【5分でわかる】GTM(Googleタグマネージャー)の設定方法
インターネット広告
2024.11.28
更新日:2024.11.28
公開日:2024.10.15
株式会社ドウシシャは、生活関連商品の企画・開発・販売を行う「メーカー機能」と 「商社機能」の2つの軸を持ち、お客様の豊かな暮らしづくりに貢献する企業です。
ホームページのトップにも掲載されているキャッチコピー「あっ、ここにもドウシシャ!」という言葉には、“いつも生活の一部にある存在でありたい”という想いが込められています。
引用: 株式会社ドウシシャ (doshisha.co.jp)
数ある商品の中でも、“ツルすべ”がずっと続く独自の構造が特徴のフライパン「evercook」シリーズやかき氷器のラインナップで「電動ふわふわとろ雪かき氷器」 が定番人気となっている。
今回のインタビューでは、インフルエンサーマーケティングプラットフォーム「Cast Me!」を導入いただいた背景や導入後のSNSマーケティングにおける成果について、株式会社ドウシシャの指田様にお話を伺いました。
―はじめに、なぜSNSに注力しようと思われたのですか。
指田様:私が所属する販促・マーケティングチームでは、主にブランディングや認知獲得を目的とした施策を企画・実行しています。
現在はECなど直販(BtoC)の需要が高まっているので、いかに多くの消費者に認知してもらえるか、またその先の“ファン”になってもらえるかにフォーカスした施策を練っています。
今まで弊社は、 総合スーパーやホームセンターなど法人の得意先様への販売(BtoB)が主流でした。しかしその一方で、消費者に満足いただき、 ファンを作っていかないと商品が世の中に広まっていかないと感じていました。
そこで、消費者とのコミュニケーションツールとしてSNSが最適な選択肢だと考えたのです。
SNS上のコミュニケーションでは、商品に関するよい評価の口コミはもちろん、「どうやって使えばいいかわからない」「使ってみたけど合わなかった」などの声も大事だと思っています。そういったリアルな声を次の商品開発に活かしながら、より多くのファン獲得につなげたいと考えています。
株式会社ドウシシャ 指田様
―ファンを獲得するにあたって、課題とされていたことはありますか?
指田様:将来的には自社のSNSアカウントを多くの方々に見てもらい、そこからファンを獲得できる状態を目標としつつ、現段階ではインフルエンサーの発信力を借りた商品認知獲得の取り組みにも注力しています。
今までは、知名度のある方をインフルエンサーとして起用できるサービスやリストの中から選定するツールなど、いくつかのインフルエンサーマーケティングツールを活用してみたのですが、どれも施策の結果が可視化できず、正直なところ効果を実感できずにいました。
インフルエンサーの選定は本当にこれが最善なのか、その投稿が果たしてどれだけの成果を生んでいるのかがわからず、その不透明な部分を可視化できるツールはないかと探していました。
―Cast Me!を選んでいただいた決め手は何だったのでしょうか?
指田様:Cast Me!を知ったのは、展示会を見に行ったメンバーから 「すごく面白そうなサービスがあったよ」と紹介されたことがきっかけでした。
その時に私たちが探していたサービスが、「施策の結果に透明性があり、PDCAを繰り返しながら運用ができるもの」。一回投稿して終わりではなく、その結果から次の対策を考え、最適なコスト配分ができる状態を理想としてツールやプラットフォームを探していました。
インフルエンサーマーケティングの成果は、媒体のアルゴリズム、クリエイティブの内容、トレンドや商品力など様々な要素が複合的に影響するため、正確な測定は難しいということは理解しています。
しかし、可能な限り定量的な情報をもとに分析できるサービスを探していて、そこに合致していたことがCast Me!導入の決め手となりました。
―Cast Me!を活用してみた所感をお伺いできますか?
指田様:やはり結果が明確なところが一番いいなと思っています。
インフルエンサー選定の際にはリーチ数やエンゲージメント率など、過去の投稿データが確認できるため非常にわかりやすいです。透明性のあるデータをもとに自分たちで責任を持って選定ができるところが他のツールにはない良さですね。
また、数値で成果報告を出していただけるところも施策の改善がしやすく助かっています。良くも悪くも数値として可視化されるので、良かったときはその条件を再現することができますし、悪かったときは何が原因かを分析ができるので、その情報が再現性のある施策の検討へと役立てられています。
―PDCAを繰り返しながら運用できるツールを探していたとのことですが、インフルエンサーマーケティングにおけるPDCAの有用性についてはどのように感じられていますか?
指田様:インフルエンサーマーケティングは、一度成功したからといってもう一度同じやり方が通用するかといえばそうではないと思っています。
しかし、成果が必ず出るかわからない中でも極力再現性を高めていくことは可能だと思っていて、データをもとに良かったポイントを分析してノウハウを蓄積し、今後に活かすという流れを作ることができれば成功確率を上げていけると考えています。
その確率を上げていくために注力すべきはアルゴリズムに沿ったやり方なのか、インフルエンサーと商品の相性なのか、状況によっても変わると思いますが、PDCAを何度も繰り返していくことで成果につながることを実感しています。
―Cast Me!ではどのような取り組みを実施されましたか?
指田様:最初は、どれが成果につながる良いクリエイティブかという判断軸が持てるように、とにかくたくさんのインフルエンサーに様々な商品を投稿してもらいました。
その際にはただ闇雲にやるのではなく、CS(カスタマーサクセス)の川上さんに効果の出やすい方法やインフルエンサーの傾向など、たくさんのアドバイスをいただきながら進めることができありがたかったです。
その後、徐々に投稿の反応の傾向が把握できるようになり、結果が出るインフルエンサーと傾向が似ている方をたくさん採用して成功確率を高めていきました。
Cast Me!インフルエンサー評価確認画面
また、成果が上がるとともに社内からも徐々に理解を得られ、新たな挑戦もできるようになってきて、セールと連動した施策や固定報酬つきキャンペーンなどいろいろと試しながら再現性の高い施策へとブラッシュアップしていきました。
―導入してからどんな成果がありましたか?
指田様:最近では、あるインフルエンサーが投稿した動画が300万回以上再生されたことがありました。自社コンテンツで魅力を伝えきれていなかった商品をインフルエンサーに紹介してもらったところ、再生回数が大きく伸びたと同時に売り上げにも大きく影響しました。
最初は売上が急激に伸びた要因がこの動画によるものだとは思わず、「プレスリリースも出していないし、テレビで紹介もされていないのになんでだろう…」と(笑)。投稿されたタイミングとアクセス経路を調べてみたところ、そのインフルエンサーがバズらせてくれたものだと判明しました。
社内でも「インフルエンサーマーケティングをもっと活用していこう」という認識が強まった印象的な出来事でした。
―その他、成果が実感できた事例はありましたか?
指田様:その他も多くの商品でトライしましたが、逆に失敗したものがないのではないかというくらい、採用した方のうち必ず1人以上は大きな成果が出ています。
白湯専科マグカップやevercook(エバークック)は定番で長くインフルエンサー施策を行っていますが、この取り組みによってファンになってくれる方も増えてきていると実感しています。
中でも、白湯専科マグカップに関してはSNSだけを使って認知と売上を伸ばすことができた好例です。
Xでのキャンペーンなど複合的な要素が絡み合っての成功だとは思いますが、 投稿を出せば売れるという状況で、インフルエンサーも売上に大きく貢献していただきました。
白湯専科マグカップ…沸騰させた熱いお湯の温度を短時間で飲みやすくし、温度を約1時間キープする白湯専用のマグカップ
また、インフルエンサーとのやり取りの中では「この商品、買ったことあります!」とチャットで言っていただいたり、他の投稿の中にもドウシシャの製品が紛れ込んでいるのを発見したりすることがあり、嬉しく感じています。
こちらが依頼したものではない商品を気に入って自発的に投稿してくださることもあり、アンバサダーのような方が生まれてきていることもすごく嬉しいですね。
そのような方たちに弊社からDMで商品の感想をお伺いすることも多く、理想としていた消費者との双方向のコミュニケーションの形を実現できつつあります。
―Cast Me!インフルエンサーのクリエイティブについての所感はいかがでしょうか?
指田様:最近、Instagramでは静止画よりもリールの反響が良いのでリール用の動画制作をよく依頼するのですが、1秒ごとにシーンを変える、テロップを入れるなどInstagramならではの動画の作り方を理解していらっしゃる方も多く、そういった方の投稿は伸びやすいと実感しています。
選定に関しては最終的には商品との相性が重要で、自分の経験からくる肌感と、あとはCS川上さんからインフルエンサーと商品のマッチングについてのアドバイスもいただきながら、成功確率を高めていきました。
弊社としては商品企画メンバーの強いこだわりや訴求したいポイントを反映させたクリエイティブにしたいと思っているため、時には修正指示をさせていただくこともあります。
クリエイティブのディレクションはそもそも他のサービスではできないことが多く諦めていたのですが、Cast Me!ではクリエイティブに対して私たちが主体的にハンドリングできるところが大きなメリットだと感じています。
―Cast Me!のCSのサポートについてはいかがですか?
指田様:非常に満足しています。
スタート当初は何が良くて何が悪いかがわからない状態だったので、クリエイティブの内容からインフルエンサーにどういう指示をしたら良くなるかということまで、たくさん相談させていただきました。
その中で、「この商品にはこのようなクリエイティブが合いますよ」などと明確なアドバイスをいただけることがすごく助かっています。「どの方もいいですよ」という曖昧な言葉ではなく、はっきりと言っていただくことで選択肢が狭められますし、私自身にもノウハウが身に付いてきていると実感しています。
いろいろなツールを経験した中でも、Cast Me!はCSのサポートが手厚くありがたいですね。
―Cast Me!はどんな方にオススメしたいですか?
指田様:SNSやインフルエンサーの施策についてどうすればいいか迷われている方、どのような方にお願いすればいいかわからない方にぜひ使っていただきたいと思っています。
私もはじめは右も左もわからない中でしたが、一番効果的なパフォーマンスの出し方をご提案いただき、成果につなげることができました。
インハウスツールなので自分で手を動かさなければいけないところはもちろんあるのですが、それが自社や自分自身のSNSマーケティングのスキルアップにもつながると思っています。
今後はインフルエンサーによる認知獲得や購入促進だけでなく、自社SNSアカウントも成長させていきたいと考えているので、そこに対する施策のご提案にも期待しています!
―本日は貴重なお話をありがとうございました!
Cast Me! には豊富な実績とSNSの専門的なノウハウを持つコンサルが在籍しており、様々な課題に対しご支援が可能です。是非お気軽にご相談ください!