
【5分でわかる】GTM(Googleタグマネージャー)の設定方法
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2025.02.03
更新日:2023.12.12
公開日:2017.05.23
最近では、WordPress(ワードプレス)で制作されたサイトが大変多いです。理由は沢山ありますが、WordPressを使ったサイト制作のお手軽さも起因していると思います。
実際、簡単なブログサイトからちょっとした会員向けサイトまで、比較的に短い期間でスピード開発しやすく、サイト公開後のコンテンツ更新もしやすいとても便利なCMSです。
しかし、CMSの仕組み的にコンテンツ量が増えた時に遅くなりがちな側面もあります。WordPressでサイトを制作するにあたり、作った後では変更しつらい表示速度向上施策をまとめました。
サイト制作をするにあたり絶対に必要なのはサーバー。あとで変更しづらいのもサーバーです。サーバーを変更するためにサイトを停止したり、移行費を払って業者さんに依頼するのも出来れば避けたいところでしょう。
サイトが成長すれば、いつかは発生する問題ですが、出来るだけながく安定して使用できるように最初のサーバー選びはとても肝心です。一般的に利用出来るサーバーの種類には以下の種類があります。不動産にたとえて考えてもらうと分かりやすいかと思います。
共有サーバーとVPSサーバーあたりが分かりにくいと思いますが、VPSサーバーは分譲なので賃貸と違って自由に自分流のカスタマイズが出来るというイメージです。お値段的に使用率が高い、共有サーバー・VPSサーバー・クラウドサーバーを軸にメリット・デメリットを以下で比較します。
小規模なサイト制作では、共有サーバーを使用するケースも多いです。
共有サーバー例
共有サーバーのメリット
共有サーバーのデメリット
基本的には、共有サーバーで問題ないと思います。ですが、少しでも表示速度を早く!と考えると自由にサーバー設定出来ず、サイトの負荷によってスケールアウトしづらい共有サーバーでは不安が残ります。
実際に最近では、vpsやawsなどのクラウドサーバーも使用するケースも増えてきました。
VPSサーバーとクラウドサーバーについては、全然違うといえば違いますが、共通する部分も多々あります。クラウドサーバーは、VPSサーバーをより自由にした代わりにコストが少し高くなった物と、ここでは考えて下さい。
VPSサーバー例
VPS・クラウドサーバーのメリット
VPS・クラウドサーバーのデメリット
簡単にいうとサーバー設定を変えるだけでサイト全体のパフォーマンスはあがる可能性があり、そのサーバー設定は、共有サーバーでは出来ない事が多いという事です。サイト制作にあたり専門知識のある担当さんがいる場合は、共有サーバー以外の選択を候補に入れるのもアリかもしれません。
サーバー関係はややこしい専門用語や説明文章が多く、考える事が嫌になってしまいがちですが、これから作ろうというサイトの為なのでちょっとだけ頑張って慎重に選択したいところです。
WordPressでサイト運営をするという事だけを考えた場合、基本的に共有サーバーで問題ありません。ですが、サーバーの設定にこだわる事で少しでも表示速度を早くしたいという場合、自由にサーバー設定出来ないので対応出来ませんのでVPSサーバー・クラウドサーバーが必要です。
また、サイトの負荷がどんどん高くなる可能性が高い場合は、クラウドサーバーの出番です。クラウドサーバーは宇宙コロニーなので、どんどん数を増やして大きなトラフィックをガンガン捌くという手法がとても簡単に出来ます。
上記をふまえた上で、一般的な目線でサーバーを選ぶと以下のような感じです。
WordPressは、PHPで作られたCMSで、Webサーバー上で動作します。PHP・Webサーバーにも種類やバージョンがあり、それらの組み合わせでサイトのパフォーマンスは変わります。次はPHPとWebサーバーで表示速度向上のための選択肢を考えます。
PHPとは、プログラミング言語です。主な使用用途は、ウェブアプリケーションです。
ウェブアプリケーションとは、動的なサイトです。動的なサイトとは、ユーザーが入力した内容や選択内容に合わせて表示する内容が変わったり、サーバーが処理する内容が変わるサイトです。ブログやお問い合わせフォームといったサイトをイメージしてもらえると分かりやすいかもしれません。
プログラミング言語には、PHP以外にも沢山の種類があるのですが、ワードプレスはPHPで作成されているのでPHPが必要なんだと簡単に考えて下さい。
PHPには、バージョンがあります。私がPHPを使ってプログラムを書き始めた頃は、PHP4.xでした。細かく言えばいろいろ違いますが、実際に作る人以外は気にしなくても困る事は少ないです。気にした方が良いのは、整数値の部分です。整数値の部分が変わると大きく変わります。
PHPのバージョンは「4 → 5 → 7」と変化してきました。5の次が7になっていますが間違っていません。6はいろいろな大人の事情でなくなったバージョンとなります。
そういう訳で今現在は、5 → 7への移行期となります。PHP7がリリースされたのは、2015年の12月となり、今でちょうど1年半くらいです。そろそろ移行する人も増えてきた頃合いでしょうか。
PHP7になったらどう違うの?という点についてですが、単純に以下のように考えて下さい。
「スゴイ早くなった」
細かくいうと沢山あるのですが、分かりやすい点や一般的なサイトに影響がある点でいうと上記が一番だと個人的に思います。PHP7にしない理由がないですよね。
PHP7のメリット
PHP7のデメリット
目立ったデメリットがない事も魅力的です。テスト環境などでバージョンアップしてみて、問題なければ積極的に使用していきたいです。
サーバーとWebサーバーの違いは、PC本体とWindowsやMacなどのOSと考えてもらうと分かりやすいです。
共用サーバーやVPSサーバーなどは筐体で、実際には、その中にWindowsやMacといったOSを入れる事によってサーバーとして動きます。Webサーバーは、そのOSの中で動くExcelやWordといったアプリケーションの1つです。
上記のような人を身近で見た事がないでしょうか?問題は一切ありませんが、表はExcelで作った方が良いし、文章はWordで作った方が良いと思いませんか?
Webサーバーも同じで、有名なソフトがいくかありますが、それぞれ得意・不得意があります。私自身も、ついついなんでも出来るExcel的なWebサーバーを使ってしまいますが、今回はWord的なWebサーバーを使おうという提案です。
Webサーバーには、沢山の種類がありますがWindowsサーバーでない限り、大体のWebサーバーはApacheで動いている事がほとんどでした。しかし、サイトの表示速度向上や負荷対策などの目的でNginxというWebサーバーを選択する事例も増えてきました。
Nginxのメリット
Nginxのデメリット
サイト特有の様々な条件が絡むので、絶対にApacheより早くなるとは断言できませんが、実体験ベースではNginxでWebサーバーを組むと早くなるケースが多かったですね。NginxはWordのように、得意な事がシンプルで分かりやすいイメージです。
サイトが安定して動く事が大前提になるので、ついつい過去に導入事例がある選択を行ってしまいがちですが、これから立ち上げるサイトであれば新しい試みをするのも良いかもしれません。ただし、テストはきっちりした方が良いです。
個人的にはNginxが最近のオススメです。もちろん安定して動く事が大前提ですし、パフォーマンス向上自体もサイトによりケースバイケースですので絶対とはいえません。が、夢があるというイメージです。
お近くに詳しい人がいる場合は、実際にベンチなどをとって比較してもらってもいいかもしれません。
サーバーの足回りを早くするだけでなく、WordPressにも最低限出来る事はしておきましょう。WordPressの設定で最低限しておきたいのは、以下3点です。
制作時に試しに入れたまま無効にし忘れているプラグインがないかチェックしましょう。
ワードプレスには沢山のプラグインが用意されています。キャッシュ系プラグインでも有名な物が沢山ありますので用途に合わせて導入しておきたいところです。
使用するJPEG画像の圧縮やCDNの利用をしましょう。
あとから変更しやすい物は、後回しにしても良いと思います。あとから変更する時に手間がかかりそうな項目だけでも対策しておきましょう。
「自由にサーバー設定が出来るサーバー」 + 「PHP7・Nginx」 + 「ワードプレス設定の見直し」
上記で、激速のWordPressサイト構築に近づけると思います。サイト構成によりボトルネックになる箇所がバラバラですので断言出来ませんが、選択肢の1つとして是非覚えておいていただきたいです。
他には、KUSANAGIというWordPressを超高速で動かすプロダクトが有名です。導入には、専門知識が必要な上に使用するサーバー会社も限定されますが、条件が飲める場合には最適解かもしれません。