【5分でわかる】GTM(Googleタグマネージャー)の設定方法
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2024.07.05
2018.07.09
2024.03.13
編集部注:2024年3月13日にリンク切れを修正しました。
昨今、データを活用した分析やマーケティング施策が強く求められています。しかし多くの企業では、データを活用するためにはどうすればいいのか、データを活用してできるようになることとは何か、という考えがまだまだ確立していないのが現状です。
本コラムではデータ活用の基盤となるプライベートDMPについて、選定する際見るべきポイントと、国内プレイヤーの特徴を解説していきますので、データ活用のための参考にしていただければと思います。
まずは、DMPの種類と導入のメリットについて整理していきましょう。
そもそもDMPというものは2種類あります。プライベートDMPとパブリックDMPの2つです。
世間一般的に言われているDMPとはプライベートDMPのことであることが多いですが、しばしば混在して使用される場合があるため、注意が必要です。
プライベートDMPとは自社の保有する1st Partyデータを一元管理するプラットフォームのことを指し、パブリックDMPとはデータベンダなどが保有する3rd Partyデータを一元管理するプラットフォームのことを指します。
詳しくはこちらの記事をお読みください。
企業でデータ活用のために導入するものはプライベートDMPの場合が多いため、今回の記事ではプライベートDMPについて解説していきたいと思います。
プライベートDMPを導入したいと考えている企業の中には、自社で保有しているデータを整理したいというニーズから導入を検討している企業もあるのではないでしょうか?
しかし、それだけの理由ならばプライベートDMPを導入しなくてもDWH(データウェアハウス)を構築すれば事足りるという場合も多いです。DWHではなくプライベートDMPを導入するメリットをご紹介します。
プライベートDMPとDWHの大きな違いはアクションまで起こせるかどうかです。
DWHではデータを蓄積し、自社保有データ以外のデータと統合することまではできます。プライベートDMPではDWHの機能に加えて、CRMツールなど各種ツールが使える形にデータを変換し、アクションにまで落とし込むことができます。
そのため、プライベートDMPでは分析した結果をすぐに施策に活かすことができます。
例えば、MA(マーケティングオートメーション)ツールや、メール配信などのCRMツール、他にも広告配信媒体と連携しているプライベートDMPもあります。これらのツールと連携していることで、外部データなどと紐付けた後、プライベートDMP上で発見した優良顧客に対してのみアプローチをかけるといった施策にまでシームレスに行うことができるようになります。
プライベートDMPだからこそできることがありますので、単なるデータを溜め込む箱として認識するのではなく、データを活用したアクション装置として認識すべきでしょう。
主要なDMPをご紹介します。
ビッグデータ分析基盤を中核として、各種サービスへ容易に連携が可能。また多くの企業と提携しているため、多種多様なデータを自社データに結びつけることも可能。初期費用も0円と導入しやすいのが特徴です。
BrainPadが提供しているプライベートDMP。ユーザー理解のための機能が豊富に搭載されています。また、BrainPadのデータサイエンティストとコンサルタントがデータ・ドリブン・マーケティングを支援してくれるため、知見のない企業でも安心して導入できます。
フロムスクラッチが提供しているプライベートDMP。「いつでも」、「ひとつで」、「誰でも」データが使えることをコンセプトにしているDMP。そのため、b→dash内にMAツールなどが内蔵されていたり、操作がシンプルで簡単だったりと、データ活用初心者にもやさしい仕様になっています。導入支援、運用支援も用意されており、活用できないということがないような体制になっています。
「RIGHT TARGET」「RIGHT TIMING」「RIGHT CHANNEL」「RIGHT MESSAGE」という4つの要素からなる4Rコミュニケーションの基盤となるプライベートDMP。データのリアルタイム処理が可能で、顧客が問い合わせ電話直前にどのような行動を取っていたかを、コールセンターのオペレーターが見ることができるといった施策も可能です。
アクティブコアマーケティングクラウド
※現在はリンク切れになっています。
多様な分析テンプレートと多様なレコメンドアルゴリズムを搭載しているプライベートDMP。導入支援、運用支援、データ活用コンサルティングとサポートも手厚くなっています。
一度導入してしまうとコストやデータの移し替えの手間などで、なかなか他社のものに乗り換えることが難しいのがプライベートDMPです。自社のインフラとなる部分がコロコロと変わってしまうのも良くはないでしょう。導入してからやはり違ったと思わないように、意識しておくべきポイントを整理します。
プライベートDMPを導入した企業からよく聞こえる声として、「導入したけれども成果に繋がっていない」、「プライベートDMPは使えないツール」といったものがあります。
しかし、一方でプライベートDMPを活用したことで成果を出している企業もあります。この差は、何のために導入するのかということが明確であるかどうかです。
プライベートDMPを使って解決すべき課題が明確になっていれば、導入後どんなデータが必要となって、どんなツールと連携すればいいのかも明確になってきます。その部分が曖昧なままとりあえず導入してみても、できることが多いからこそ効果的な使い方はできません。
まずは導入してどう使うのか、きちんとイメージを持ってから導入しましょう。
上述しているようにプライベートDMPの大きな特徴は、分析したデータをツールと連携することでアクションにまで落とし込めるということです。そのため、そのデータを使ってどんなことができるのかという部分は先に必ず知っておくべきです。
ポイント1の目的が達成できることが第一ですが、その上で連携しているツールが多い方が後々できるアクションも変わってきます。
導入するときやツールとの連携、運用に際してどれくらいサポートがあるのかという部分は最初に確認しておくと良いでしょう。自社にマーケティングツールの活用に長けている人材、データの扱いに長けたエンジニアがいればサポートが無くても大丈夫ですが、必ずしもそのような企業ばかりではないでしょう。
ツールを活用し、きちんと結果につながる運用をサポートしてくれる体制は整っているのかという点は必ず確認しておきましょう。
データドリブンなマーケティング施策がどんどん求められてきます。その時に必要となるのが、データを貯める箱と分析結果を施策に落とし込むツールです。
データの活用を考えている企業様はプライベートDMPの導入を検討してみてはいかがでしょうか?