子」などありふれた日常生活が代表的なV-LOG共感型動画です。Vlogger一人だけではなくユーザーにとっても日常で起こり得る出来事のため、一緒に体験しているかのような共感を呼びます。
必要な情報を調べることではなく、Vloggerと他のユーザーたちとチャットで話し合いながらコミュニケーションをすることが目的です。
【出勤中のV-LOG】
引用:YouTube
ユーザー自身の日常生活で簡単には経験することのできないことを動画を通して間接的に体験し、自分のニーズを満足させます。「海外留学(例:Glion Student’s Life)」「新婚夫婦の毎日」「有名な旅行地で遊んでいる」シーンを撮った動画が代表例です。基本的に長い時間とお金が必要な経験が代理満足型のコンテンツになります。
【有名地旅行のV-LOG】
引用:YouTube
先述の2つの型とは異なり、SEOの機能が強いタイプのV-LOGです。Vloggerが経験した体験と情報をHowto動画で伝えるタイプです。主に情報共有型の動画は〇〇Tipというタイトルで共有される場合が多いです。「ダイエットTip」「セルフインテリアTip」「短期間でToeic900点取れるTip」などが代表的なコンテンツです。
【ダイエットのV-LOG】
引用:YouTube
ブログなどの発信者主体の1人メディア市場はすでにレッドオーシャンになってしまいました。V-LOGは“共有感が入っている動画情報”という戦略で新しいブルーオーシャンを創造することができます。アメリカや韓国市場と比べて日本のV-LOG市場はまだ発展途中にあり、企業での活用事例も少ない状態ですが、今後伸びてくる注目すべき市場です。
ビジネスにつながる機会があり、新しい市場であるV-LOGの世界に早い段階から挑戦してみてはいかがでしょうか。