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【調査】SEO担当者の6割が「Webメディア」で情報収集、参考にしているメディアは?|情報過多時代の“学び方”を調査

2025/06/13

デジタル領域全般のマーケティング支援を行い、各種Webマーケティングの基本から詳しいノウハウを発信するメディア「PINTO!」を運営する株式会社PLAN-B(東京都品川区、代表取締役:鳥居本 真徳)は、SEOに関する学習方法や参考にしているメディアなどの傾向を把握するため、SEO担当者150名を対象とした「SEO担当者の学習傾向に関する調査」を実施いたしました。

調査背景

アルゴリズムの進化や生成AIの普及により、SEOに関する情報は日々アップデートされており、担当者に求められる知識やスキルも急速に多様化しています。さらに、SEOの知見を得る手段も書籍やWebメディアにとどまらず、SNS、動画コンテンツ、ポッドキャストなど多岐にわたり、さまざまな発信者による膨大な情報があふれています。

 

こうした状況の中で、SEO担当者は常に幅広い情報をキャッチアップし、継続的に知識をアップデートし続けることが求められます。しかしその一方で、「必要な情報を取捨選択することが難しい」という課題も多く聞かれるようになりました。

 

そこで当社では、現場のSEO担当者がどのように情報を収集し、学習しているのか、その傾向を明らかにすべく「SEOの学習傾向調査」を実施いたしました。

調査概要

SEO担当者の学習傾向に関する調査

調査期間:2025年5月20日

調査対象:SEOに関係する業務に携わっている、または今後携わる予定で情報収集中の担当者

有効回答数:150名

調査方法:「Freeasy」によるインターネット調査

 

<調査結果の引用・転載時のお願い>

本記事の調査結果や画像を引用する場合は、「株式会社PLAN-B」の名前を明記のうえ、引用元として以下のリンク設置をお願いいたします。

https://www.plan-b.co.jp/blog/seo/57421/

回答者の基本情報SEO調査対象者基本情報_PLAN-B

SEO対策サイトと目的

まずは基本的なSEOの取り組み内容を明らかにするため、「Q1. 自社でSEO対策をしているサイト・またはこれからSEO対策を実施予定のサイトの種類を教えてください。(複数回答可)」と質問したところ、「コーポレートサイト」が一番多く64.7%、次いで「ECサイト(自社運営)」が52.7%「オウンドメディア/ブログ」が41.3%という結果になりました。

Q1. 自社でSEO対策をしているサイト・またはこれからSEO対策を実施予定のサイトの種類を教えてください。(複数回答可)PLAN-B調査次に「Q2. 自社サイトの主な運用目的は何ですか?(複数回答可)」と質問したところ、「問い合わせ・資料請求の獲得」が最多で65.3%、次いで「企業ブランディング・信頼性向上」が59.3%「商品・サービスの販売」が54.0%でした。

 

この結果から、SEOは実務的なリード獲得手段として活用されているだけでなく、信頼構築や売上への貢献といった役割も担う、多目的なマーケティング施策として位置づけられていることが明らかになりました。

Q2. 自社サイトの主な運用目的は何ですか?(複数回答可)PLAN-B調査

調査結果

■ SEO担当者はどこから学ぶ?主要な情報源と人気メディアを調査

「Q3. SEOに関する情報をどのように収集していますか?(複数回答可)」という質問では、TOP5は以下のような結果になりました。

1位:「Webメディア」66.7 %

2位:「SNS」47.3%

3位:「動画(YouTubeなど)」40.7%

4位:「オンラインセミナー・ウェビナー」40.0%

5位:「書籍(紙の本・電子書籍)」37.3%

 

この結果からは、SEO担当者はリアルタイム性・視覚性・専門性といった異なる特性を補完し合いながら、多様なチャネルを横断して情報収集していることがわかります。Q3. SEOに関する情報をどのように収集していますか?(複数回答可)PLAN-B調査

「Q4. 下記のうち、よく参考にしているWebメディアを教えてください。(複数回答可)」という質問では、「Google公式ブログ(Google 検索セントラル)」が86.0%と圧倒的に多く、次いで「Search Engine Journal」(42.0%)「Moz Blog」(37.0%)などの海外メディアが上位を占め、「海外SEO情報ブログ」(37.0%)「SEOラボ」(37.0%)「PINTO!」(28.0%)などの国内メディアがそれに続く結果となりました。

■ SEO学習の理想形は“レベル別 × 実践性 × 効率性”

「Q5. SEOに関する情報収集で、課題に感じていることがあれば教えてください。(複数選択可)」という質問では、「情報の量が多すぎて取捨選択が難しい」が52.0%と最多で、続いて「自分の業種・レベルに合った情報が見つかりにくい」(46.0%)「信頼できる情報かどうか判断がつかない」(37.7%)といった声も多く挙がりました。

 

情報の多様化が進む一方で、SEO担当者は「何を信頼し、活用すべきか」という判断に苦慮している実態が浮き彫りになりました。今後は、情報の信頼性や有効性を担保したキュレーションや、読者・視聴者に応じてパーソナライズされた情報提供の必要性が高まると考えられます。

Q5. SEOに関する情報収集で、課題に感じていることがあれば教えてください。(複数選択可)PLAN-B調査

次に「Q6. SEOに関する情報のうち、特に知りたい・強化したい分野は何ですか?(複数選択可)」という質問では「検索意図の理解/キーワード選定」が48.7%と一番多く、「コンテンツ制作(記事の書き方・構成)」が43.3%「構造化データやスキーママークアップ」が41.3% と続きました。

 

検索ニーズに合致した戦略設計や、上位表示を狙うための技術的・編集的な知識が依然として重視されていることがわかります。中でも「検索意図」や「構造化データ」といったトピックは、アルゴリズムの進化により精度が求められており、実践的なノウハウへの関心が高いといえるでしょう。

Q6. SEOに関する情報のうち、特に知りたい・強化したい分野は何ですか?(複数選択可)PLAN-B調査また、 「Q7. SEOに関する学習方法として、どんな形式のコンテンツが好ましいですか?(複数選択可)」という質問では、「図解やスライド資料」(58.7%)「記事コンテンツ」(58.0%)をわずかながら上回りました。 次いで、「動画」(44.0%)「ワークショップ・実践型イベント」(42.7%)が続きました。

 

この結果から、単なる文章だけでなく「視覚的に理解できる形式」や「体験・実践を伴う形式」へのニーズも高まっていることがわかります。学習スタイルの多様化が進んでおり、SEOに関する知識提供においても“テキスト一辺倒”ではなく、視覚・体験・双方向性を重視した設計が重要になると考えます。Q7. SEOに関する学習方法として、どんな形式のコンテンツが好ましいですか?(複数選択可)PLAN-B調査

総括

本調査では、 情報収集の手段については「Webメディア」(66.7%)や「SNS」(47.3%)「動画」(40.7%)など多様なチャネルが活用されており、参考にされているメディアとしては信頼性の高い一次情報源として「Google公式ブログ」(86.0%)が圧倒的な支持を集めていることがわかりました。

 

情報収集における課題としては、「情報量が多すぎて選別が難しい」(52.0%)「自分に合った情報が見つからない」(46.0%)が多く挙げられており、自社の業種やレベル別に情報の最適化が求められている実態も浮き彫りになりました。

 

さらに、好まれる学習形式としては「記事コンテンツ」(58.0%)に加えて、「図解・スライド」(58.7%)、「動画」(44.0%)、「ワークショップ」(42.7%)などが高評価を得ており、理解効率や体験性を重視したコンテンツ設計が重要であることがわかります。

 

これらの結果から、今後のSEO教育や情報提供では、実践的かつ信頼性の高い情報をスキルレベルやニーズに応じてわかりやすく提供することが、学習の質を高め、業務成果につなげるうえでより一層求められるでしょう。

 

<監修者>

株式会社PLAN-B_松本健吾

株式会社PLAN-B
ビジネスディベロップメント部 プロダクトマーケティングマネージャー
松本 健吾

京都大学卒。2020年に株式会社PLAN-Bに入社。SEOコンサルティングやネット広告運用などのWebマーケティング支援に従事したのち、オウンドメディア「PINTO!」の編集長を務める。現在はSEOツール「SEARCH WRITE」のプロダクトマーケティングマネージャーを務める。自社ツール活用やSEOの深い知見を活かし、獲得リード数を3倍以上に伸ばした実績を持つ。

「PINTO!」について

PINTO!(ピント)は月間20万人以上のマーケターが訪れるWebマーケティング専門メディアです。

 

SEO、Web広告、インフルエンサーマーケティングなど各種Webマーケティングの基本から詳しいノウハウ、最新情報まで幅広くコンテンツを発信しています。

初心者から上級者まで日々業務の中でマーケターがぶつかる課題を解決できるような「ピンとくる」情報を発信し、日本のWebマーケティングの水準を引き上げていくことを目指しております。

URL:https://www.plan-b.co.jp/blog/

株式会社PLAN-Bについて

PLAN-Bグループは『世界中の人々に「!(驚き)」と「♡(感動)」を』を経営理念とし、デジタルマーケティング事業やマーケティングDX事業を中心に、顧客志向と技術力を強みにお客様の事業成長に貢献するデジタルマーケティングエージェンシーです。

あらゆるマーケティング課題を解決するパートナーとして数多くの支援実績を持ち、 SEO、SNSマーケティング、広告・プロモーションなどのコンサルティングをはじめ、SEOツール『SEARCH WRITE』やSNS/インフルエンサーマーケティングプラットフォーム『Cast Me!』などのマーケティングDXツールを提供しています。

 

【会社概要】

会社名   :株式会社PLAN-B

事業内容  :デジタルマーケティング事業・マーケティングDX事業・ASP事業・メディア事業・人材事業

大阪本社  :大阪市西区新町 1-28-3 四ツ橋グランスクエア 6階

東京本社  :東京都品川区東五反田2-5-9 CIRCLES with 島津山 3階

代表者   :代表取締役 鳥居本 真徳

設立    :2003年10月22日

ホームページ:https://www.plan-b.co.jp

 

【運営メディア】

・SEO、インターネット広告、Web改善など最新のデジタルマーケティング情報メディア「PINTO!

→SEOの基礎を学ぶ方へおすすめの記事「SEO対策とは?SEOで上位表示する効果的な施策と事例

・YouTube「PLAN-Bチャンネル

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