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Interview

“ある存在”を創生するために。
テクノロジー×ホスピタリティで新しい当たり前をつくる

2005年、ビッグデータ系の法人を設立、代表取締役に就任。2016年にはMicrosoft MVP for DataPlatformを受賞。翌年、Microsoft MVP for AI 受賞。
2017年に中途採用でPLAN-Bに入社し、現在はJuicer事業部でJuicerが持つデータに価値を与える仕事に従事。

2017年 中途入社

得上 竜一

Juicer事業部

技術統括

入社から現在までの経歴

  • 2015年Juicerインフラ構築業務委託
  • 2016年Juicer事業部とのコンサルティング契約
  • 2017年入社 Juicer事業部

まだ世に存在しない“存在”を生み出すために

ーこれまで得上さんが追い求めてきたものについて教えてください。

私は10年以上、ある存在を生み出そうとしてきました。
インターネットの情報を集めて、それを知識や経験とし、まるで小説の主人公のように表情豊かに人と接し、言葉を発し、ときには話を聞いてくれる“存在”――AIという表現もできるかもしれません。
そんな“ある存在”の創生のために私が着目したのは、インターネット上にある膨大な情報です。情報を集めてひとつにまとめることで、ある存在の基礎となる“人間の脳のようなもの”を作れるのではないかと考え、2005年からインターネットの情報を集めるビジネスをしていました。そんな私はあるとき、ふいに、こんな一文に遭遇します。

“学習の早い段階で、「学習することについて学習する」"

これは、AIの父と呼ばれるマーヴィン・ミンスキー博士の書籍「The Emotion Machine」の“天才と呼ばれる人間の学習プロセス”に関する考察の中で出てくる言葉です。この一文は、まだ見ぬ”ある存在“を追い求めていた私の頭に突き刺さりました。インターネットの情報を集めるだけでは、自分が生み出したい存在にはたどり着けない。このとき、人間がどのようにして世界を学習しているのかを知らないと、その“存在”は完成しないということに気付かされたんです。

Juicerのデータがあれば、
夢に一歩近づく

ーその“存在”を追い求めている得上さんが、どうしてPLAN-Bに来たのでしょうか?

今や世界中の人々が、インターネットで調べるのが当たり前のようになっています。ネットには人が何かを調べたり、学んだりしたデータが蓄積しているので、「人の学習プロセス」を知るのに最適の世界なのです。中でもPLAN-Bが開発する「Juicer」は、人の学習プロセスを覗き見て学ぶことができる、新しい発想のサービスで、「学習プロセスや行動データ」を求めていた私にとって、とても魅力的でした。
Juicerは、無料で提供しているということもあり、さまざまなサイトに導入していただいています。導入していただいているサイトからは、日々たくさんのユーザの行動(学習)のログが送信されてきます。大きなサイトから小さなサイトまで、まるでインターネット上のサイトから無作為に人の行動をサンプリングしたような状態ができています。
Juicerで全世界が分かるとまでは言えませんが、私が考える“ある存在”に近い、ある人と同じ価値観を持つ個性くらいは作れるのではないかと考えています。
「今日のこの服どう思う?」って聞いたら「ここがダサい」「ここがかっこいい」くらいのことは言えるんじゃないかと思うんです。ダサいとかかっこいいってものすごく主観によるところがあると思うのですが、それをAIで実現できたらすてきですよね。

データを活用し、インターネット上での“おもてなし”を実現させる

ーJuicerのデータを読み解くことで、どのようなことが可能になるのでしょうか?

想像してみてください。あなたはコンビニの店員さんだとします。あるとき、お客さんがやってきました。白髪の人です。
「あ、この人は○○歳位だな。」そんなことを無意識に考えていると思います。
人間の脳は本能で「痛みを避ける」「快楽を得る」を求めるようにできているので、相手によって対応を変える必要があります。そのために目の前の出来事についてアレコレ推測して、自分の行動を取捨選択しているのです。日本人の"おもてなし"は相手に快楽を与えることで、自分も快楽を得るというすてきな文化です。
しかし、"おもてなし"は、現時点のインターネット上ではできません。人間の五感には何も伝わってこないので判断することができないからです。
しかし、インターネットに残ったデータを使えば、対面しているときと同じように、その人のことを知ることができるはずです。現状のインターネットサービスは、人間が何かを入力したらそれに合った答えを出してくれるという、一方的なものです。しかし、Juicerに蓄積された「人の学習プロセスや行動データ」を使えば、システムがその人を認識し、インターネット上でおもてなしのようなサービスを提供できるのではないかと考えています。

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