Instagramの目指しているプラットフォームのあり方
インフルエンサーマーケティング
2023.10.06
更新日:2022.12.23
公開日:2020.09.30
皆さんのInstagram施策において数多くの手法があり、フィード投稿、ストーリーズ投稿、ハイライト設置、IGTV、最近できた新機能「リール」。どの選択肢を選べばいいか迷っていると思っています。
その中で弊社実績を用いて、ストーリーズ投稿、フィード投稿において「静止画」と「動画」の違いに関して一つ一つ説明させていただければと思います。
SNSのアップデートはかなりのスピードなので、最新事例と合わせてお伝えしていけたらと考えています。
そもそも論になってしまうのですが、SNSマーケティングにおいて最新事例を知っていることの重要性は、更新頻度にあります。
Googleのアルゴリズムのアップデートと頻度を比較しても、 4倍ほど違います。(googleは、1年に平均1度、Instagramは、3ヶ月に平均1度)
アップデートの方向性は、謙虚に動画ファーストに変わっているInstagramでは、ストーリーズ投稿、フィード投稿における影響度の違いは把握していなければいけません。
・ある美容品のインフルエンサー施策での結果
投稿形式:フィード投稿
比較ポイント:フィード投稿における「静止画」と「動画」の違い
指標:フィード投稿のいいね率
結果:1枚目に動画をおいた方が投稿エンゲージメントの下がり幅が小さい結果となった。ただ、これに関して母数が少なく一概に動画>静止画と結論づけることは難しい。
要因:1枚目に動画をおいた方が投稿エンゲージメントの下がり幅が小さいことを踏まえると、動画の方が投稿をみて、ポジティブアクションを起こす可能性が高いことがあげられる。この背景は、実際に動画の方が、情報量が多く商品理解が早いということもあげられる。
余談なのですが、動画コンテンツと、通常の記事から得られる情報量が5,000倍違うと言われています。
投稿コンテンツ | 普段の投稿 のいいね率 | 本施策の投稿のいいね率 | 普段と本施策の差 |
1枚目に静止画 | 2.49% | 1.14% | -1.35% |
1枚目に動画 | 2.89% | 0.94% | -1.95% |
1枚目に動画 | 4.22% | 2.21% | -2.01% |
1枚目に動画 | 3.04% | 0.85% | -2.19% |
1枚目に静止画 | 4.11% | 1.50% | -2.61% |
1枚目に静止画 | 4.86% | 1.86% | -3.00% |
・ある日用品のインフルエンサー施策での結果
※下記施策のインフルエンサーは、合計、フォロワー数、平均いいね率がほとんど同じ条件下での比較になります。フォロワー数は100人の違い、平均いいね率は0.2%の違いです。
投稿形式:ストーリーズ投稿
比較ポイント:ストーリーズ投稿における「静止画」と「動画」の違い
指標:ストーリーズ投稿のインプレション率、リーチ率
結果:静止画の方がインプレション率、リーチ率共に高い結果になった。
要因:本来なら、動画ファーストになっているInstagramでは、動画の方がインプレション、リーチ率が高いというまとめをしたかったのですが、今回はそうはなりませんでした。この要因として、考えられるのが、
ストーリーズ投稿の「顔出し」、「ジャンル」、「上位表示」、「インフルエンサーのポテンシャル」、「リンク先への誘導文言」 が要素としてあげられるかと思います。今回、指標として、インプレション率、リーチ率が注目するべき点であり、
これらは、インフルエンサーのポテンシャルに大きく左右されます。 ただ、今回に関しては、静止画の方が、結果はでています。
投稿コンテンツ | インプレション率 | リーチ率 |
動画 | 4.70% | 4.17% |
動画 | 20.41% | 16.71% |
動画 | 0.99% | 0.89% |
動画 | 7.86% | 7.02% |
静止画 | 9.17% | 7.84% |
静止画 | 73.31% | 56.76% |
静止画 | 34.46% | 31.03% |
静止画 | 26.90% | 20.60% |
静止画 | 24.43% | 21.60% |
いかがだったでしょうか。
このようにフィード投稿、ストーリーズ投稿の中でも「静止画」と「動画」の違いはあります。
動画ファーストになっているが、成果と直接に結びつくかというとまだそうとは言えません。
仮説を作りながら施策を行いインフルエンサーマーケティング施策のPDCAを回すことによってより成果の出るように施策を行うことが大切です。